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GRⅢxに裏切られた

こんにちは、「世界の日常」をテーマに個展開催と写真集発売が目標の藤澤です。世界中でストリートスナップを探求し、Threadsではカメラや写真について日々の気付きを発信、インスタに今までの作品載せてます!

GRⅢxを手にして


GRⅢを使い続けて約一年。28mmの魅力と難しさに取り憑かれGRⅢから離れられない、ある意味沼を脱却しこのカメラで最高の写真を撮ってやろうと覚悟が決まってきた頃です。しかしGRⅢ(以下3)を使い続ける過程でどうしても心に引っ掛かるものがあった。それはGRⅢxの存在(以下3x)。念のため違いを説明しておくと3xは40mmという画角のGR。

GRと言えば28mm。初代GR1が発売された1996年(私と同い年)のこのカメラは代々28mmと、この一目で分かる見た目を受け継いできた。コンバーターで21mmにもできるが基本は28mm。そんな中3xは40mmという画角で登場し一世を風靡した。そして未だに根強い人気を誇っている。

話は戻って今年9月、割高ではあったが抽選を待っている余裕はないのですぐに入手できる方法で3xを購入した。結論から言うと非常に良い。言わずもがなGR品質は受け継がれている。相変わらずAF性能はあって無いようなものだがそこはご愛嬌。

ここで少し作例を。近くの森林公園に行って試し撮りをしてきた。

28mmとは違ったボケ感
主題によりフォーカスできる
物撮りやポートレートもいける

このような感じで40mmの特性を活かして日の丸構図で主題によりフォーカスして撮ることを意識してみた。他にも28mmよりもボケる40mmの特徴も試してみた。これは3と3xで表現に違いをつけられる1つの大きなポイントではないだろうか。

いかがでしょうか。使用感もやはりスピーディーで持ち運びも便利で流石はGR。作品もRAWで撮ってレタッチで暗部をしめてコントラストをつけつつローキーに仕上げているが、これだけ暗部の階調が広く余裕をもってレタッチできる素晴らしいカメラだ。

何か違う気がしてしまう


だかしかし!ここでタイトル回収、「どっちか一台を持ち歩くなら絶対に3xだ!」となるような決定的な理由があるだろうか?少なくとも私には見つからない。なぜならそれは私の3の使い方にある。

基本的に私はストリートスナップをしていて日常の流れや街の雰囲気を捉えていくのが好きである。故にカメラの設定は

・MモードでF11
・ISO Auto、
・SSは状況に応じて
・MFでピント位置∞

このようになっている。APS-Cで28mmなら手前から奥まで大体ピントがあっているパンフォーカスを作ることができる。それであればAFを使わなくてもシャッターを切ることができるから、AF合わずにシャッターチャンスを逃すことが無くなる。ましてやGRのAFは前途の通りあって無いようなもの。

これが40mmだとどうなるか。同じ設定でも28mmより被写界深度が浅くなってしまうのです。使えなくはないしAFでTvモードで背面モニターをタッチして使えば良いのだが、使用感としては3の方が個人的には勝ってしまう。それに2台持ち歩いてどっちで撮ろうかその都度迷いたくもない。単焦点一台で撮りきる方が写真に迷いがない。

これらを踏まえて個人的には3を使うことが多くなってしまっている。今は買ったばかりだから1日づつ交互に使っているが、2台持っている方の意見をぜひ聞きいてみたい。

写りは良いし使いたいけど3に勝る決定的な理由がなく、期待していた程の使用頻度にならずに残念だなと思っている事を「裏切られた」と大袈裟なタイトルにしてみたのでした。


GRⅢで撮影したGRⅢx

最後まで読んでいただきありがとうございます!

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