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キベラスラムスタディツアー 2020/03/11

東アフリカ最大のスラム街、キベラスラム。

ケニアに32年住み、キベラスラム内にあるマゴソスクールの運営をされている早川千晶さんの「キベラスラムスタディーツアー」に参加してきました。

キベラスラムは、首都のナイロビから5キロ程行った所にあり、田舎から出稼ぎに来ている人やお金がない人など約250万人の人々がここで生活しています。

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住居はトタン屋根や土壁で作られており、想像を絶する生活を送っています。

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川にはゴミがたくさん捨てられており、異臭を放っていました。

初めてスラム街という場所を訪れ、これまで見たことがない光景を目の当たりにし、衝撃を受けました。

現代で日本はまだしも同じケニア国内でここまで生活環境に差があるのかと感じました。

しかし、キベラスラムで生活している人達は明るく、生き生きしています。

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お互いが助け合い、貧しくても今の環境の中で精一杯幸せに暮らしている様子が伝わってきました。

今回、キベラスラムを案内していただいた早川千晶さんがキベラスラムにいる子ども達に教育の機会を提供するために作ったマゴソスクールにも訪問しました。

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幼稚園児から中学生の年代まで約500人の子ども達が日々ここで勉強しています。

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歌や踊りで歓迎会を開いてくれました。

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子ども達からたくさんのパワーをもらいました。

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歓迎会の後は給食の時間です。
マゴソスクールでは、学校がある日は朝と昼にご飯が出ます。マゴソスクール内に住んでいる子どもには夕食も出て、住んでいない子どもで家庭が貧しい子どもは家にご飯を持って帰っています。

この日の昼食は豆で、とても美味しそうでした。


キベラスラムで学校に通っている子ども達の学力はとても高いです。

マゴソスクールの生徒で日本に留学した生徒もいます。

また、その他の学校でもケニアの国立大学に進学する生徒もいます。

なぜ、貧しい子ども程学力が高いのか?

それはハングリー精神や将来良い職に就いてキベラスラムに暮らす家族や友人達を助けたいという想いがあるからなんだと思います。

だから子ども達は毎日必死で勉強します。

充分な環境が整っていない中で子ども達は毎日朝早くから夕方まで勉強をしています。

日本で教育を受けてきた自分達の環境がどれほど恵まれていて、その環境に甘えていたか感じさせられました。

また、早川さんからスポーツはキベラスラムの子ども達に夢を与えるとお聞きしました。

キベラスラムの子どもで道に外れてしまったら周りからの影響を受け、ギャングになってしまったり、薬物に手を出す子どももいます。

そういった周りからの影響が大きい環境の中でスポーツは子ども達に夢を与え、将来はサッカー選手になりたいという子ども達もたくさんいます。

現にケニアのサッカーリーグの選手ではキベラ出身の人が多いそうです。

私もこれまでに陸上、野球、サッカー、バスケなど色々なスポーツに取り組み、またこれからケニアの学校で教師としても活動するため、ここキベラスラムやマゴソスクールでもスポーツや教育面で自分が貢献できることをしていきたいと思います。

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