遊び足りない子ども
最近の作曲に関しての悩み。
ピアノソロを作ることが多いのですが、自分が「順当だ」と感じる音運びの幅がどんどん狭まっていて、「これこないだもやったな……」みたいな気持ちになってしまうこと。
結構没にしてます。感情ベースの作曲ができると全体が整うし新しい領域に踏み込めるんだけど……それが難しい。言い訳をするなら体の不調がでかいノイズになって集中を阻害している感じでしょうか。
というかそのレベルの体調不良は一刻も早く治したほうがいいと思う……できるものもできなくなっているのだから。
あともう少しでひと山越えそうな気もしているんだけど……使ってる和音や進行自体はそこまでつまらないわけではないしな。その音である説得力が足りないと感じているだけで。
何が足りないんだろう、わからん。
書いてる曲のデータ聴いてもちゃんと一曲一曲別のシーンの曲だなとわかるし、作品ごとの描き分けもできてる。できてはいる。
やっぱりレベルアップ前の閉塞感で自分に厳しくなってそう感じてるだけなのかな。だったら嬉しいんだけど!
■ 演出素材としての音楽
あと、実際にゲームで使われている曲(自分のじゃなくて)を聴いていると、曲単体では「私なら絶対にその音は選ばない」と感じるようなものでもゲームのグラフィックや乗っかるセリフの印象で気にならなかったりするのが不思議。
むしろぴったり!と思えたりする。魔法だよ本当に。そういう魔法が好きでBGM制作してるんだけど。
音楽が音楽じゃなくて演出の一部になるからなんだろうな……あと他の情報に気を取られて耳の解像度が(いい意味で)下がるのかもしれない。
どの楽器が使われてるかと、コード感からくる印象くらいしか残らないもんな。その印象こそが音楽の本体なのかもしれない。
その本体を把握しながら制作できたらいいのだけど、特定のシーンをイメージしていない限り、演出込みで考えるのは難しいと感じる。また寸劇と一緒に作曲する日々に戻りたい。
難しく考えすぎかな。体が治る頃には認知の自動アップデートも終わってるかもしれないし、火曜までは無理に作曲せずリリース作業をした方がいい気がする。
■ レベルアップの記録
でもこういう悩みの過程もノート的な感じで曲にして残してあるとどういうレベルアップをしたのか後から把握できるから好きなんだよな。今年も何度もそういうブレイクスルーがあったし。
5月の薔薇BGM集で無感情な音色のピアノソロに挑戦して(やりにくかった)、6月の雨BGM集で得意な音色とモチーフのピアノソロで納得のいくものが作れて、7月の実験室BGM集で無感情でスタイリッシュなシンセサイザーミュージックを準得意ジャンルにまで引き上げて(すごく難産だったけど産みまくった)、ひまわりBGM集でノスタルジーという感情描写をメインに展開した。
ガンガンレベル上がってると思う。でもまだ足りない。満足してない。この調子だと満足する日なんて来ないかもなと思ってる。
いやほんと遊び足りないガキかよ! 満足しろよ!と自分にキレたくなるの抑えてる。キレても仕方ないからな。
■ おわりに
ふー! モヤモヤを吐き出してしまった! 体がつれぇ! 副鼻腔炎もひどい! 頭働かない!
新しいことに挑戦するのが大好きだから、早く体治して思いっきり挑戦できるようにしたいです。
ここまで読んでくださりありがとうございました!
ではまた次回!
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