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もっと上手くなるために?

ものすごく眠いのだけど、ちょっと書いておこうと思ってnoteを開いています。
寝言だと思って。サムネ画像が本当に関係なさすぎてすみません…

先日Twitterでこんなものを見た。

「絵はすぐに上手くならない」という本と「いきなり絵がうまくなる本」という本が並んでいる写真だ。
ある程度のものの分解の仕方がわかると「いきなり絵がうまくなる」瞬間というのはやってくるのだけど、その「わかる」に辿り着くには「すぐに上手くならない」んだよな〜と思う。

今日、おそらく10時間くらい絵を描いていたのだけど(おそらく)今日描いた絵では私は絵が上手くならないと確信している。
「上手くなるように描く」っていうのが存在しているとは思っている。

もう簡単にいえば「チャレンジ」なんだよね。

今日はお仕事の依頼の絵を描いてたんだけど、それって自分のテリトリーの中のものをいかに使いこなして仕上げていくかっていうことしかやっていない。
どうもこのあたりが私は保守的なのかもしれないけれど、仕事での絵はチャレンジしていない確実に一定のクウォリティであげられるものを描いている。

だから今日は自分の守備範囲のことをやってただけで「上手くなる」つまり「守備範囲を広げる」っていうことは何もやっていなかったことになる。

じゃ、私が「できるかわかんないけどやってみよう」と思って作っているものって何かっていえば、それが自分の「作品」なんだなぁと思った。

だから明確に「仕事」と「作品」は自分にとっては違うんだと思う。

「仕事」は「上手く描ける」ものを描く。
「作品」は「上手く描けない(描けるか分からない)」ものを描く。

仕事の絵はどんなに長時間やってても体力の持つ限り苦痛はほとんどない。
長時間やって苦痛がないのは、そこそこ向いているのだなぁと思う。
だいたい仕事って苦痛があると思ってるからさ。

そのかわり、作品はめっちゃくちゃ楽しいか・めっちゃくちゃ苦痛になるかどっちか。苦痛っていうのは絵を描くのが苦痛なのじゃなくて「上手く描けない」から苦痛なんだけど。

そしてドMだからなのか何なのか、作品作ってる方が好きなんだなって思った。

でも「上手くなりたいから」とか「新しいチャレンジだ」とかそんな大それたことなんて最初は考えていない。
自分の作ったことのないものを作ってみたい「衝動」の方が大きい。
チャレンジって言っても「上手くなろう」っていうことでも「守備範囲広げよう」っていうことでもない。
単純にこんなの描けたら、作ってみたらおもしろそうだな〜っていう「衝動」

それがいつしか自分の「守備範囲」になってて、それで依頼が来て、お仕事があるのは…ほんっとうに幸せだなぁと思う。
まったく苦痛のない仕事。
そんなわけで、最近は漫画描く仕事が増えてきていて本当に幸せです。


作ったことのないものばかりで構成しようとしている機会も決まりました。(一昨年決まってたんだけど)

個展「ハコニワ」
4月2日(金)〜4月30日(金)
cafe lamp
 東京都豊島区西池袋4-2-13(池袋駅徒歩10分、目白駅徒歩10分)
*カフェでの展示となりますのでワンオーダーお願いします
*火12:00〜16:00/水・木・金 12:00〜18:00/土12:30〜18:00(日・月休み)

なにか新しいものがうまれたら良いなぁと思っているところ(作ってない)
これから「めっちゃくちゃ楽しいか・めっちゃくちゃ苦痛か」の時間がやってきます…

読んでくれてありがとう!心に何か残ったら、こいつにコーヒー奢ってやろう…!的な感じで、よろしくお願いしま〜す。