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ねぇハロブイがどういう仕組みなのか気になったから分解してみた件

こんな感じゆっきです

ようやく関西地方でも梅雨明け宣言がされて夏本番って感じですが
暑いのはホントにダメなので基本この時期は引きこもり生活が捗ってしまいますな・・。


まぁそれはいいとして、
先日7/11日にタカラトミーから発売されたポケモンロボットの
「ねぇハロブイ」を買ってみました。

ただ、少しこの「ハロブイ」に対して若干の違和感を覚えました。

本来イーブイの英語表記は「eevee」となるはずなので
「vui」で表記するのはどうなのか。
というかそもそも「vui」と言われると
「Voice User Interface(音声UI)」の意味で日常的に使うので
これは界隈の人に広めないといけないなという使命感があるようにも思えます(なんで

まぁ一応声や音に反応してくれて鳴き声で返してくれるので
あながち「Voice User Interface」でも間違いはないのかなとも感じるのですが・・。

ちなみにレスポンスパターンについてはランダムで7種類くらいあると思います。
LEDでほっぺが赤くなったり、サーボモータで首が動いたりと結構芸達者。


とりあえずどういう中身なのか気になったので
このイーブイを開けてみることにしました。

パッケージ。対象年齢は3歳以上・・

同封されてるのはキャンペーンの紙だけで取説などはなし。

開封後の正面。うん可愛い。
でもプラスティック感が強いなという印象(まぁこれは致し方ない

背面。尻尾の付け根らへんに電源スイッチがあります。
ちなみに10分くらい放置してると勝手に電源が落ちるらしいけど
まだそこまで試したことはない。
穴にはプラスねじがあってどうやらこれを緩めると分解できそう。

底面。背面部よりもちょっと大きめのプラスねじで止められていて
ここから電池を入れる形。

ちなみに単四電池2本使います。
(公式ではアルカリ推奨だけどマンガンでもちゃんと動いた

動きとしてはこんな感じ。


挙動や外装の仕様がわかったところで早速開けていきます。

まずは電池を抜いて底面蓋を外しておきます。

次に背面の下半身部分のネジを緩めていきます

多分ネジ山は1.5mmくらい。
普通に精密ドライバーで開きます。(ただ結構堅いので怪我しないように注意)

ネジの長さは5mm程度かなぁ。。

これを4本とるとカポッと背中側が開いてくれます

あっけなく基板とご対面。

観察。

おそらく封印されてるところにメモリ的な何かがあると思うのですが
触らぬ神に祟りなしなので今回は開けてません。
それにしてもコンデンサがデカい。

側面にある樹脂部分は最初スピーカーかな?と思っていたけど、
実はこれがマイク。
左右両方についてるので、簡易的な指向性を持っているようで
これの入力強弱で首振りを制御してるっぽい。(推測

そしてお腹側。
このネジ留めが気になって開けてみたけどただ接合してるだけで
特に何かがあるわけではなかった。
ちなみにこの部分にスピーカーが設置されてます

こんな感じ。

そして頭部を開けてみると、どうもモータは1つだけ。
(首らへんに見える金属質なやつ。)

一旦休憩として全景を確認。
耳がなくなるとニヤニヤしているように見えるのは何故なのか。


そして、どんどん開けていきます。

まずは顔を外してLEDの状態。

これが左右で1個ずつ。

続いてギア部分に迫るために頭頂部にあるネジを開けていく。
(これは電池蓋と同じ大きさのドライバーで開けられた)

樹脂がピンで止められているだけだったのでまだまだ分解できそう。

白い首振りギアを外した状態。
右下にある黒い部分がカムになっていて、どうやらこれで首の傾けを実現してる様子。
そしてまだあるプラスねじ。

開けたらこんな感じ。
3枚のギアでモーターの動力を首振りに反映しているようで
流石にこの部分を触るとグリスや埃問題が出てくるので
ここで分解はストップ。

首の部分。ここは配線がきっちりと設計されてて
首振りした時に邪魔にならずかつ外見から見えないような作り込みがされてた。

基板近影(表)

裏。

中央に見えるやつがこれ。(多分)

http://www.ti.com/product/LMV358?HQS=TI-null-null-alldatasheets-df-pf-SEP-wwe&DCM=yes&dclid=CjkKEQjwg-DpBRCg-Z24qYDuvdcBEiQA3OS-yAOP3qOgGyLovrbQfdagl_EzlVEatDok6rj9wPWQCabw_wcB

おそらくMV358Iの型番のものだと思うが
こやつが低電圧型のオペアンプで単純な制御くらいならこれだけでできるらしい。
(そんなに詳しくは知らないので知りたい人はぜひ検索を。)


ということで全て終えたので、
元に戻してちゃんと動くところまで確認できたので、今回のバラシ作業は完了。

BLEやESP32突っ込んでも面白そうかなと開ける前は思っていたけれども
実際はそれを入れるスペースがないので、
やるのであれば新しく基板を作って仕込む必要があるかなといったところ。ボードの方にも拡張性はなさそうなので
イーブイをハックするのはちょっと難しい・・

Alexaスキルで発話解析して「人間の言葉ではこんなことをいってます」
とかいうの作ってみても面白そうかなー


ちなみにtwitterで「イーブイのいる生活」もしくは
「イーブイかわいい」で検索すると
いろんなところでイーブイと撮っている画像が引っかかると思うので
疲れた時にみるのもありかもしれないです。


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