みんな、応援することに飢えているんだ 2023.02.13 しながわシティvs山口ペイトリオッツ
今シーズン初めてでおそらく最後のバスケットボール観戦をしに目黒区中央体育館へ行ってきました。
2月13日、仕事の休みが月曜日で、しながわシティvs山口ペイトリオッツが午前11時開始。
この情報を知ったのがその2週間前でして、「この試合観に行けるじゃん、帰ったらチケットを手配しないと」と思ってました。しかししながわシティからはチケットに関するインフォメーションはなく、翌週に迫った土曜日にようやく情報が解禁。
会場と運営の行き違いで結果チケットは無料、しかし観戦には事前エントリーが必要、2階席のみ解放となり、さらに(日)の開催試合には地域の小学生を招待するのでアウェイから参戦するブースターさんにはとても狭き門でした。実際、先に遠征の予定を入れていたブースターさんがエントリーの段階で枠が埋まり、日曜日の試合を観戦できなかった方も多数居たそうな。
サービス業で働いている私にとって、(休みが)月曜日の、午前中からバスケ観戦はなかなかレアなスケジュールでしたので、ようやく観戦にこぎ着けました。
声出し応援が一部解禁になったとは言え…。
Bリーグも1月のオールスターゲームより「声出し応援」が一部解禁されました。とはいえ当然、マスク着用(わかる)、大声は禁止(わかる)、連続・反復しない応援に限るという一部解禁(?)という非常にわかりにくい表現。追加規定事項で
「一時的な歓声等」として限定的に追加で認められる範囲として
①隣の人と会話する程度の声量で反復・継続的に声を出すこと
②選手名、決め台詞、カウントダウン等の一時的な大きな声
※例)「○・○・○!○・○・○!(○は選手やクラブ名)」、「1、2、3、○○!(○はクラブ名)」、「ブー!!」等
③選手やチア、アーティスト等によるコール&レスポンスで一時的に発する大きな声
※例)「(コール)○・○・○ー!(クラブ名や決め台詞等)、(コール)○・○・○ー!」等
④ギブアウェー企画等で一時的に自らアピールする大きな声
※例)「こっちこっち!」、「ちょーだい!」等
とはあるものの、やっぱり大声出したらどうなの?って思うわけですよ。とどのつまり①。
特に今日みたいな平日午前中、観客200人いないような会場で一時的にでも大きな声出してたら絶対に運営スタッフが注意しに来ますよ、怒られる自信ありますよ!追加事項、あとから知ったんだけど、ブーイングがOKなのはちょっとビックリだけど。
でもさ、やっぱり応援はしたいんだよね。
今日の入場者数は121人と発表があったんだけど、パッとみた感じ圧倒的オレンジ!でした。
目黒区中央体育館をジャックした、と言っても良いくらいアリーナ半分はオレンジでした。
割と早めに会場に来ている山口ペイトリオッツブースターさん、オーセンティックユニフォームの着用率が異常に高いし、推しの選手のプリントされた受注生産のタオルや、うちわやボードなどの自作アイテムとかね、いい意味で覚悟が出来てます。平日、昼間ってのもあるかもしれませんが、女性比率の高さ。素晴らしいです。
声なきブーストで選手を後押ししたいってひしひし伝わってくるんですよ。
ところでバスケットボールの応援って考えたことありますか?
各チーム、ホームゲームでは独自色を出そうと
BGMにチーム名や地域名を盛り込んで、"GO!GO!~"とか"GO!~"、"Let's Go!~"など組み合わせるパターンが多い傾向です。特にオフェンス時。コロナ以前からあるチームはアウェイでもブースターが率先して声を揃えてオフェンス時にコールしていたため、定番の各チームのオフェンスコールが存在します。↓
①隣の人と会話する程度の声量で反復・継続的に声を出すこと
が可能なため、それに準ずれば問題はないでしょう。コールありきのクラップです。
しかし山口ペイトリオッツの場合、コロナ禍でスタートしたチーム、アウェイでの声出しはほぼ無いのではないかと。ではオフェンス時にどうなるか、を注目していたところ、(チーム公式グッズのハリセンによる)クラップでオフェンスの定番曲、Let's Go!がその答えでした。
いわゆる
× × ××× ×××× (レッツゴー!)
※くりかえし
勿論、本当に大きな声出して応援できるようになれば山口ペイトリオッツのオリジナルのコールも叫べるときがくるでしょう。
どんなコールになるのか、それはアウェイまで足を運ぶ、やる気のあるブースターさんが決めること。
声なき声で後押しする。クラップでひとつになる。この状況下でできる最善の応援ができたのではないでしょうか。
ちなみにディフェンス時は
(ディーフェンス!) × ×
※くりかえし
こちらもド定番。
応援を仕切るつもりはなかったものの、自作のマラカスを持参したのが功を奏し、オレンジのブースターさんたちも賛同していただけたこともあり、チームも終始リードという展開。
あとから聞いたところによると、"俺たちのジョー"こと吉川治耀選手が通算500アシストを達成した模様(プレー自体は本調子とは言えず)。
試合は84-93で山口ペイトリオッツの勝利!
前日は残り4秒からの逆転負けを払拭する勝利でした。
MVPを選ぶとすればライアン・リチャーズかな。
あとは今シーズン、鹿児島レブナイズから移籍の川上貴一選手、チームのプロフィール写真よりも数段男前で、もっと髪の毛クシャっとしてて、こんな感じのミュージシャンいそうだわ…ってくらい格好良かったです!
ちなみに推し被りしないように周りを見ながら鮫島和人キャプテンのユニフォーム着て応援してましたらハーフタイム中に「鮫島選手のお父様ですか?」とお声を掛けられました。違います、ごめんなさい。
しながわシティは久しぶりに見た清水隆平選手が精悍になったなぁと。埼玉の時はいじられキャラのイメージだったんだけど、逞しくなりましたね。
ベンチスタートのマーク・セントフォート選手も久しぶり。もうちょっと出来る選手だけどまずは身体絞ろう。
上松大輝選手は非常に存在感ありましたね。
やっぱりね、ひとつひとつの良いプレーには盛り上がりたいものですよ。隣に座ってた吉川選手のユニフォーム着てた女の子はキャッキャッしてて微笑ましかったり、その向こうの通路際のお姉さんは右手で携帯のカメラで選手のベストショットを狙いつつ、左手でハリセン叩いてたり。日常を忘れて、選手たちのがんばりに一喜一憂しつつ元気もらって、みたいな。
チームは16チーム中、13位と厳しいシーズンですが、まだまだリーグ戦は続きます。ひとつでも順位を上げられるよう、選手たちの活躍に期待したいですね。
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