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2021.11.6,7 山口ペイトリオッツvs金沢武士団の結果と感想(B3TV)

B3リーグは第5節。第4節は公式戦が組まれてなかった山口ペイトリオッツ。天皇杯予選の日程もあり2週間空きがあっての、3週間ぶりの公式戦は
開幕節以来のホームゲーム。1か月ぶりに山口県宇部市俵田翁記念体育館での開催です。
宇部市市制100周年を記念して「宇部市民応援デー」として開催された今節の2試合、宇部市在住・在勤・在学の方は当日、証明できるものをチケット売り場にて提示すると、2階自由席が大人2100円→1000円、小中高校生1600→500円になるというもの。また各日先着200名に宇部市100周年記念タオルをプレゼントというものでした。
開幕節以来のホームゲーム、ここまでアウェイでは苦戦続きの山口ペイトリオッツ、多くのホームの声援を受け2戦目以来の勝ち星を付けることができるか。新戦力の原田、田中、富田らにも注目が集まります。
一方の金沢武士団はここまで勝ち星なしの6連敗。頼みの外国籍選手、ジャマール・ソープはベンチ入りメンバーにはエントリーされているものの、ケガで戦線離脱。苦しい戦いとなるのは必至。どこまで追い込めるか。

2021年11月6日(土) 山口ペイトリオッツvs金沢武士団(B3TV)

スターティング5:山下、エヴァンス、原田、山口、サンプソン
1Q:立ち上がりは互角の展開。ペイトリオッツはエヴァンス、サンプソンが、金沢武士団は冨岡、ヴィチェンティッチがスコアメイク。互いにターンオーバーが多く決めきれない感もあるものの、インサイドでの強さを徐々に発揮してきたペイトリオッツが主導権を握っていきます。残り4分、金沢武士団、シュートの精度が上がらないヴィチェンティッチをベンチに下げるとペイトリオッツも残り3分38秒、エヴァンスに替わり延原、さらに2分21秒にサンプソンに替え松尾を投入。コート上は全員、日本国籍選手という状況に。ファウルトラブルに見舞われた金沢武士団はチームファウルがかさみフリースローの失点で差が開いていき、26-12。ペイトリオッツ14点のリード。
2Q:ヴィチェンティッチを戻し、立て直しをはかる金沢武士団。その願いも虚しく残り7分8秒、ヴィチェンティッチを再びベンチに下げると、ペイトリオッツもサンプソンをベンチに。さらに6分11秒エヴァンスを下げる展開。手数では上回るペイトリオッツでしたが精度を欠き38-24。リードは広がらないまま前半終了。
3Q: 開始から金沢武士団、冨岡の3ポイントシュートが決まると、シュートモーションファウルのフリースロー、さらに3ポイントシュートを決め反撃開始。点差を1桁代まで迫るものの、エヴァンス、サンプソン、山下の3連続3ポイントシュートが決まり、さらにエヴァンスの得点もあり、一時は20点差つける展開に。しかし金沢武士団、残り4分を切ったところで取ったタイムアウトでディフェンスを建て直し徐々に主導権を握ると、ペイトリオッツのチームファウルが5つを超え、フリースローで着実に点差を詰めることに成功。57-50。ペイトリオッツのリードは7点差で最終Qへ。
4Q:嫌な流れを止めたいペイトリオッツは3ポイントシュートで反撃に出ますが不発に。逆に勢いを取り戻した金沢武士団、田中、冨岡の2連続3ポイントシュートで逆転に成功、57-59。残り8分17秒、ペイトリオッツはタイムアウト。悪い流れを断ち切ったのは山口の3ポイントシュートでした。互いに決めきれなかった一進一退の攻防を制したのは山口の今日3本目の3ポイントシュート、60-59。その直後の金沢武士団、田中のスコアで逆転するも、山口が放った4本目の3ポイントシュートで再逆転(63-61)。さらにエヴァンスのシュート、エイケンの3ポイントが決まり、68-61でオフィシャルタイムアウトへ。流れをつかんだペイトリオッツはサンプソン、山口の活躍でリードを保ち83-71で今季2勝目。ホームゲーム2連勝となりました。

2021年11月7日(日) 山口ペイトリオッツvs金沢武士団の結果と感想(B3TV)

スターティング5:山下、エヴァンス、原田、山口、サンプソン
1Q:昨日とは打って変わり、序盤から積極的なオフェンスをみせるペイトリオッツ。山下の3ポイント、原田のシュートモーションファウルの2本のフリースロー、エヴァンス、山口の3ポイントシュート、サンプソンのバスケットカウントなどで得点を重ねると(19-11)、金沢武士団は残り3分22秒、ヴィチェンティッチを下げ昨日同様、日本国籍選手だけのシチュエーションに。しかし金沢武士団、ファウルトラブルに見舞われフラストレーションもたまる展開に。ペイトリオッツ、松尾に対する金久保のシュートファウルで青木が暴言、これがテクニカルファウルとなり荒れ模様の展開に。23-14。
2Q:両チーム、そのままコート上は日本国籍のみとなる布陣でスタート。
互いにファウルが重なっていくものの、ペイトリオッツは山田の3ポイントシュート、土居の連続得点、井手のバスケットカウントや3ポイントで得点を重ね38-22でオフィシャルタイムアウト。2Q後半はチームファウルが5つを超えフリースローで失点していくも、ペイトリオッツ、最後のポゼッションで土居のバスケットカウントもあり、いい流れのまま前半終了(43-29)。
3Q:互いにシュートの精度も上がらずスコアが伸び悩むも中盤でペイトリオッツ、山口の連続得点とエヴァンス、サンプソンの得点で突き放しタイムアウト。金沢武士団、富山の3ポイント、田中のバスケットカウント、中島のシュートファウルで得たフリースローで盛り返す。57-44。
4Q:金沢武士団、田中、須田の2本の3ポイントシュートで7点差に一気に詰める。さらにペイトリオッツ、エイケンのディフェンスがアンスポーツマンライクファウルを取られる、ヴィチェンティッチのシュートが外れ、サンプソンがリバウンド→山田のファストブレイク、得点にはならず富山のファウルで試合が止まった瞬間、ヴィチェンティッチが何か不服なしぐさを取った瞬間テクニカルファウルとなる荒れ目の展開。前日と同様に逆転を狙える展開だったが山下、山口、サンプソン、延原らの活躍で差を広げ77-61で山口ペイトリオッツの勝利。公式戦初の連勝となりました。

出場時間10分51秒で12得点!日本人同士のマッチアップでは負けない松尾

初戦の1Q終盤や2Qの中盤、両チーム、外国籍選手を下げ、コート上は日本国籍選手のみとなる選手起用となりました。この時間帯、最も活躍が光ったのはペイトリオッツの和製ビッグマン、松尾でした。過去6試合、出場時間も最長で15分(開幕戦)。ゴール下で外国籍選手とマッチアップが圧倒的に多いものの、得点に絡む機会も少なかったが、この日はゴール下での活躍が光り、シュート3/4、フリースロー6/6を記録。ペイントエリア内での3秒ファウルもあったが非常に頼もしいものでした。外国籍選手オン1という金沢武士団との対戦でこうしたシチュエーションが生まれたのですが、もっともっと活躍を期待したいです!

新戦力がさっそくスタメンに、PG 原田の活躍と熾烈なガード争い

そしてもう一つ、前週に加入が発表されました原田、田中が揃ってベンチにエントリー。原田が2連戦、スターティングメンバーとして出場を果たしました。それに刺激を受けたのか、ガード陣の活躍が目立ちました。初戦は山口選手が14得点(3ポイント3/6)、2戦目が井手選手が10得点と奮起。エイケン、山田、山口、井手、原田、田中。エントリーからは外れましたが宗野、新加入の富田、ケガで戦列を離れてますミッターも控えます。それぞれの持ち味を発揮して、活躍されることを期待しております。

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