見出し画像

JBLスーパーリーグ2005-2006のオフィシャルプログラムを手に入れた。

地元に出来たバスケットボールのクラブチーム、「所沢ブロンコス(現・さいたまブロンコス)」をきっかけにバスケットボールを応援することにハマった筆者。
しかし、記録として抜け落ちていたシーズンがあった。

所沢ブロンコスは1997年に創部したクラブチーム。当初は「日本初の市民球団を目指して」当時のバスケットボールのトップリーグ、JBLに参戦を目指していました。
元々、所沢ブロンコスのメンバーは某自動車メーカーの部活動チーム。バブル経済崩壊後、長引く不況の中、経営改善の一環として、広告塔という位置付けだった部活動を休部や廃部。そのメンバーたちともう一度、トップリーグに、市民の皆さんに応援されるクラブチームを目指して創部された経緯がありました。
創部から2年後の1998年2月、実業団選手権で実績を残してはいるものの、当時、実業団でないと加盟を認めないJBLでしたが、ある程度、資金面での目処がたち、特例でのJBL2部リーグへの加盟が承認。
2000年には日本初のプロバスケットボールチーム、「新潟アルビレックス(現・新潟アルビレックスBB)」が参戦。これが後のプロリーグ化への大きな転機だったような気がします。
JBLに所属しながら、興行権を持たないクラブチーム。試合はすれど、チームには興行収入は入ってこない。運営費はスポンサー契約金や後援会費、ファンクラブ会費だけなどでは苦しいのは明白。
そこで、新潟アルビレックスとさいたまブロンコス(2000年に所沢ブロンコスから改称)が2004年8月にバスケットボール日本リーグ機構、及び日本バスケットボール協会からの脱退を表明。
11月にbjリーグを設立を発表し、新潟、さいたまの他、仙台89ERS、東京アパッチ、大阪ディノニクス、大分ヒートデビルズが参加を発表。
プロ化し、自ら興行権を得ることで収益をあげることが出来、リーグの、クラブの発展へと繋がります。
こうして2005年10月、日本初のプロバスケットボールリーグ、bjリーグが開幕。
以降、リーグの拡大、新規チームが全国各地に創設され、それぞれの地域で新しいスポーツ文化が花開いていくのでした。

さて、冒頭の記録の抜け落ちていたシーズンという表記。JBL2部を最後に戦った2004-2005シーズンのスタッツを振り返ることが、今回、ようやくその翌シーズンの公式プログラムを手に入れたことで出来るようになりました。
ちなみに(旧)さいたまブロンコス、JBL2部最終シーズンの順位はレギュラーシーズン1位(13勝2敗)、プレイオフファイナルでシーズン2位(10勝5敗)の豊田通商ファイティングイーグルス(現・ファイティングイーグルス名古屋)に逆転負けを許し、準優勝でした。
この試合は覚えていて、たまたま祖父の四十九日で合法的に休みをもらえて、法用終わり即、所沢市民体育館へ直行。前半はリードしていたものの、後半、来季からプロ化が決まっていたさいたまブロンコス、選手が感傷的になってしまったのか失速。
豊田通商ファイティングイーグルスは、センターのトッド・ミルホーランド、パワーフォワードのブライアン・マッキーをポイントカードの矢野真伸(ニデックブルーダックスから加入。3ポイントシュートとドライブが得意な攻撃的コンボG)、竹原太一(松下電器→オーエスジーと渡り歩いたコンボG、献身的なディフェンス、ドライブが得意。レギュラーシーズンのアシスト王でプレイオフでの活躍でMVPを獲得)が上手くボールを捌く。ベテランの岩田淳や恒岡智彦、山田大輔らタレントも揃ったチームでした。

記録として抜け落ちていたというのは、単にJBLのプログラムを買いのがしていたため。
今はネット上に調べたいものはだいたいあるものの、それでもなかなか見つけ辛い。
なによりJBLからbjリーグにまたがってのチームごと移籍のため、資料として残ってるのがこのプログラムだけ。
こうした紙媒体で手元に置いておきたいオールドスクールなので、本当に手に入って良かったです。

ちなみにJBLスーパーリーグ2005-2006公式プログラム、表紙は前年度優勝チームの
東芝ブレイブサンダースの伊藤俊亮を中心に、手前左からアイシンシーホースの佐古賢一、手前右に三菱電機メルコドルフィンズの梶山信吾。
中段左端にトヨタ自動車アルバルクの渡邉拓馬、中段右端は松下電器パナソニックスーパーカンガルーズの仲村直人。
上段左からオーエスジーフェニックスの北郷謙二郎、上段右は日立サンロッカーズの柏木真介、上段右端が福岡レッドファルコンズの庄司和広と各チームの顔が並びます。
福岡レッドファルコンズが新規チームとして加入したり、川村卓也がスーパーリーグ初の高卒ルーキーとしてオーエスジーフェニックスに入団したりと革新的なシーズンだったのかもしれません。
2部リーグである日本リーグはおまけ扱いなので、見開き2ページで収まっちゃうのですが、これ目当てみたいなもので買ってましたね。
ちなみにさいたまブロンコスが抜けた2部リーグにはこのシーズンより、千葉ピアスアローバジャーズが新規参入。
 
とはいえ、"埼玉"ブロンコス"ブースター"となった2005-2006シーズンはbjリーグに首ったけでしたけどね。


この記事が参加している募集

Bリーグ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?