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2021.12.11,12 アルティーリ千葉vs山口ペイトリオッツの結果と感想(B3TV)

先週の振り返りです。先週の山口ペイトリオッツは横浜エクセレンスとホーム、宇部市 俵田翁記念体育館での対戦。第1戦は67-97と30点差をつけられての大敗。修正した第2戦は85-71と勝利し、1勝1敗という結果でした。

今節は今シーズンよりB3リーグに参入のアルティーリ千葉とアウェイゲームでの対戦となります。
アルティーリ千葉は前節まで公式戦14勝2敗。同じく新規参入チームの長崎ヴェルカと首位を争うチームで、1試合の平均得点リーグ3位、平均失点5位、シュート成功率、アシスト数リーグナンバー1の完成度の高いチーム。
レオ・ライオンズ、ワース・スミスとB1リーグでも活躍した外国籍選手がインジュアリーリストに登録されているものの、今節より金沢武士団よりジャマール・ソープをエントリー。
また、試合運営も開幕から冠スポンサーのおかげでここまでの試合、全席無料という破格な運営を展開。ファンクラブからの優先予約で購入枠が埋まってしまうことからアウェイブースターからは疑問の声も上がっているほど。
強豪チームとの対戦が続々控えている山口ペイトリオッツはどこまで戦えるか。
千葉県千葉市 千葉ポートアリーナでの開催です。

2021年12月11日(土) アルティーリ千葉vs山口ペイトリオッツの結果と感想(B3TV)

山口ペイトリオッツのスターティングメンバーは山下、エヴァンス、山口、サンプソン、エイケン。
アルティーリ千葉のスターティングメンバーは小林、杉本、大塚、ラべネル、コッツァー。
1Q:さっそくアルティーリが仕掛けます。大塚の3ポイント、コッツァーのインサイドで得点を重ね、ペイトリオッツ開始3分、1回目のタイムアウト。開始4分、ようやく山下の3ポイントシュートが決まり反撃開始も、大塚の3ポイントで引き離しにかかります。終盤、サンプソンのバスケットカウントやエヴァンスの連続得点、アルティーリ、ラべネルのトラベリングバイオレーションでもたつく間に差を縮め最後のポゼッションで井手がブザービーター。20-21で手ごたえを感じます。
2Q:アルティーリ、岡田の3ポイントですぐさま逆転するも、ペイトリオッツ、サンプソンの連続3ポイントで応戦、土居のスコアでリードを広げるもここからアルティーリの猛反撃。ラべネル、大塚の3ポイント攻勢で一気にひっくり返すとペイトリオッツ、残り6分、タイムアウト(34-29)。差を縮められぬままオフィシャルタイムアウト(36-31)。オフェンスの強度を上げてきたアルティーリ千葉がペイントエリアでファウルを誘い、サンプソン、エヴァンスのファウルによるフリースローで得点を重ね46-38で2Q 終了。
3Q:エヴァンスとサンプソンへの素早いマークとディフェンスに、難しいシュートを打たされる展開が続くペイトリオッツ。中盤以降、ファウルが取られる展開となり、サンプソン、エヴァンス共にファウル3つ。次第に点差も徐々に離される形となり70-54で最終Qへ。
4Q:ターンオーバーで攻撃のチャンスをつぶしてしまうペイトリオッツ、岡田を中心とした日本人選手による3ポイントシュート、外国籍選手によるインサイドの攻撃で得点を重ねていくアルティーリ千葉。残り5分を切ったところで20点差をつけたアルティーリ千葉は外国籍選手を一人ベンチに下げ、残り3分弱でコート上、日本人選手のみのオーダーに。ペイトリオッツもエヴァンスを下げ、残り2分でサンプソンを下げる。土居が連続3ポイントで最後意地を見せるも94-73でアルティーリ千葉の勝利となりました。

2021年12月12日(日) アルティーリ千葉vs山口ペイトリオッツの結果と感想(B3TV)

山口ペイトリオッツのスターティングメンバーは山下、エヴァンス、山口、サンプソン、エイケン。
アルティーリ千葉のスターティングメンバーは小林、杉本、大塚、ラべネル、コッツァー。
1Q: 山口ペイトリオッツが先制、主導権を握っていきます。エヴァンス、サンプソン、山口、山下がバランスよく得点。アルティーリ千葉も杉本、ラべネルが得点するも3ポイントシュートの精度が悪く開始3分、タイムアウトを取ります。しかしその後、互いにファウルトラブルに。徐々に点差を縮めていくアルティーリ千葉。残り2分半、同点(16-16)となりペイトリオッツがタイムアウト。ここからアルティーリ千葉が3ポイント攻勢。岡田の3ポイントシュートが連続で決まる。エヴァンスも連続得点で食らいつくも、紺野がドライブからのシュートでブザービーター。26-20。
2Q:アルティーリ千葉、怒涛の5連続得点含む16得点で一気に突き放していきます。デイフェンスの強度をあげたアルティーリ千葉の前に得点を挙げることが出来ないペイトリオッツ。このQで大差がついてしまいます。48-29。
3Q:アルティーリ千葉、ここからさらに加速していきます。ラべネル、コッツァーを中心に得点を重ねて行き、中盤から日本人選手中心のオフェンスにシフト。ペイトリオッツ、ファウルトラブルもあり、エヴァンスが4ファウル目を貰います。さらに点差が広がり、74-48で終了。
4Q: アルティーリ千葉はこのQから外国籍選手の出場を1人に変更。開始2分でこの日、最大の得点差となる30点差(80-50)に。秋山が5ファウルで退場となるもその後は一進一退の攻防に。残り3分、アルティーリ千葉はコッツァーを下げ、この日も日本人選手のみのオーダーに。同じくエヴァンスを下げ、残り1分半、サンプソンを下げたペイトリオッツ。井手の活躍が光るも90-67でアルティーリ千葉が連勝となりました。

シュート成功率で大きく差が出た2連戦

アルティーリ千葉はリーグ全体の中でシュート成功率1位を記録しているのですが、この2試合をみてもすごく反映されているのがわかりました。
基本、外国籍選手はインサイド、主にゴール下で勝負し、日本人選手はアウトサイド、3ポイントシュートやミドルシュートを中心に攻撃を組み立てていることが映像を通じてわかりました。そして何より速いパスワークや息の合ったコンビネーションでスペースを作り、より高い確率で決まるシュートを選んでるなぁと感心しました。
リーグの得点ランクの上位にいるイバン・ラべネルはインサイド、そして3ポイントシュートも狙ってくるし、マークされても味方のヘルプによってアシストがつくようなパスを供給。すごい選手でした。
ペイトリオッツはこの2連戦、持ち味を消されてしまい、特に第2戦は3ポイントシュートが4/19(21.1%)となかなか厳しい結果に。サンプソンに至っては3ポイントが0/5。シュートが1/7。フリースローだけ7/7の9得点と抑えられてしまいました。
アルティーリ千葉、完成度の高い強いチームでした。

山口ペイトリオッツ、次節はホームゲーム、山口県山口市 維新大晃アリーナにて、首位・長崎ヴェルカを迎え撃ちます。


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