見出し画像

夫の転職活動と平均世帯年収など

夫が2021年の年末ごろから転職活動を始めた。

理由は色々あったが、今の仕事がベンチャーで'退職金が出ない'ということが大きい。

周りの友人などからの情報では昨今転職はそんなにハードルが高くないようである。それに夫はまだ20代。今ならいくらでも方向転換できる。

どうせいずれ辞めるなら早い方がいいということで、そうと決めたらすぐに行動する性格の夫は早速転職サイトに登録して、転職先を探し始めた。

手始めに都内近郊で、今やっている仕事に近い仕事ができる会社を見つけて応募した。書類審査に通り面接対策をしっかりしてから行ったのだが、残念ながらご縁がなかった。同様に数社に応募したが良縁を結ぶことは叶わなかった。

本人は相当不安な気持ちを抱えていたようで、転職サイトと睨めっこしては落ち込んでいた。


"そもそも都内近郊で転職先を探す理由は何か"


ある日わたしたちは一度立ち止まって将来について話し合った。

将来、できたら子どもを授かって育てたい。できたら戸建の家を建てたい。できたら何かあった時に頼れる身内が近くにいてほしい。

話し合っていくうちに、理想の将来像が具体的になってきた。そこで夫は転職活動への考え方を変えることとなった。

"自分のこれからの人生において最優先事項はなにか"

そう自問自答した時、高い年収や都会に住むことよりも、早く家に帰って家族と過ごす時間を優先したいと思ったそうだ。

それからわたしたちは、住みたいエリアについていくつか候補を出して、どのくらいの年収の人がどのエリアに多く住んでいるのか土地の価格や平均世帯年収について調べてみることにした。

現在住んでいる'都内に通勤できるエリア'と、今より都心からは離れてしまうが、わたしの職場の近くの'そこそこ田舎のエリア'。その二つを比べるだけでもかなり気持ちが変わった。

今住んでいるエリアはテレビで度々特集されるなど最近注目を集めており、日々土地の価格が上昇している。都内へのアクセスの良さや程よい自然の多さからか都心から移住する人が増えており、その分平均世帯年収も地価も上昇しているようだ。

一方わたしの職場の近くのエリアは、都心に通えなくもないが時間がかかるしそもそも田舎なので現在住んでいるエリアに比べれば格段に地価が安い。

転職をすれば今よりも収入は下がってしまうし、今のエリアに住むことにそこまで執着がないということで二人の意見は一致した。それに地方なら多少収入が減っても共働きしていれば家を建てるに十分な世帯年収となることがわかった。

それから夫は転職先を私の職場の近くのエリアに絞って探し始めた。

地方の会社は転職サイトに登録していても応募してくる人が少ないらしい(一概には言えないが)。書類はあっさり通り、面接に行くとかなりウェルカムモードだったそうだ。

そうして転職活動を始めて2か月で内定をもらうことができた。


近々わたしの職場の近くのエリアに引っ越すことが決まった。わたしの通勤時間が短縮されることになるし夫も通勤時間が今より短くなる。年収は下がってしまうが、家賃がかなり安くなるので問題ない。家を買うことについても具体的に考えられるようになるだろう。何より近くに頼れる身内や友人がいることが心強い。

急に決まったことでこれから忙しくなるが、新たな場所での生活が楽しみだ。


↓この方が可視化した世帯年収のマップが非常に興味深かったです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?