君が思うようなタイプじゃないしな

駄文を書きます。

ぐるぐる回っているような回っていないようなメリーゴーラウンドの馬車の小屋の中でうずくまっている自分がいる
冷たくて硬い椅子の形をした塗装された金属
どうにも動けなくて49周目もう数えるのにも飽きてきた
雨上がりの濡れたアスファルををスニーカーで踏みつける
湿度があったってお構いなしに凍てつく2月の空気
ステルスロックみたいな酸素や二酸化炭素その他諸々の微粒子が喉をざらつかせる
毛布に包まって夕飯の残り香が扉をなぞっている
お風呂の電気はつけっぱなしで
加湿に咽せるような2畳暖色の灯りは孤独との対峙
悲しくも楽しくもない 虚しさ10%
90%の無心、明日は秋葉原にて呼吸をする
生きたいな、もっと生きたいよ。難しいね、生きるのって
わかったような顔して近づいてくる猿の相手をするのはもう疲れているんだよ、ごめんね。首を捻って千切る。音がしたような気がした
気のせい、全部。気のせいにしてしまうことが世渡りのコツだって、ペットショップのオウムが教えてくれた
深夜のコンビニに集まろうよ、誘蛾灯に誘われた虫みたいに
それで鬱並べをしてたった5%のアルコールを薄めた液体で夢見心地だね
きっとそれがいい。そうに決まってる
世界なんて勝手に始まって無責任にただ進んでいく
馬鹿みたいに大風呂敷広げて収集つかずにお前のせいだお前のせいだってやってる
それを眺めるのが僕らの仕事さ
苦しみに長けているのに給与は割に合わない
さっさとこんなのやめたいって思いながら毎日22時から6時の間死ぬ
大切なものは壊れるようにできていることを僕は知っている
だから少しでも壊れるのが先延ばしになるように大切にしている素振りを塩加減を見るように細かくふりかける
欺瞞だね、君も僕も。

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