【オペラ日記 1】 はじめまして
「オペラは人生を豊かにする」
オペラ好きの私はそう信じています。
「オペラ」は歌を中心に音楽によって進行する劇です。クラシック音楽の中でも別物扱いの感じがしますし、舞台芸術としても「高尚」で近付きがたいと思われがちです。
まず、歌詞が外国語なのが不利ですよね。加えて、歌手や合唱、オーケストラ、衣装だ舞台装置だ、と、たくさんの要素があって、チケット代が高くなりがちです。上演時間も長い。
敬遠したくなるポイントが盛りだくさんですが、実はそんなに小難しいものではないし、オペラによる興奮ってなかなか他では味わえないものなのですよ、ということをこの連載でお伝えできたらいいな、と思っています
とは言っても、私は単なる愛好家で音楽やオペラの専門家ではないので、体系的にオペラについて解説するつもりではありません。オペラってたくさんの引き出しがあり過ぎて、一口に説明するのは難しい、というのを私がつねづね感じているからです。
これまでにも、オペラの楽しみをご存知ない方にも伝えようと、友人たちの協力を得て、いくつか文章を書いてみました。これがその一例です。（ウェブマガジン「ミモレ」に書かせていただきました。）
もともと、多くの人にオペラに興味を持ってもらうのは難しいと諦め半分だったのに、つたない文章でもオペラへの思いを書き続けていると、興味を持ってくれる友人が増えたり、しまいにはその友人たちと一緒に公演に行くようになったり、うれしい変化が起きました。
noteでもそうした試みを続けていきたいと思って、このたび書き始めることにしました。
興味を持ってもらうきっかけとして、映画や漫画、食べ物等々にかこつけたりしながら、オペラの魅力をお伝えしたいと思っています。
オペラは背景を分かった方が面白い。でもそんなに難しい勉強が必要な訳ではなく、ほんの少しの前知識で楽しめます。それを私のオペラ好きに付き合ってくれた友人たちとの経験で実感しました。少しでもオペラに関心を持ってくださっている方が、実際のオペラ公演を観る第一歩を踏み出せるような後押しができたらうれしいです。
また、オペラの音楽って、結構身近なところで使われていることも知ってほしい。そして、私が聴きに行った公演の感想も共有したいと思っています。
ではでは、また近いうちに！
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