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アイドル運営さんは資金調達が最優先!~実際にあった、未払い事件簿~

※この記事は2019年6月に執筆したものです

平成の終わりに、本当に驚く程、私の教えていたアイドルグループは平成でどこも終わりを迎えていた。わりとショック…。

いろんなグループに携わってきて、それと同時に私はたくさんの運営さんと携わってきた。
ダンスレッスンを通しては、とても楽しいことばかりだったし、すごくやりがいもあって。
みんなの成長を近くで感じれることがとても幸せで、ダンス講師自体が私にとって、大好きな仕事になった。
だけれども、運営さんとの出会いに関しては、どちらかというと一緒に仕事をしている中でかなり悲しいことが多かった。

今回はそのことについて、書きたい。

私ですら、悲しいことが多かったのだから、メンバーたちは一体…!とも思うけど、それはひとまず置いておく。笑

アイドル運営さんからの未払い事件簿

これだけのいろんな運営さんと出会って、すごい信頼関係を築けたなという運営さんは正直、本当に誰一人いなかった。
何より、運営さんの未払い事件簿がかなり多かった。(未払いがなかったところとは今も良縁ではある)

ぶっちゃけ、メンバーが頑張ってて、仕事するのが楽しかったところ程、未払い事件簿があったり、支払い待ってくださいの連絡がきたりした。

でも、私も人間なので、全然待ちますよ、そりゃあ。良識を持ってさえいてくれれば。
だけども、なんで悲しいことが多かったと言っているかというとね、
あまりにも“思いやり”と“良識”にかけすぎて…。

支払いをしてないのに、連絡を返さない。
入金日過ぎてから「払いません」と連絡をしてきて、いつ払えそうかは全く言わない。
ダンスレッスンや振付けを値切ってくる。

とか。

そんな人たちが、こんなに頑張っている子たちの上って、一体何なんだろう…。と何度思ったことか。

未払いをたくさん受けた経験から、「仕事に関してはどんな相手も金銭のことは信用しない」という確固たるマイルールができたりしたくらいだった。

こういう経験から思ったことはただひとつで、
「何でこの人たちはアイドル運営をやっているんだろう…?」って、すごくすごく疑問だった。

というか、運営さんやプロデューサーは言ってしまえば“社長”でしょ?
グループのメンバーたちは、“社員”のようなもの。

そう考えると、
どうしても自分の夢や自己実現があって、メンバーはそれを共に叶える仲間。
他人の人生を背負っているのと同じ。その責任感ちゃんとある?って本当によく頭にきていた。

ただひたすらに一生懸命努力してるメンバーがいるのに、めっちゃ無責任な行動してるなーって。(未払いね)

そして、ダンスレッスンを値切りされた時には「夢を売る仕事」を扱っている人が、才能や能力を扱う側の人が、才能値切っている…!ってドン引いて。笑

でも、地下アイドル業界のリアルって本当にこれ。

そして私は、毎度思っていたことがあった。

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