⑪3分ドラマ脚本「じゃない男」
3分の脚本です。
ぜひ、演技の稽古などに使ってください！
映像化したい場合や発表の場などで使いたい場合はお問合せください。
▼登場人物
中本未来(２１)…大学生。清太が好き。
野々村卓也(２１)…大学生。未来が好き。
小林清太(２１)…大学生。涼香が好き。
安部涼香(２１)…大学生。
▼本文
〇卓也のアパート(夜)
飲んでいる、中本未来(２１)、野々村卓也(２１)、小林清太(２１)、安部涼香(２１)。
清太「顔赤くね？大丈夫？」
涼香「え…？うそ…」
未来「涼香、お酒弱いもんね。可愛い」
卓也「可愛い！」
清太「女子か」
涼香「もう！からかわないでよ」
楽しそうな四人。浮かない顔の未来。
清太「あ、もう酒ないわ」
未来「あ……私ももうないや」
卓也「追加買い行く？」
清太「じゃあ俺行くわ。涼香も行く？涼んだ方がよくね」
涼香「あ、うん」
清太「じゃ行ってくるわ」
出ていく清太と涼香。
缶チューハイをグイッと飲む未来。
卓也「まだあんじゃん(笑)」
未来「……何？！」
卓也「別に。行きゃあよかったのに」
未来「だって…なんかさ」
卓也「なんだよ」
未来「涼香モテるから…なんかたまに一緒に居るの嫌んなっちゃうっていうかさ。友達なのに…。あー自分が嫌んなる」
卓也「女子って大変だな(笑)」
未来「大変っていうか…」
卓也「気になる？二人で行ったの」
未来「……てか、何？なんでそんなこと聞くの？どーせおもしれぇとか思ってんでしょ」
卓也「いや」
未来「うっわ、絶対思ってんじゃん。卓也にはわかんのに、何で本人には好きなの伝わらないんだろ。まぁ、伝わっても相手にされないかもだけど」
卓也「それはそういうもんだろ。なんかドキッとすることでもすればいんじゃね」
未来「何それ」
卓也「手握ったりとか」
未来「…や、無理でしょ」
卓也は、未来の真隣にやってくる。
未来「何？！」
卓也は未来の手を握る。
未来「？！」
卓也「…みたいな。(照れながら)男に見えた？」
未来「…」
卓也「ま、俺もわかんねーけど。つーかわりぃ、まじキャラじゃなかったわ…」
目が合う、未来と卓也。
卓也「付き合う？」
未来「え…？」
卓也「……やべ、俺も酔ったかも…」
清太と涼香が帰ってくる。
ドキドキしている、未来。
(了)
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連絡先
mail：akari.3zuki@gmail.com
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