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子供の注意機能と臨床応用〜ママセラピスト会①〜

皆さん、こんにちは!!
急性期でスーパーSTを目指すyuccoです。
STの仕事と育児、脳外臨床研究会での活動に奮闘中です♫

子育てが始まると自分の時間や勉強の時間が持てずに、負担のように感じてしまっていました。実は、子育てこそが臨床におけるキャリアップに繋がるんだと体感しています。

脳外臨床研究会VIPで開催される、ママセラピスト会の学びを共有させてください。子育ても臨床も良い変化を起こせます

《はじめに注意とは?》

注意機能とは、同時に起こってくる情報を選択的に処理する過程のことをいいます。


情報とは、感覚情報のこと。
選択とは、良いものを選びとること。
処理とは、さばいて始末すること。
過程とは、道筋、プロセスのこと。

注意機能とは、スポットライトをあてて選び取ることが主のようなイメージですが、実は必要のない情報を消せる機能、つまりスポットライトが当たっていない部分が大事だと学びました。

注意機能に関する脳の学びは脳外臨床大学校の山本先生による高次脳機能セミナーより引用しています。
下記リンクより、講義動画は購入可能です。

《食事場面✖️子供》

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例えば、おもちゃやテレビや絵本があり、お友達もいてお喋りも楽しい場面で、子供はどんな状態でしょうか?
子供にご飯を食べて欲しい、こぼさないようにってなった時、どのような声かけをしますか?どんな行動をしますか?

《子供の注意機能を考える》

注意スポットライトが当たっている選択の部分もあるし、背景の消すという部分もあります。

子供に「ご飯食べよう」と言った時に、子供はご飯を食べるという気持ちになっていない時に困りますよね。

環境をみた時に、今何をする時なのかという内的表象、つまり意欲「〜したい」「〜するんだ」など、この内的表象を選ぶ時に、子供の場合はご飯に向いていません。

子供は、「おもちゃで遊んでいたい」「動画をみたい」という内的表象がある状態です。

患者さんも同様で、内的表象をうまくコントロールできてないと、どれだけ環境設定して注意の情報を削減しても、やりたい方向に向きません。

注意のポイントは内的表象、自分が中で思っていることが実は大事です。

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全国の悩んでいるセラピストに届くように、臨床のヒントとなり患者さんがよくなるように、心を込めて書いています。応援よろしくお願いいたします❣️