さようなら男性機能

わたしは今どちら側にいるかと言うと、男性側に属するはずなのですが

その象徴たる部分の喪失の片鱗を見てしまいました。


というのも、わたしには元々付き合っているというか、腐れ縁というか

わたしのことをずっと好いてくれる女の子がいまして。

わたしの心の面については理解してくれていた子だったのですが

やはり、わたしの“男性”の部分を求めていることは否めなくて、わたしと子どもを作って一般的な夫婦生活というのを望んでいたようです。

そこを理解しているのでわたしは明確に“恋人”という位置に彼女を置きませんでした。

まぁそんな彼女に、女性として生きていくことにしたとカミングアウトしました。

案の定動揺していましたし、なんか謝りながら泣いてました。

それは何でも良かったのですが、彼女にあるお願いをされました。

原文ママでいくと生々しいので要約すると「最後に種付けガチャをさせて欲しい」ということでした。

シチュエーション的にNOとは言えなかったのですが

その時既にホルモン注射を受けていて

早くもあの滾るような性欲も無くなってしまっていまして、戦闘をいたせるかどうかも危うい状況です。

あと種付けガチャと言っても当たりはあるのか(キッズ達はまだ死んでないのか?)というところ。

まぁでもやるっきゃ無いので頑張りましたよ。

そしたらもう大変。瓦割りできそうなくらいの鋼鉄のジュニアが臨戦態勢になるまで時間がかかる上に、感覚的にフルパワーになってもキュウリの方が硬いわってくらいふにゃふにゃ。

オマケに、これが一番驚いたのですが、感度が鈍いこと鈍いこと。

麻痺してる感覚が一番近い。寝起きで下敷きになって血が回ってない腕みたいな感覚でした。(血の巡りが悪くなっているんだろうなと解釈)

だから感覚的に奮い立たせようにもだめ…

やっとの思いで突撃してもやはり鈍い性感…

それでも頑張ってやっとの思いで打ち込みました。

そして次の驚き。絶頂の感覚が以前と違いすぎたことです。言葉では表しにくいのですが、賢者タイムが限りなく無だったり、若干到った感覚が間延びしていたり

なんだこれはぁ…となったのですが

数分後、ボールに鈍い痛み!!!

じっとしていれば耐えられるほどですがいい感覚では無いです。それなりのダメージを受けながら、また色々謝りながら泣いてる彼女の話を聞く。

ごめんね、ボールダメージがそれなりで話半分で…

男性機能的に衰えてしまっていたり、未来像が打ち砕かれたりしてわたしに失望したのでしょう。

変わらずわたしは女の子が好きですが、男として求められる事に応えるのは難しいや。

あなたの本心はわからないけど、わたしに固執せずとも素敵な方がいらっしゃると思います。

こんなわたしでも愛してくれるならわたしもあなたを愛したいですが

それってあなたの幸せになるのかな。

しらんけど。

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