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ザッツ一期一会。知らない人とすぐ仲良くなる私。

明日引越しのため、今日に合わせて食材を使い切り、夕飯用の食べ物がなくなったため、在宅ワークでの勤務を終えてから駅の方へ。が、目当てのお店は観光客でいっぱい。近所のお店も満員。

仕方ないので、ずーっと気になっていた不思議なカフェ?バー?得体の知れない店の前に立っていたら、おでんと書いてあり、ふむふむと見ていたら店のおばちゃんが出てきて、「ご飯?ハンバーグあるわよ」と言われて中へ。

常連さんと思われるご夫人がカウンターにいて、隣来る?と言われたのでなんとなく隣に座った。

まさかと思うが、ここから店のおばちゃんとこの夫人と話が盛り上がり2時間半(笑)途中、在日24年のバングラデシュ人とその子供も加わり、日本人男と外国人男のどちらがいいか、デヴィ夫人と黒柳徹子のどちらがいいか話で盛り上がる(笑)

ご夫人。うちの母と同じくらいと思っていたら、まさに息子さんが同い年と。「もう生きてる時間が限られてる」を繰り返していたが、「生命力を感じるので大丈夫です」と言い切り、そこからまた話が盛り上がる。

夫人曰く、水商売やらホテル(ラブホじゃない)や着物の着付けの仕事をしてしたけど、水商売が一番長くうまくいった。あとは全部4日か4ヶ月で辞めたわ〜と。今は日々、酒を飲み(焼酎のロック二杯奢ってもらった)、タバコを吸い、週一でパチンコに通うダメな老人と本人は言っていたが、素敵なネイルをされていた。生きがいがないという夫人に対して、店のオーナーのおばちゃんが「仕事をして生きがいを見つけるべきよ」と言い、さらにこの年齢でネイルをしてるなぁと思っていたらそこにすかさずツッコミを入れ「ネイルサロンをこの店の一角でやったらいいわ、そうよ、それしかないわ」と。

ここからが長くて面白かったのだけど久々の焼酎ロックで覚えていないため、結論だけ。

私は明日この土地を離れますが、Y子さん(夫人の名前)のネイルのためにまた帰ってきます。だからちゃんと商売始めてくださいね。

と伝えたら、まあそれはそれは満面の笑みで、ご夫人は「あなたいいこと言うわね!嬉しい。頑張るわ」と。私の飾り気のない手を取り、「綺麗な手をしてる、ネイルしたらきっと輝く、楽しみだわ」と。ちなみに手は最近ケアしてなかったのでボロボロでしたが(笑)

この店のオーナーのおばちゃんもこのご夫人もとても気さくで楽しい人たちだった。夫人に言われたのが「初対面で何も知らないはずなのに何でも話せてしまえるあなたってすごい。そのままでいてね」と言われ、すごく嬉しかった。

そう、私は初対面だろうが人種が違おうが、すぐに人と仲良くなれる特技を持っている。なんかそれを全くの初対面の人に言われて嬉しかった。あったかい気持ちになった。

こんな近くにこんなにもアットホームな店があるなんて。最後の最後に本当にいい思い出をもらった。感謝しかない。2度と帰ってこないと思ってたけど、帰る理由ができた。嬉しいな。最後、途中まで一緒に帰り(超ご近所)、電動自転車でよろける夫人を見送った。

焼酎ロック3杯もご馳走になり、ややへべれけである。明日朝一で引越しの搬出。起きれるかしら。