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NUM-HEAVYMETALLIC/ナンバーガール

ウヒイー。ここ2、3日、なーんか調子がよろしくないです。気分的に。おととい辺りは「まあ前日まで副反応にさいなまれてたし、その影響かも……あまり深刻になる必要はないよねー」みたいに思っていたんですが、その後もなんかズブズブ感が拭えなくて。これはなんなんだとなっています。ちょっと困ってます。

で。昼間は別のCD聞いてたんですが、さっきふとナンバーガールさんを聞いてみようと思ったんですね。経緯を話すとバカバカしいんですけど。ともかく、特段何ってわけでもなく、ただなんとなく。

そんな感じで、何も思惑とかなく聞き始めたんですけど。これがですね。聞いてたら、なんだかちょっと元気になってきたような気がするじゃないですか。ええーどういうことよ。や、冷静に考えたら、さほど不思議な話でもないように思います。ナンバガさんって、まあ若い頃から折りに触れて聞いてきたわけです。いわば、ぼくにとっての定番です。ちょっと弱ってる時は、やはり定番ものが落ち着くという。そんだけのような気がします。

付け加えるとするなら、やっぱりポップであることが大きいような気もします。最初に聞いた時は轟音ギターの方に気がいって、全然わかんなかったですけど。歌メロとか相当なじみいいじゃないですか。まあ、ポップだから自分内定番になったと思いますけど。取っ付きにくいのは、やっぱり取っ付きにくいんですよ。なんじゃそれ。

とかなんとか言ってますけど、ぼくがナンバガさんをちゃんと聞くようになったのは、実は解散してからです。あ、こないだまた解散したから、一度目の解散って言った方がいいんですかね。それまで一応アルバムはいくつか買ってはいたんですけど、なんかこう、ちんぷんかんぷんでした。でもある日、そのポップさに気づいたんです。おお! てな感じで。そしたら、それまで聞いても「???」みたいだったアルバムが、俄然いいものとして自分の中に入ってきたんです。なんだったんでしょうねあれは。一種のパラダイムシフトってやつなんでしょうか。それは違うか。

「SAPPUKEI」とか聞くと、なんか青春って感じがします。対してこのアルバムは、あまりそういう印象はないです。どうしてそう思うのか、ハッキリしたとこはわかんないです。まあ……それまでのアルバムが、わりと直線的な感じだったのが、このアルバムはもうちょっと違う雰囲気があるような気がするからでしょうか。今になって振り返ると、後のZAZENの予兆みたいなのも見て取れなくなさそうな気もしますし。

そういえば。今日お昼、どういうわけか「現実的SUGILL」ってフレーズが頭の中に浮かんでたんでした。ご存じの方はご存じの通り、このアルバムに入ってる「MANGA SICK」の一節ですね。どういう脈絡で出てきたんだっけか……ああーそうだった。「自分はなかなか現実を見られない」とか、そんなことを思ってたとこからでした。詳細は話すと長くなる上に、また気持ちがドヨーンとしそうなんでやめときますが。

「MANGA SICK」では、現実じゃなくて妄想みたいな世界で生きていたい、みたいな人がチラッと出てきます。世間的にはそういうのってよろしくないことだと評されると思うんですが、ディスイズ向井秀徳さんのボーカルからは、こう……一概に非難してるとも言いがたいようなトーンを感じたりします。決して賛辞してるわけでもないけど、別に遺憾とも思ってなさそうといいますか。うまく言えないですけど、そういうのって、なんかちょっとホッとしたりします。

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