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今すぐ試したい!CVRを倍増させる7つの超簡単&超効果的な方法


はじめに

コンバージョン率(CVR)は、ウェブサイトやオンラインビジネスの成功を測る重要な指標です。高いトラフィックを獲得しても、それが実際の成果(購入、申し込み、登録など)に結びつかなければ意味がありません。本記事では、すぐに実践できるCVR改善の方法を7つ紹介します。これらの方法は、小さな変更で大きな効果をもたらす可能性があります。

1. CTAボタンの最適化

1.1 ボタンの位置

CTAボタンの位置を変えるだけでコンバージョン率が大幅に向上する可能性があります。あるサイトで行ったABテストでは、ボタンの配置を変えただけでコンバージョン率が19%上昇しました。

具体的には、重要な「選ぶ」ボタンを価格情報の上に移動させたことで、以下の効果がありました。

  1. ユーザーがどこをクリックすべきかが明確になった

  2. ページ全体の読みやすさが向上した

ポイント: CTAボタンの位置を見直し、ユーザーの目線や行動フローを考慮して最適な配置を探ることが重要です。

1.2 ボタンの色

ボタンの色を変えるだけでもCVRに大きな影響を与えることができます。色の選択に絶対的な正解はありませんが、以下の2点を試してみることをおすすめします。

  1. サイトのキーカラーの補色(反対色)を使用する

  2. 緑、赤、オレンジなど、目立つ色を使用する

具体例: コンテンツバード社の事例では、青い長方形のボタンを緑色の丸みを帯びたボタンに変更したところ、コンバージョン率が35.81%改善しました。

注意点: ボタンの色選びは、サイトの全体的な配色やターゲット層の好みによって適した色が変わってくるため、ABテストを行うことが重要です。

1.3 CTAのテキスト

CTAのテキスト選びは非常に重要です。ユーザー視点でアクションを促すテキストにすると、クリック率が高くなる傾向があります。

具体例:

  1. 「あなたの30日間無料トライアルを開始する」を「私の30日間無料トライアルを開始する」に変更したところ、クリック率が90%向上した事例があります。

  2. 「製品ページはこちら」を「詳細を見る」に変更するなど、ユーザーのアクションに焦点を当てたテキストを使用することも効果的です。

実践例: あるスポーツジムのランディングページでは、ボタンのテキストを「会員になる」から「通う事務を探す&会員になる」に変更したところ、決済ページへのクリック率が約213%増加しました。

ポイント: ユーザーが何を求めているかを理解し、そのニーズに直接応えるようなテキストを選ぶことが重要です。

2. ユーザーの意思決定を助ける

2.1 コンバージョンの選択肢を減らす

ウェブサイトでは、ユーザーが迷うと離脱してしまう可能性が高くなります。そのため、コンバージョンの選択肢を減らすことで、ユーザーの意思決定を助けることができます。

具体例: 広告エージェンシーのワードストリーム社の調査によると、選択肢を一つに絞ったメールの方が、クリック率が371%、売上が1617%増加したというデータがあります。

実践方法:

  1. 必要のない選択肢を削除する

  2. 似たような選択肢がある場合、できるだけ一つに絞る

  3. 選択肢の違いを明確にする(例:個人向けと法人向けで分ける)

2.2 選択肢に強弱をつける

複数の選択肢が必要な場合、全てを同じ重さで並べるのではなく、一つを強調する方法があります。

実践方法:

  1. 一つの選択肢を強く推奨する

  2. デザイン的に一つの選択肢を目立たせる

  3. 各選択肢がどんなユーザー向けかをはっきり示す

ポイント: サイトを訪れるユーザーの特性を理解した上で、選択肢を設けることでユーザーの迷いを減らし、意思決定を助けることができます。

3. 事例ページの活用

3.1 事例ページの効果

事例ページは、実際の顧客の体験談や得られた成果、解決された課題などを紹介するページです。これらの具体的な情報は、ユーザーの興味や関心を引き上げ、コンバージョンを促進する効果があります。

具体例:

  1. ある会社では、事例ページを公開後、月間問い合わせ数が20件から80件(4倍)に増加しました。

  2. 男性向け医療クリニックのサイトでは、十数件の事例を追加したところ、翌月の問い合わせ数が1.5倍に増加しました。

3.2 効果的な事例ページの作り方

事例ページに書くべき内容は、主に以下の4つです。

  1. 結果:得られた具体的な成果

  2. 事象:どのような行動や施策を行ったか

  3. 状況:導入前の課題や問題点

  4. 意味:その結果がクライアントにとってどのような意味を持つのか

ポイント: どのようなビジネス形態でも、事例ページはコンバージョンに大きな影響を与える可能性があるため、作成を検討する価値があります。

4. デザインの差別化

4.1 一般的なデザインからの脱却

特にソーシャル広告では、一般的なデザインではユーザーの目に止まりにくくなっています。そのため、既存のデザインから離れ、新しいアプローチを試みることが効果的です。

4.2 ソーシャル広告での実践例

具体例: バズ部の無料eBookのダウンロード広告では、従来の典型的なデザインから、以下のような新しいデザインに変更しました。

  • 黒みを帯びた奥行きのある写真を使用

  • 特徴的なフォントを採用

結果:

  • CPA(獲得単価)が864円から412円に半減

  • クリック率が1.08%から1.58%へと約1.5倍に増加

ポイント: 一見すると違和感を感じるようなデザインでも、ソーシャルメディア上で注目を集めるためには効果的な場合があります。

5. CTAボタンテキストの最適化

5.1 効果的なテキスト例

CTAボタンのテキストを変更するだけで、ユーザーの反応が大きく変わる可能性があります。

具体例:

  1. アメリカ大統領選でのオバマ陣営のキャンペーンサイトでは、メルマガ購読ボタンの「購読する」を「もっと知る」に変更したところ、クリック率が18%向上しました。

  2. アイキャッチ画像の変更も組み合わせた結果、最終的に40.6%もの改善を実現しました。

その他の効果的なテキスト例:

  • 「問い合わせをする」→「無料相談をする」

  • 「セミナーに申し込む」→「セミナーの席を確保する」

5.2 テストの重要性

ボタンテキストの効果は、ターゲット層や提供するサービス・製品によって異なる場合があります。そのため、継続的にABテストを行い、最適なテキストを見つけることが重要です。

ポイント: より具体的で、ユーザーの利益や行動を明確に示すテキストを使用することで、クリック率が向上する傾向があります。

まとめ

CVR改善には、必ずしも大規模な変更や複雑な施策が必要というわけではありません。本記事で紹介した7つの方法は、比較的簡単に実践できるものばかりです。

  1. CTAボタンの位置最適化

  2. ボタンの色選び

  3. CTAテキストの工夫

  4. 選択肢の絞り込み

  5. 事例ページの活用

  6. デザインの差別化

  7. CTAボタンテキストの最適化

これらの方法を意識し、継続的にテストと改善を行うことで、あなたのウェブサイトやランディングページのCVRを着実に向上させることができるでしょう。小さな変更が大きな結果につながる可能性があることを忘れずに、粘り強く最適化を続けていくことが成功への鍵となります。

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