ないはずのmicroSDがあり、あるはずのネジがない ◆ 水曜日の湯葉81

クレカのポイントが2000円ほどたまっていた。「たまったポイントをクレカのお支払いに充当できます」というので設定した。ところが2000円より高いものをカードで買うたびに「残高不足で決済できません」と拒否されるようになった。「不足分は通常のクレカで払う」とかじゃないんだ。かといって連携を解除すると2000円のポイントは消えるらしい。

ということで「2000円を捨てるか、クレカを捨てるか」という2択を迫られたが、ここで機転を効かせて Amazon ギフト券を2000円買って自分に送り、ポイントをきっちり使い切ってから連携解除した。現代のマネーロンダリングだ。

ポイントカードという制度が苦手だ。「出費を減らしたい」ではなく「お得感を得たい」という目線で設計されているからだ。「全商品が表示価格から0.5%値引き！」と言われてもお得感は全くない。消費税の高さが際立つだけだ。しかし0.5%のポイントをコツコツ溜めれば4万円の消費で200ポイントもらえる。これで缶ビールの1本でも買えば「努力したあとの酒はうまい！」という錯覚が発生する。

この錯覚がポイント社会を成立せしめる原動力なので、極論すればポイントカードは不便でなければならない。「努力した」という実感が貯まるので。最初から0.5%値引きすればなんの努力もいらないし、なんのお得感もない。僕はそっちのほうがいい。金銭を扱うときはなるべく「無」でいたい。

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車を買った。中古なので多少のトラブルは笑って許そうと思っていたが、一番笑えたのはドライブレコーダーに前オーナーの動画が入りっぱなしという点。microSD を抜いて再生してみたら警察官が何人か写っている。事故歴があると聞いていたがその時の映像らしい。オーナーの自宅とおぼしき映像もGPS座標つきで映っている。うむ。僕がこの車を売るときは別の店にしよう。