水曜日の湯葉 #21

4月20日　水

「遠くないうちに覆面を剥がそうと思っている」とツイートしたことでフォロワーがドバッと増えた。「会いませんか」「話したいです」というDMも結構来た。みんな中の人に興味があるらしくて嬉し恥ずかし。
（あからさまな覆面作家に「会いませんか」と声をかけるのは出版社の編集者くらいである。考えてみるとずいぶん特殊な立場だ）

これまでの数年で「覆面だからできること」に色々着手し、大体のノリや方向性を掴んだので、次は「覆面だとできないこと」に着手したい、というのが方針変換の理由である。つまり転換しているようで転換していない。「まだやってないことをやろう」という一貫した方針で動いている。

ひとまずトークスキルを付けるために週1でラジオの収録を始めた。現在ダニング・クルーガー曲線の最初のピーク真っ盛りで、喋りに関する過剰な自信が身につきつつある。今ならM-1で喋れそうな気がする。M-1が何なんかよく知らないが。