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六十余州名所図会 三河 鳳来寺山巌
三河国設楽郡にある霊峰鳳来寺山の描いた浮世絵です。画工は歌川広重(安藤広重)です。日本全国の名所を浮世絵で連作したもので70枚の内の一枚です。
三河国からは鳳来寺山の風景が採用されています。本シリーズは嘉永6年から安政3年までにわたって作られますが、本作は嘉永6年8月の作です。
鳳来寺山の麓門谷から続く石段とたなびく雲が鳳来寺山の険しさを表すとともに仁王門のほか塔頭も描かれており、鳳来寺山の特徴をよく捉えている。
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