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私の祖父、湯浅邦三郎が描いた富士山です。中学校の美術教師でしたが、その傍らで創元会や新槐樹社、現代美術協会に所属し、昭和期の地域画壇の興隆にも力を尽くしました。 富士山には特別な思い入れがあったようで、同じ画家である甥に「人生の理想は孤高の富士」とよく語っていたようです。邦三郎は富士山を題材にした作品をいくつか遺しており、本作品もそのうちの一つです。 1957(昭和32年)6月 油彩/板 220㎜×272㎜