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短歌集


薄紅のはなびら携え見惚れさす
その後顔出す桜の前座


朝目覚めて

珈琲に朝食を食べ同じ日々
今日は何だかまた眠りたい


泣きたいのに

泣きたくて心は泣いて泣きたくて
けれども出ない涙の雫


酒飲みじゃ

昼間から頬赤く染めいい気分
天気ほがらか気分ほがらか


朝方目覚め

薄暗い空と空気目が覚めて
うつらうつらと朝日を待った


頑張ってます

気晴らしと変化を求め模様替え
新しき朝迎える為に


探してるのに

見つからぬ模索を幾度繰り返し
よもやこの世は迷宮の場所


思い出してしまう

春うららあの日目にしたあの人に
思ひをはせた青春の日々


仲直りしたい

絡まった糸をほどいて整える
幾度試して尚絡みつく


会いたい気持ち

桜咲く心も咲いて思ひだす
今頃君は遠く微笑む


ショック

新人の医者と初会い期待すも
素人過ぎる診察の時


朝のニュースで

美しき景色に見入る目覚めの画
液晶ごしも悪くなからず


少しの元気

雨現涙のように流れ出る
少しの晴れ間笑顔こぼれる


夏が近づく

風そよぐ太陽の日とその香り
照らす日差しに目を細めてる


夢に出て来て

思ひ人夢で逢えるがより孤独
現で逢えぬ寂しさ過る


寂しいね

愛猫と お別れを告げ 早い日々
それでも消えぬ 悲しみの時


にゃん

おお子猫 首を傾げて 目をキラリ
物珍しい 新たな景色


深夜に

冷感に 目覚めた深夜 冬の空
まだ暗闇に 眠気が残る


会えない

会いたくて 君を誘うが 返事は無
冷たくされし 嘆く憂鬱

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