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綺麗なものだけを


大雨が予想されてましたが見事に初日から天候に恵まれ、2日間共雨が降らずのBTSライブでした。
私が参戦した2日目、7/7七夕の日は雲は出ていたものの、暑くて全く雨降る気配がなく、ライブが始まった頃にはスタジアムの上の雲すら無くなっていく素晴らしさ。
よってくそ暑いわ…そのためアリーナで倒れた方が数名いました…夏の野外はやっぱり危険だな。今後行かれる方本当にお気をつけください。

そんな中全力で踊って歌って楽しませてくれたBTSは本当にありがとうの言葉じゃ足りねぇなと。だからお賽銭を納めるんですけども。

納めた分以上に返してくれるBTSライブ、一言でまとめると本当にめちゃめちゃ楽しかったです。
セトリはほぼLove Yourself Speak Yourselfと同じでしたけど、日本語歌詞で歌ってくれるだけでこんなに特別感でるの本当に贅沢だよなぁと。

曲ごとの感想だとか、感じたのはディレイビューイングを見に行ったWembleyのものと近いのでそちらも載せておきます。セトリもほぼ同じなので。

Love Yourself Speak Yourself in Wembley stadium

※全メンバー好きですが文量の偏りはありますし、感想もただの一ファンによる覚え書き程度の偏りまくったものですので悪しからず。

1.Dionysus
2.Not Today
3.Outro:Wings
4.Trivia 起:Just Dance
5.Euphoria
6.Best Of Me -Japanese ver.-
7.Serendipity
8.Trivia 承:Love
9.Boy With Luv -Japanese ver.-
10.DOPE
11.Baepsae -Japanese ver.-
12.Fire -Japanese ver.-
13.IDOL -Japanese ver.-
14.Singularity
15.Fake Love -Japanese ver.-
16.Trivia 轉 : Seesaw
17.Epiphany
18.The Truth Untold
19.Outro:Tear
20.MIC Drop -Japanese ver.-
21.Anpanman
22.So What
23.Make it Right
24.Mikrokosmos

今回私自身はスタンド南側の席で、運良くギリギリ屋根ありの日差しが終始当たらない場所でした。なので暑すぎず、メインステージも全て見える(唯一鉄塔?が邪魔)そこそこに視界良好な席でした。

(画像では左下辺り)

私はいつも生ライブに行くと演出も見たい派なので、ディレイで見たものと同じモニターよりも演出と肉眼での彼らを中心に頑張って追いかけていたのですけど。
やっぱりスタジアムとなればBTSも特効めちゃめちゃに使ってくるの本当に最高でしたね。音ハメでの炎と水が特に多くて、見ていて本当に気持ちがいいし、最高に気分が上がりました。

Dionysus~Just Dance

Dionysusでは炎の演出が多くてメインステージの左右から燃え上がってるのを見ていいぞ、もっとやれという気持ちしかなかったです。重低音が響く中炎が燃え上がるステージでごりごりに踊るバンタンソニョンダンさん本当に格好いいので早く円盤出して(EuropeもNew Yorkもまだ見れてない)。
NOT TODAYでは生で踊ってる方を見ようと頑張って双眼鏡で覗いていたのですけど、Dance Break Timeはセンターステージで踊られたので鉄塔が邪魔で全てが見えなかったのが悔やまれる。
それでも多くのダンサーさんと整列してMVさながらに綺麗に揃って踊る姿は本当に格好良かったです。

ここでの衣装で、パクジミンさんはディレイで見た時ひらっひらのぺらっぺらですぐ腹チラしてたんですけど、肉眼で追ってるとわりと分からなくてあまりお腹見えなかった気がしました。丈の調整入ったか?

そのあとのWings。私はやっぱりWingsが好きだなぁと思いました。
なにより水の演出がすごく合う合いすぎる。特にホソクさんは水の魔法使いかな?と思うほどで。
Wingsはラップラインのラップが大好きなんですけど、ホソクさんはもう、演出とダンスと音楽を手に入れた神に愛されたアーティストでした。あれは神に愛されてた。大サビ前で大きくターンをしてメインステージ前の花道で手を広げたら大量の水がメインステージからアリーナ後方にかけて噴射してくるんですよ。ステージを操っていたとしか思えないようなタイミングで…もう、こんなにも美しいそなたはポセイドンの生まれ変わりか?と。
"昔の僕とは違うから、空で僕は飛んでいるだろうから fly"
と笑顔で両手広げるJ-HOPEさんはステージを飛んでいたよね。両サイドから広がる水が羽に見えたからあれは実質飛んでいた。
また粋なことにスタジアムの上だけ雲もなく綺麗な青空で、水しぶきは私が立っていたスタンド席までギリギリ1粒程度でしたけど飛んできまして。ありがとうJ-HOPEさんと謎に感謝しました。
あの素晴らしいぐらい晴れた空と暑さにあの水噴射は、アリーナの人達にも二重の意味で最高のプレゼントだっただろうなと思いますね。

そしてその後J-HOPEさんのソロが始まるの、何回見たって天才だと思うしセトリ考えた人早く名乗り出てください口座番号教えるから。
何回見てもめちゃめちゃに格好いい。びっくりするぐらい格好いい本当に。
なにより日本公演重ねる度に声援が大きくなっていると思うけれど、当日もJ-HOPEコールが凄かった。5万人もが揃えるとこんなにも大きい声援になるんだと私が驚いたのですけど、ホソクさんもすごい楽しそうで私もめちゃめちゃ楽しかったし、Wingsの興奮が続いていてホソクさんがキラキラして見えました。
ソロが終わった後には1人「くそかっこいい…」とホソク落ちしていたのでJ-HOPE沼の皆さんよろしくお願いします。

Euphoria

ジョングクさんソロは抜群に歌上手いのは前提として、空飛ぶ演出はアリーナ頭上を飛んでくれるんですけど、わりとスタンドからだと遠いのと、私の席の高さよりは低かったので、アリーナ席の方からすると真下からジョングクさんがわりと近くで見れるのでとても楽しいと思いますね。
実際私の身内はアリーナ席から見ていたのですけど、すごく近くてくっそイケメンだったとのことでした。せやろな。
ただアリーナは席がフラットなので全体像はなかなか高身長の方でないと見にくいだろうと。
どちらがいいかはわからないですが、個人的にはスタンドでも全然楽しめます。

Best of Me

日本語歌詞のBest of Meですよ…なんて贅沢な…ペンミ以来聴けると思っていなかったから本当に有難かったですね。みんな大好きべオミですが、例に漏れず私もMV、歌詞、曲調、ダンス全てが大好きでして。
これはナムさんが、彼の声がとても優しく、美しく、本当にセクシーですよね。
"道はわからないけど〜"からのナムさんが肩でリズムとる姿あるじゃないですか。あれがとても好きで、一緒にのってしまうのが定石ですね。
またそこの歌詞も大変エモーショナルでよろしい。この部分だけでナムさんの優雅さ、賢人さ、男らしい美しさと色気が伝わってしまうんじゃないかと思う。
"今も君のナイフに口付ける"と自分の唇に2本指を添えたあと、こちらに向かって(カメラに向かって)優しくその指をトンっと置く所作がなんと美しいことか。私はここでもう大満足でした。

もちろんパクジミン推しなので見てはいたのですけど、甘い歌声は素晴らしく彼はフリースタイルになると尋常じゃない柔軟性を出してくるのでそれも良かったですね。
ただ1つ衣装が個人的に謎でした。みんなピンク色のジャケットだったり白のズボンだったり丈は違えどお揃いだったのですけど、パクジミンさんの上の服があれは色の問題なのか生地の問題なのか、どうにも〇レディ・〇ーキュリーにしか見えなくてやな。
少しテカっている?のか、やっぱり色の問題か、あとパンツも白で少しスタイルのでるタイプで、しかも彼シャツインするので余計にバレエダンサーか〇ィズニー王子かフ〇ディかにしか見えなかったですね。
(補足ですがフ〇ディも〇ィズニー王子様も格好いいと思います)

Serendipity

これはぜひとも生でセットを見たいと思っていたので、本当に嬉しかったです。私の語彙力じゃ全く美しさの欠けらも無い表現になるんですけど、あのシャボン玉が出てくる前って上から見ると氷嚢みたいなんですよね。モニターにまず上からの映像が映されたのですけど、真っ先に氷嚢やんと思いましたし、今検索してもやっぱりそのままだったのでこれ以上の表現はしようが無いはず。
そして私はできる限り肉眼…は無理でも双眼鏡で微動だにせず凝視していたのですけど、やっぱりパクジミンさんはなるべくしてなったダンサーだと思うのですね。
本当に、本当に体の頭の先から指の先まで動かし方が美しい。そしてモニター通してみるより生の方が断然色っぽい。これはもう言葉では言い表せないのですけど、上半身だけでなく足の筋肉の動きが素晴らしい。
生だからこそ筋肉の厚みがわかるというか、人間として生きているからこその無機質にはない色気と、力強そうでしなやかな動きとひらひらとした生地の薄い衣装、全てがパクジミンのために相互作用しているようで。

肋骨辺りのNEVER MINDはやっぱり現存していたのですけど、これに関してはホンモノだろうがヘナやジャグアだろうが、私はどちらでもいいし彼自身が「僕にとって大切な意味がある」としか話していないけれど、それを自分自身の体に刻んだことがどれだけの意味なのかと。
正直この話をするとわりと長くなるのでやめますけど、衣装があえて透けているものになっているんだろうと思うとさらに深く考えてしまうオタクです。

とにかくダンスも甘い歌声も素晴らしく、あとシャボン玉がめちゃめちゃに多い。すごい多くて、でも遠くから見るとキラキラとしていてそれがとても美しかったなぁと。

LOVE〜IDOL

この調子で書くとあまりにも終わらない気がするので、少し簡略化していきます(いつもこんなことになっている気がする)。

LOVEの魔法使いナムジュンさんは大阪でも変わりなく魔法使いでした。ラストのメッセージが確か"OSAKA 사랑해"だった気がするんですが、"O"が内側にくるくると何重か円を描いていてとても可愛かったです。
毎回どの公演でも浮かび上がらせているとわかっていても、やっぱり"OSAKA"と書いてくれるだけ嬉しいもんだなと思いましたね。おそらくあれは毎回手描きなので、ナムさんが少しでも時間をかけてくれているのかなと思うと、愛おしさと感謝でいっぱいになります。

BWLからの怒涛の日本語バージョンは本当にすごい嬉しかったですね。普段韓国語バージョンの方が聴くことは多いとしても、やっぱり日本語で歌ってくれることの有り難さを今回改めて感じた公演だったなと。
あとこの時パクジミンさんがフリースタイルダンスやってたので、それを肉眼で見ていたのですけど思わず「なんだその動き」と口に出るほどの柔軟性とエロさでした。ジミンさんよく胸や両足開ける動きしますけど、あれ実際に見るとめちゃめちゃ動き早いし明らかに常人ではない動きですね。足の付け根?骨盤が男性にしては珍しいレベルで開きまくって、さらには腕までついてとにかく見てくれとしか言いようのないダンスでした。

初めてIDOLの日本語バージョンをライブで聴きましたが、思ったよりもいいし「We are IDOL!!」と叫んで始まるのは変わらなかったです。
IDOLはテンポがすごくお祭りっぽくてライブに合っているなと思いましたね。

Singularity

テヒョンさんがベッドに寝そべって出てくるのは知っていましたけど、少しセットが遅れたのかVCR終わってすぐに始まりませんでした。ですが、その時もテヒョンさんはベッドで寝転がりこちらは焦らされてるのかと思うと私は大変興奮しましたけど、皆さんもきっとしたはず。
深紅のベルベット生地を纏ったテヒョンさんの上品さ…もしかしたら全然ベルベット生地とかじゃないやっすいものだったかもしれないけれど、キムテヒョンがまとうことでガウンの生地さえもテヒョンさんに従う!(最近映画ダイナーを見た結果)
あと常に歓声が上がってました。モニターに映る顔が一瞬一瞬変わる度に黄色い声が上がるというか、さすが世界1位の顔をもつキムテヒョンやなという凡人の感想です。
個人的にテヒョンさんは重たい衣装というか、重量を感じさせる布が大変似合うと思いました。派手な顔をしているので派手なメイクに派手な色の衣装で、逆に所作やダンスと曲調は緩やかで静かな決して派手ではないものという対比がなんとも言えない妖艶な雰囲気を作っていて、とても似合うなと。

FAKE LOVE〜Epiphany

ダンスなしのFAKE LOVEだったのですけど、ライブ開始の真っ白衣装とは正反対の真っ黒衣装でした。
そして私はやはりパクジミンさんを追っかけていたのですけど、彼は布にイタズラされすぎでは?案の定彼は丈の短い衣装を着ていましたけど、風のせいかなんなのか腹が出まくりで腹チラどころではなかったですね。
双眼鏡で見ていましたけど、ペラペラどころではなくべろーんと捲りあがってもはや「布を着ていない…?」と困惑したほどでして。1人で2度見してましたけど、あれはやっぱり衣装を着ていなかった(着てました)。

seesawでは掛け声がすごく大きくて、以前京セラで見た時とは桁違いに大きかったです。それはユンギさんのseesawに限らずなんですけど、多分他の国のライブ映像を見て少しの悔しさと笑顔が見たいがために練習したんだろうなと思うと、ファンの力ってすごいなと思いました。私自身、推しを原動力として動くことは大変多いのでわかるんですが、推しが笑顔になるならわりと何でも出来そうな気がしますよね。
もちろん自己顕示欲だったり、他国への対抗心からくる方もいたかと思いますが、結果アーティストが笑顔になることなのであれば根本がなんであれ良いと思っています。
実際、ユンギさんが口角上げてフッと笑ってくれたので私はわりと軽率に死にましたしやっぱりガチ恋殺しだなと思いました。

ジンさんのピアノに関してはやっぱり生で見てもわけわからん形してました。すごく芸術的といいいますか、ただディレイビューイングで見た時には無かったキラキラとしたものが付いていた気がしたんですが、少し変えたんですかね?それか元々付いていたかもしれませんが…モニターでは分かりにくかったですがとても綺麗でした。
あとジンさんがピアノを弾く手を双眼鏡で覗いていたのですけど、本当に弾いてる…と感動しました。少し節ばった手でEpiphanyを弾き、燕尾服を着て歌うジンさんは素敵でした。
そして何より歌い終わったあとのこの日1番大きなスタンディングオベーション。本当に、本当に凄かったです。

正直ここ最近、海外の掛け声や応援法に対するBTSの反応が羨ましいと思うARMYが多かったように思います。それによって、日本でも沢山走り回って欲しい、水をかけて欲しい、観客席に来て欲しい、テンションが上がってメンバー同士激しいスキンシップをして欲しい、感動で泣いて欲しいという思いからか、日本公演でも海外のような盛り上がり方を見せたい!という雰囲気があったような気がします。
一方で、静かな曲ではメンバーの名前を呼んで欲しくない、彼らの歌が聴きたいのだから全ての歌詞を一緒に歌って欲しくない、という思いの方も沢山いて、少し応援法に対して色んな意見が飛び交ってた気がします。

そんな中でずっと言われていたのが、ジンさんvliveの話でした。
2017年の10月14日、WINGSツアーの京セラ初日終了後のvliveでEAT JINをしたジンさんですが、「日本のファンの皆さんは静かに聴く文化があり、Awakeが終わったあとに3万5000人の拍手だけが鳴り響いて、本当に言いようのない感動が込み上げてきました。僕の人生でまたこんな貴重な体験が出来るのか?と不思議な気持ちになりました。」と話してくれていました。

それ以来か、京セラのLYSでもジンさんのソロ後には拍手が鳴り響いていましたが、今回のスタジアムではファンの数も多いこともありますが、比べ物にならないくらい私が感動で泣きそうなほどに本当に1番の拍手の大きさでした。
実はジンさんのソロだけでなく、この後のThe Truth Untoldやほかの曲後も拍手がすごく大きかったです。

ジンさんだけでなくほかのメンバーも、国によって熱量や応援方法、文化が違うから国に合わせて公演をしていると話していますが、どれが特別だとかどの国が好きだとか、そんなレベルの感覚ではないのだろうなと思います。
どうしても母国であったり、Wembley stadiumなどであったり大きな意味のあるステージではやっぱり思いは強いのかもしれませんが、私としては日本でこれだけのステージを行い、日本語歌詞を歌い、MVを出し、日本語を勉強し、日本語で交流してくれ、日本の文化までも理解してくれる彼らはこれ以上にない愛情を向け尊重してくれているんじゃないかなと。

例えそれが出稼ぎのためだと言われても、そんなのアーティストとして稼いでいるのだから当たり前ですし、そのためにここまでしてくれる彼らに他に何を望んでいるのかと個人的には思い、今回の公演で一層強く感じました。

少し閑話

今回の公演で印象的だったのが、彼らのパフォーマンスはもちろんですがARMYの皆さんの反応や行動がすごく面白かったです。
掛け声が公演を増すごとに大きく、はっきりとしたものになっていることや、BTS本人達が望む形の声援の送り方をすることもすごいなと思いましたし、あとやっぱり皆さんオタクなので(?)心の声が漏れるんでしょうけど本当に面白いしそばで聞いていて思わず笑いました。

私の斜め後ろ?に立たれていた女性の方はホソクさんがソロで出てきた時に「足長っ?!」と思わず声が出ていました。
確かに長かったな…サングラスかけてスーツを着て、チカチカと光るピンクの箱の上に堂々と立つJ-HOPEさんは本当に足が長かったししぬほど格好良かった。

私と同列に立っていた女の子はジミンさんとナムさんのVCRを見ながらずっと興奮していたのですけど「ジミンさん大好き!愛してる!」「そのレモンを持つ手がすてき!」「もう顔が素晴らしい!」「すべてがかわいい!」と怒涛の愛を叫んでいて、しかもどこか丁寧な言葉遣いでとても可愛かったですし、私も頷いておきました。

そしてやっぱり日本の皆さんは掛け声するところ以外は静かにしている方が好きなのかなと思いました。もちろん全員がそうではなく、常に叫んで声援を送りたい方もいると思います。
TTUでは曲中に名前を叫んでいるファンがいたのですが、正直周りの方が迷惑そうに見られていましたし、あるメンバー名を叫ぶと別方向から対抗するように大きな声で別メンバーの名前を叫んでいたり、TTUは静かに彼らの歌声を聴きたい自分としてはあまり集中出来なくて気になりました。
またアリーナ席だった身内から聞くには、本当にずっと一緒に歌って甲高い声で叫んでいるファンが隣の席だったそうで、歌もコメントも何も聞こえなかったそうです。

声援を送ることが悪いことではなく、おそらく叫ぶタイミングを考えたりすると良いのかなと思います。やっぱりどうしてもみんながみんな同じ考えにはならないので、一番はアーティストが一言こうして欲しいと希望を伝えることで影響を与えるとは思いますが、彼らも意識的に作ったもので応援して欲しいわけでもないかなと思うので難しいところだなと。
けれどそこも年月をかけて掛け声が大きくなって揃ったり、ファンダムが大きくなっても変わらずにマナーを叫んでくれる方がいたり、そういうファンの力があると思うとすごいし、今後も良い方向に向かえばいいなと思います。

Tear〜MIC Drop

Tearに関しての私の熱量はもうWembleyディレイ感想文で語りまくったので、それと同等の気持ちでしたで終わります。やっぱり私はラップラインのTearがしぬほど大好きです。

MIC Dropなんて格好いいごりごりバンタンソニョンダンさんの頂点みたいなもんじゃないですか、という話も前した気がするので置いておいて、何よりもパクジミンさんですよね。まさかパクジミンさんゆるゆるズボンにゆるゆるTシャツでMVさながらのバケットハット被ってピアス揺らして出てくるなんて思わなかったですよね。(ゆるゆるズボンとTシャツはアンコールからだったからかな?もはやバケットハットしか記憶にない)
とにかく驚異のヘッドバンド率と夏バージョンDiorとパクジミンのバケットハットは最高でした。

(大体みんなこんな感じ)

髪の毛短くなったパクジミンさん、常に前髪上げてますけどめっちゃ男くさくなったじゃないですか。昔のマッチョしてたパクジミンさんらしいというか、まあ前髪下ろしたらモン〇ッチにしか見えなくて可愛いんですけど。その髪短いジミンさんだからか、バケットハット被ると写真のように髪も目も全然見えなくて、でもピアスだけがゆらゆら揺れていてそれでもってあの激しいダンスは本当に素晴らしいものを見させていただきましたという気持ちですね。
見下ろさないと目が出てこないなんてもう、やっぱりパクジミンさんごりごりのチャラい感じが大変良く似合いますね拍手。
ナムさんのトップスも夏仕様なのか、襟付きのひらひらしたシャツが余計に輩感増していたり、ホソクさんのハーネスだったりミンシュガさんはこれが私服ですよとでも言うかのようだし、ジンさんもゆるゆるの服に紫髪で増し増しハンサムですし。
あと個人的にジョングクさんが髪伸ばし始めてパーマもかけてからテヒョンさんと似てきたなと。今回の公演でもすごくテヒョンさんに見えた時あって、双子かな?と思ったほどでした。顔が良すぎる兄弟ですね。

Anpanman〜Mikrokosmos

パクジミンさんがかわいいぶりっ子のアップを始めたようです。
今回パクジミンさんがすごく大人しいなと思っていたのですけど、まさかのアンコールからアップし始めて、最後には大変かわいいパクジミンさんが出来上がっていました。
1日通してごりごりパクジミンからセクシーパクジミン、あざといパクジミン全て見せていくスタイル素晴らしいプロ精神だと思いますね。
メンバーとのスキンシップはもちろんのこと、Anpanmanラストではみんながセンターステージからメインステージへ走っていく中、1人ゆっくり歩いていたかと思うと花道で止まって、Wow oh oh oh oh ohの後音に合わせてペンギンのような立ち方でお尻をぷいっと上げたり、仕草まで可愛くなるのすごい。

ナムさんからアンパン受け取るところでも後ろでチョロチョロしてるなと思ったら、背伸びをして頭をがしがし食べる仕草をしたり、表情がくるくる変わっていたり、ぴょこぴょこという擬音が大層似合う24才でした。

そして何より印象的だったのが(おそらく)自分の携帯で何回も何回も色んな場所で動画を撮っていることでした。
自分が歌っていない時、アリーナからスタンドまで関係なくずーっとカメラを回していて、その時の顔がすごく優しくて柔らかくて、本当にこの人はライブが大好きなんだなと。ARMYに囲まれてたくさんの声援を受けて、みんなで笑顔になっている場所が大好きなんだろうなと。
メンバーのこともたくさん撮っていて、テヒョンさんなんかは客席を撮っていたジミンさんに寄ってきて自ら「僕を撮って」というようなジェスチャーしたかと思うとメインステージを前にARMYを後ろに歌い出して、それを笑顔でカメラに収めるジミンさんがすごく記憶に残っています。

トロッコでアリーナ外周をまわってくれることに驚いたけど、そこでもカメラを回していました。
ちなみにそこでジョングクさんだけ撮っていた、とツイッターでは流れているようですけど、元々ARMYを撮っていて、その流れのままジョングクさんを撮り、そのあとにジンさんを撮っていました。
その光景を生で見た時にジョングクさんを撮りつつ、"ARMYを背に歌う"ジョングクさんが撮りたいように見えて、今ここにある全てがジミンさんにとって綺麗な景色に見えているといいなと願ってやまなかったです。

ホソクさんも、ユンギさんも、ナムさんも、ジンさんも、ジョングクさんも、テヒョンさんも、ARMYもみんなを撮っていたジミンさんがすごくかわいくて愛おしくて、何より日本の公演でたくさん撮っていることが個人的にすごく驚いたと共に何よりも嬉しくて。

「ぼくは綺麗なものが好きです。
だからこの景色が大好きです。
これからもこの景色をずっと見ていたいです。」

ジミンさんが最後のメントで、日本語で話してくれた言葉です。
私はこの言葉を聞いて、綺麗なものであることが、綺麗なものとしてジミンさんの目に映っていることが何よりも幸せで、嬉しくて、それと少しの申し訳なさが溢れてきて。

ライブ終盤にかけて本当にこんなに日本語歌詞で踊ってくれて、日本語で話しかけてくれて、しかもFOR YOUぶりのMV付き日本語曲Lightsを出したばかりでしたので、色々と考えることがあった上でこの言葉を聞いて。
いつも個人的に1番日本に対してジミンさんが接しにくいんじゃないかなぁと思っているんですけど、それでも1番沢山メッセージを向けてくれる姿が本当に純粋で、すごく嬉しさと申し訳なさが溢れてきて。
本当にごめんね、ありがとうね、としか返せないなぁと。

最近また日本メディアでBTSが取り上げられてますが、正直私はあまり嬉しくはないんですね。
もちろん私がそうだったように、メディア露出により新たにBTSの良さを知ってくれる方が増えるのは良いことだとは思うけれども、やっぱりそんな綺麗事だけでは終わらない訳で。
BTS WORLDの広告がTwitterに流れてきていたけれども、そのリプですら心無いただの偏見にまみれた誹謗中傷が書かれていたので、綺麗な道だけを綺麗なものだけを見せてあげたい私としてはあまり日本メディア露出を望んでいないのが事実です。
ただそういう訳にもいかないですよね。KーPOPが市場進出でまず目指すのは中国、日本と言われているようことや、そもそも既に私のように日本にファンがいる限り、BTSの人気にあやかって視聴率取ろうとする局がある限り、そう簡単に"日本メディアに出させないでください"という訳にもいかないと思います。
そして実際に彼ら本人達がアンチ達の誹謗中傷やあらゆる逆境には耐えてきているので、ある程度対処の方法もわかっているだろうとも思います。

そんな色々な考えが浮かぶ中、彼らが実際に日本に来て5万人という壮大な人の前で日本語歌詞を歌ってくれる姿を見ると、一気にその不安が吹き飛んだ気がしました。
日韓関係について目を逸らし綺麗なものだけ見ることがいいことではないと思うし、むしろこの機会にしっかりとした知識を身につけるべきだとは思うけれど、ただ彼らがこういった姿を見せてくれてる時は、純粋に受け入れて楽しんで、ポジティブな感情を返すことが何よりいいのではないかと思いました。

そしてLightsを歌うかなと少し思っていましたがありませんでした。ただ最初のメントで、「発売しました!ありがとうございます」のあとジョングクさんが少しだけ口ずさんでくれました。

私は元々LightsはBTSが作曲したものでは無いし、と正直歌に対して熱があまりなかったのですが、おそらく公演ではその歌詞の思いがそのまま感じられたようでした。
彼らがARMYにとって光であると共に、彼らにとってARMYが光であり、どこにいてもそれは変わらないもので、国境を越えてこのような言葉をかけてくれていて、私はその贅沢が信じられなかっただけで、実際ライブに行って生で彼らの人柄や歌や言葉を聞くと、本当に大切にしてくれているなと思いました。

「僕は今日ここに立って鳥肌が立ちました。
今まで何万回と公演をやってきましたが、
正直この長居スタジアムが怖かったんです…緊張で震えました。
けれど5万人のアミが埋めてくれて本当に感動しています。」

ホソクさんがとても流暢な日本語で話してくれました。
鳥肌が立つという言葉を普通に使っていることに驚きましたが、何より彼が話すとおり何百回、何万回と人前に立っているはずなのに、スタジアムに立つことが怖かったと話す姿に一番の驚きがありました。
それと同時に、一番のプロ精神であり妥協を許さない真面目なホソクさんが、毎回どの公演でもその精神を忘れないからこその恐れなのかなと。

韓国語で話してくれたユンギさん、ジョングクさん、「演技します!」と叫んだかと思うと横になり「もしもし?」と何かの演技をしたずっと幼稚園児のような可愛さがあったテヒョンさん、いつもより多めにソンキスをしてくれたジンさん、ずっと笑顔でニコニコとメンバーを見守りながらまとめてくれたナムさんも、本当に終始楽しそうでした。

テヒョンさんは、私のイメージとしてWingsツアーの円盤にも入っている気球からARMYに向かって「はーと!みんなはーと!」ときらきらした笑顔で大きなはーとを作りながら、ARMYにも作って欲しいと求めるテヒョンさんが浮かんだのですが、そのぐらい小さな純粋な子供のようでした。
びっくりするぐらい可愛くて、走り回って自由に話しかけて、にこにこするテヒョンさんがマンネと言われても違和感がないなと思うほど。
アンパンマンの雲の件も大変かわいくて、「雲を見てください!アンパンメン!ほら!あそこ!」と珍しい昆虫見つけた小学生にしか見えなかったです。
テヒョンさんのそういった姿を見ていると、やっぱりどうしても純粋に育っているし、本当にそのまま、その感性を大切に、あなただけの感覚や考えを大切にしてねと思うと同時に、今までその感覚を理解できないと突っぱねられたことはなかったの、その美しい優しさを無下にされたことはなかったの、と勝手な不安もでてくるの不思議ですよね。

ジンさんは「今日は七夕ですね!やっと逢えたねぼくの織姫ー!」と叫んでいましたけど、絶対誰か七夕に絡めてくるだろうと思っていたので予想通りで嬉しかったです。

ナムさんに携帯のライトをつけてください、と言われるタイミングがあったのですが、本当にすごく綺麗でした。明るい時間でしたので、正直アミボムの光はあまり見えなかったのですが、携帯ライトの少しオレンジかかった色がすごく綺麗に輝いていて、さながら天の川のようでした。

最後の最後まで日本語で「たのしかったー!」「あいしてるよー!」「本当にありがとうございます」と叫んで、きらきらとした目でARMYをずっと眺める7人は本当に楽しそうで、その姿がすごく綺麗で美しくて彼らを見ることが出来て良かったです。

小話

私はいつもいつもライブで生きていて良かったと、生で自分が美しいと愛おしいと思う方に会えて最高に幸せだと感じます。
それはいつも一方的で、勝手で、自分の幸せのために気持ちをこっそり吐き出していますが、それが一方的ではないかもしれない、と初めて彼らを知り思うことに、少しの恐怖と申し訳なさと、もどかしさと、嬉しさと、少しぐちゃぐちゃしたものが溢れてきて。
国も言語も性別も境遇も何もかも違う彼らが、私が知った時には既に遠くにいたはずの彼らが、びっくりするほど近くでいようとしてくれることに恐らく戸惑いがあって。

果たして私がいつまで彼らを応援するかは分からないけれど、必ずしも永遠はないと思っているので軽率にずっとなんて言えないけれど、好きであるうちは、美しいと思ううちは、そう感じさせてくれたことに感謝をしながら、その新たな戸惑いごと受け止めて何度でも会いに行こうと思います。

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