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Dark Urban Boysgroup "NO GIVE UP FOR STEP UP" ~次のPhaseに行く為に~

どうも皆さん、YU-TOです。

8月2日配信開始予定の『CREMATION[URN SIDE]』に収録されている楽曲のMUSIC VIDEOを毎週公開していく"5 SONGS 5 VIDEOS EVERY WEEK"もいよいよ折り返し地点。

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自分が隠し持っていた音楽を曝け出していくのは毎週ドキドキして、僅かながらも反応があることはとても嬉しい。

全く活動らしい活動もせずに、いきなりリリースしたと思ったら「これで終わり!。」とか言い出すのは側から見ればただの茶番劇であろうが、何度も言っているように、自分にとってこのリリースは大きな意味のあることだ。

毎週曲を公開する度に何だか気持ちが晴れやかになるというか、心に諦めがつくというか、そんな不思議な気分になる。

「やっぱり何もやってこなかったら、これだけしか聴いてもらえないよな。」という事の再確認というか、"積み上げてきたものが無い"という残念さや自分の不甲斐なさ、そして情けなさを感じてしまうが、今回はこの気持ちを思う存分に味わう為のリリースなのかもしれない。

「次は絶対に同じ事は起こさせない。」

そんな決心のようなものを今感じているし、この気持ちは新しい活動への最高のモチベーションにもなっている。

きっとこのリリースは、物凄くパーソナルな事かもしれないが、何かしらの変化に繋がっていると信じているし、その変化はきっといつかポジティブな形で表面化してくるだろうとも思う。

とりあえず、8月2日までDark Urban Boysgroupは生き続けるので、よろしくお願いします。

さて、今回公開されたのは『CREMATION[URN SIDE]』の1曲目を飾る"NO GIVE UP FOR STEP UP"。

"In The Mist"や"風憶"とはまた違った雰囲気のある楽曲で、「お前らは何がやりたいんだ?。」と思われても仕方がない程の(笑)Dark Urban Boysgroupが持つ音楽性の幅広さをとことん見せつけている1曲だ。

EDMとメタルのクロスオーバー的楽曲な"NO GIVE UP FOR STEP UP"だが、実は1番最初に出来たDark Urban Boysgroupの楽曲はこの曲だった。

制作を進めていた2012年は、もはや"全盛期"とも言えるくらいに数々のEDMアーティスト達がわんさか出て来ていた時代だったように思う。

その代表格として挙げられるのがSkrillexで、ヘヴィロックの影響も多分に感じさせるエレクトロサウンドはそれまで聴いた事が無く、その要素を自分達の音楽に取り入れられないかと当時は模索していた。

エレクトロな要素を取り入れるロックバンドも巷にそこそこ出てきていたのだが、その殆どは"ピコリーモ"と呼ばれるサウンドのバンドばかりで、「何かそれとは違う形で、エレクトロサウンドをメタルに取り入れられないだろうか?。」とも考えていた気もする。

そんな思いが昇華されて完成したのが、"NO GIVE UP FOR STEP UP"だった。

しかし、今回公開されたバージョンは2012年にレコーディングされた原曲とはアレンジが異なり、原曲を知っている身からすれば"REMIX"とも呼べるくらいに大幅なビルドアップが曲に施されているのだ。

ボーカル、ベース、ドラムは当時録ったテイクがそのまま反映されているのだが、それ以外のギターやエレクトロサウンドはほぼ全て変更されていて、「よくまあこんなに(笑)。」と新しいミックスが送られてきた時は思わずニンマリしてしまった(笑)。

それと同時に、「当時表現したかったサウンドって、これだったな。」とも感じた。

2012年当時、完成してもイマイチしっくり来なかったというか、「もっとカッコ良く出来るんじゃないか?。」と1番感じてしまっていたのが"NO GIVE UP FOR STEP UP"で、「9年の歳月を掛けてやっと納得いくものが完成したのだな。」としみじみ思う。

エレクトロ要素は全てギターのTAKUMAが作っているのだが、2012年は彼がDTMを始めてまだ1~2年の時期。

今考えてみれば、それで納得いくものなど出来るはずもない。

そこから年月が経ち、年間何百という曲を作ることで磨かれていったTAKUMAのアレンジ技術が今回は遺憾無く発揮されており、作品の冒頭に相応しい強烈な一撃を食らわせてくれている。

まあ、兄弟を褒めるのは嫌だし基本的に仲は悪いので、さっさと次の話題に行きますね(笑)。

この" NO GIVE UP FOR STEP UP"に関しては、確か歌詞はほぼ全てTatsuが書いていて、そこから殆ど手を加えていない。

"NO GIVE UP FOR STEP UP"という曲名は、Tatsuが付けたメロディの語呂に合わせて考えた言葉で深い意味は全く無く、今回の作品中で1番"フィーリング"な、言ってしまえば1番"テキトーな"歌詞なのがこの曲だ(笑)。

しかし、今更になってこの歌詞を読んでみると色々と考えさせられるというか、とても不思議な気持ちになる時がある。

もちろんTatsu本人が意識しているはずも無いのだが、まるで今回のリリースを予期しているかのような歌詞に思えてならない部分があり、偶然とはいえ妙にスプリチュアルめいたものすら感じてしまう自分がいたりするのだ。

例えば冒頭の

この身体に感じる、この振動は何だろう?。溢れる勢いは止まる事を知らないで広がる。

は自分がこの作品をリリースしようと決めた気持ちとリンクしているし、"NO GIVE UP FOR STEP UP"という曲名は意訳したら"次に進む為に諦めない"という意味になる。

この言葉も、"次のフェーズに進む為にこの作品のリリースを諦めなかった"という自分自身の気持ちとリンクする部分があり、単なる当て付けかもしれないが、何となく曲を聴き返していた時にハッとさせられた。

何か過去の自分が現在の自分にメッセージを送っているというか、そんなオカルトめいた事すら感じてしまうくらいに、この曲の歌詞には今更になって心動かされている。

いつか運命が、このストーリーが、動き出す時、時代を変えていく

最後のサビ前での歌詞。

今、このストーリーは動き出した訳だが、果たして時代を変えられるのだろうか?。

今のDark Urban Boysgroupに、そんな力は無い。

そんな事、自分が1番よく分かってる。

ただそれは、世間で言うところの"時代"だ。

それはつまり、"トレンド"という言葉にも置き換えられる。

そういう意味での"時代"ではなく、"自分自身の時代"は、『CREMATION[URN SIDE]』をリリースする事で確実に変わるだろう。

自分の中での1つの時代が、このリリースで終わりを迎える。

それは物凄く個人的で、"自己満足"とも捉えられることなのかもしれない。

「何かあいつ最近ごちゃごちゃ言いながら訳分からない事やってるよな。」

そんな程度の認識で良いのだ、Dark Urban Boysgroupは。

ただ、次は見とけよ。

同じ失敗と後悔は、2度とする気は無い。

"NO GIVE UP FOR STEP UP"

次のPhaseに行く為に、自分はこれを諦めない。

9年前に作られた、現在の自分の決意表明。

この曲にはそういう"意味"があるのかもしれない。

自分の執念と後悔が詰まった『CREMATION[URN SIDE]』、8月2日配信開始です。


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