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ぼくの詩

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詩をまとめてみました。よかったら見てみてください。
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2022年6月の記事一覧

【詩】星誕 - せいたん -

きみの生命に 光が灯ったとき 空の星がひとつ消えた きみは人として 生きてみたくて この星…

【詩】糸電話

糸のない糸電話 振動するのは ふたりの心 「もしもし、どうしたの?」 「いや、ちょっと気…

【詩】エビフライ

ぼくの前に置かれたのは 城の天守に置かれてもおかしくない エビフライ まずは玉子いっぱいの…

【詩】バベル再建

失った同じ言葉を 取り戻すため 天にとどく塔を築こう 神によって崩壊された バベルを再び …

【詩】寄り道

学校からの帰り道 いつもの道を真っ直ぐ歩く ぼくの前を蝶が飛んだ ふわふわと知らない小道へ…

【詩】恋花

恋花とよべるのは どのような花でしょう あなたが見惚れた 桜でしょうか あなたにもらった …

【詩】七転び八起き

ダルマさんが転んだ でも、泣かずに起きてみた 意外と平気だった なんだ、転んだら起きればいいのか 転ぶのが怖くなくなった

【詩】水中花

呼吸すると のぼる気泡 私を残して 上へ 上へ 透明な水に 私はひとり 咲いているのが 見…

【詩】虹

赤いほっぺの君を見て 橙の花がひとつ開いた 黄色の傘はくるくるまわり 緑の葉っぱが雨粒は…

【詩】はじまりの詩

一番難しいのは 続けること 一番試されるのは 終わらせ方 一番勇気がいるのが はじまり …

【詩】世界地図

行きたい場所に たとえばピンをさすように 出会った場所に 花を植えて歩きたい すべての日を…

【詩】完璧主義を卒業した日

小さいころから 想い描いた通りのものを作りたかった ねんどで綺麗な丸を作ったり つみ木で絵…

【詩】迷惑

迷惑は かけてかけられて お互いさま 許し許されて 支え愛 それからね 迷惑だと思うからって…

【詩】水の継ぎ目

水は継ぎ目を見せない 一雫の雨が葉にとまり 山を下って川になり 幾筋もの川が海に集まる 流れに逆らわず ただあるがまま ただあるがまま 地球は水槽 地球は水滴 終わりとはじまりがつながる 水の継ぎ目を見たとき 人はそれを虹とよぶ ~*~* Twitterの詩より