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「適切な」判断に、必要なモノとは?

ユーシロです。

新入社員が企業に入社して右も左も分からない状況でも迷いながら仕事に取り組んでいますが、そんな新入社員にアドバイスを送りたいと思います。

上司から毎日、指示があると思いますが、その場合は


上司から指示があった場合は、その目的と背景を確認してください。


一般的に、会社が何か行動を起こそうという時には、必ず「なぜそれをやるに至ったのか?」という背景と、それを行うことによって得たい目的があるはずです。この2つをあらかじめ抑えておけば、自分の仕事が「会社がやろうとしていること」から大きく踏み外れることはありません。

例えば、自分に仕事を頼んできた上司の意図を知りたい、ということであれば、本人に聞くのが一番確実です。しかしこれがもっと「会社の今後の方向性は?」といったような大きな話になり、しかも聞く相手も自分から遠い存在の場合は、直接聞けることのほうが少ないでしょう。

そういう時に、相手の考えていることを知る方法の一つとして、「相手が発信している情報に目を通す」ということが挙げられます。相手が社長であれば、社内報を読むとか、書籍を出版していればそれを読むことで、社長が何を考えているのか、ということが大体分かるかと思います。

しかし、社内報などに掲載されている社長の言葉は、表面的な言葉に終始しているのが普通です。だからと言って、「どうせ本音は書いていないから読まない」のではなく、「この誌面で書けるのはここまで限界だけど、本当はこんな事が言いたかったのではないか?」と想像する訓練をすることが大切です。それを続けていくことによって、相手が考えていることや、物事の裏側が見えてくるるのではないでしょうか。

現実的には「社長が本当はどう考えているのか?」というのは、本人に聞かない限りわかりません。実際には、直接聞いても分からないことはあります。ビジネスの局面においては、一から十まで情報を不足なく与えられ、判断することのほうが少ないのです。大切なのは、少ない情報から察しようとする姿勢です。自分の仮説が間違っている可能性もあるでしょうが、それでも構いません。

これは、ビジネス書の読み方にも通じています。作者の言っていることは完全に理解できなくても構いません。勝手な解釈でも、自分の役に立つことはあります。何よりも、自分の仕事にとってプラスになることが大事なのであって、「合っていなければいけない」ことなど何もないのです。

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