OB・OG訪問
ユーシロです。
前回は会社説明会やセミナー・勉強会について述べましたが、今回はOB・OG訪問について述べていきます。
質問ですが、OB・OG訪問はしていますでしょうか。していない人がいたら、それは非常にもったいないことです。就活の第一歩はOB・OG訪問から始めていきましょう。
就活時の私は「今はOB訪問はほとんどやらないんじゃ?」という疑問を持っていました。
確かに「OB訪問をしたことがない」という学生は7割近くにものぼり、アンケート調査の結果にもそれが現れています。
しかし企業のアンケートでは「積極的にしてほしい」という意見が7割以上です。OB・OG訪問も企業と学生の考えのギャップの一つと言えるでしょう。
ですが、企業がして欲しいと言っているから、学生は大いにOB・OG訪問を活用すべきです。では、なぜOB・OG訪問をした方が良いのでしょうか。
その理由は、その業界その会社の特徴を間近で掴める絶好の機会だからです。
インターネットにしろセミナーにしろ、企業は自分たちのいい面しか表に出そうとしません。それを直接ではなく遠まわしに聞くことで、意外と本音が
出てきたりということも多いようです。
そうして話しているうちに大人とのコミュニケーションのとり方の練習にもなり、それが自然と面接の練習につながるという隠れたメリットもあります。
企業によっては人事部から社員に「いい学生がいたら紹介するように」と要請されています。
ですが、「いちいち会うのも面倒くさい」と思う就活生も多くいますが、最初から行動に制限を設けてしまうと、何か事を起こすときにためらうクセがついてしまいます。
このクセを持ったまま社会人になると大変苦労します。学生のうちにこのクセをなおしておかなければなりません。就職活動はそのための絶好の機会と言ってもいいでしょう。この時期にガンガン飛び込み、体質を改善することが大事なのです。
では次に、OB・OG訪問をする際の注意事項をお伝えしましょう。
質問をするOB・OGはなるべく似た境遇の人の話を聞くのがベストです。企業の採用プロセスは毎年変わっています。なので、環境とは違ったOB・OGに聞いても参考にならないことが多いのです。今の時期なら就職氷河期のOB・OGに会うのがベストでしょう。
会う当日についてですが、約束の時間には絶対に遅刻しないようにしましょう。交通機関が遅延の場合は電話で遅れる旨を伝え、具体的な到着時刻を伝えましょう。
私も社会人になって分かったことですが、時間というのは1分1秒とも本当にバカにできません。学生のために自分の時間を割いてまで会うことに対して、感謝をしましょう。
そして、会った時は挨拶をして質問しましょう。質問する時は相手が会社に何年いるかで内容変えましょう。例えば・・・
1〜3年目の人には「どうやって入ったんですか?」
4〜10年目は「どんな仕事をしてるんですか?」
そして部長以上と人事の人には「入れて下さい!」
そして質問の回答には必ずメモをしましょう。そうすることで真剣味が伝わります。
また機会があれば、エントリーシート(ES)を見せることもオススメします。ESを見せるとダメな点を指摘してもらうだけでなく、「ウチの会社はこう書いた方が通り易い」とアドバイスをしてくれることもあります。
またNG行動もあるので、それもお伝えしましょう。
1つ目は喫茶店やカフェでOB・OG訪問をする際のことですが、座る場所は入口が見えるからって奥の上座に座ってはいけません。目下の人は常に下座です。相手が来る前に飲み物を注文するのもNG。OB・OGが来るのを待って一緒に頼みましょう。
これらのNG行動で怒ったりはしませんが、お茶代をレジではらうとき平然と立つのは非常に腹が立ちます。もちろんOB・OGが払いますけど、せめて払うフリぐらいはしましょう。そうでないと「何様のつもりだ!!」と感じて返ってマイナス評価になります。
また、一方的に自己アピールするのもNGです。自分にコミュニケーション能力があることをアピールするために聞いてもいないことを主張する就活生もいますが、そういう人に対しては「忙しい」を口実にして会いたくさせないようにします。
そしてOB・OG訪問終了時に「この人はすごいな」という人に出会うことが出来たら、とにかく何度も会いに行きましょう。そして次に聞く質問は以下の2つを具体的なエピソードで聞きましょう。
・仕事ができる人とできない人の違い
・仕事ができるとはどういうことか
この2つを聞くことでその企業に入るために自分はどうすべきかを掴み取れるのです。
OB・OG訪問は全く知らなかった社会の扉を開けていくことなのです。
この記事を読んで、OB・OG訪問をするキッカケになれば嬉しいです。
~教訓~
OB・OG訪問は社会人になるための大きな一歩
~OB・OG訪問3ヶ条~
①履歴書orES(エントリーシート)を持って行け!
②相手の年齢によって質問を変えろ!
③自分と似た環境で学生生活を送った先輩の話を聞け!