死を想う2

20代から「終活」始めます【人間関係の整理編】

 日頃、死について考えていることを、ゆるゆると書いていきます。
 今回は、終活シリーズ第2弾、【人間関係の整理編】です。
 ※第1弾【生前整理編】はこちらです。

 久しぶりに、中学、高校時代の友人と会いたいと思い立ち、ラインを送ろうとしました。ところが、友人の名前がなかなか見つかりません。ラインを始めてから連絡先の整理をしていなかったので、「友だち」の数が膨大になっていたのです。顔も思い出せない人の名前が沢山登録されています。
 以前、終活について調べたときに、「人間関係の整理は、友人もそんなに多くないし、これからも会う人が多いし、あまりやることがないだろう」とか、「引っ越しや、進学、就職のときに、既にある程度整理されただろう」とか思っていたのですが、そんなこともなさそうです。というわけで、今回は、人間関係の整理をしていきたいと思います。

人間関係を書き記す

 「人間関係の整理」と聞いて、使わない連絡先を消したり、手紙を送る人を減らしたり、といったことを想像していましたが、調べてみるとそれだけではなさそうです。
 私に何かあったときに、そのことを誰に伝えたら良いのか。それが分かるように、家族や友人知人、近隣住民、仕事などで自分と関わりのある人について、連絡先や、自分との関係、何かあったときに連絡して欲しいかどうかなどを書いておく。これも、人間関係の整理に含まれるようです。言われてみると、なるほど。確かに、私には家族が知らない大事な友人がいるし、ほとんどの友人たちは私の家族を1人も知りません。これでは、私が何かあったときに、側に居てくれた人が、誰にそのことを伝えたら良いのか分かりません。ノートに、私の周りの人たちと、その人との関係について記しておくことにします。

 ただ、この個人情報満載のノートをどこに保管するかが問題です。分かりにくいところに置いておくと発見されない可能性がありますが、分かり易いところに置いておくには、あまりにも個人的な情報です。どうしたものか。
 取り敢えず、ノートに記載する情報は最小限に留めて、それなりに分かりにくい場所に置いて、家族などの身近な人だけに場所を伝えておくのが良いでしょうか? うーん……。もっと良い案が浮かんだら、そちらを採用しようと思いますが、それまでは、この方法でいきたいと思います。

人間関係を断捨離する

 次に、「人間関係の整理」と聞いて、私が最初にイメージした方、連絡先の削除やイベントへの出席を減らすなど、人間関係の断捨離を行いたいと思います。

 まず始めに、古いラインのトーク履歴を削除します。今まで一度も消したことがなかったので、これだけで、かなりすっきりしました。次に、もう使われていないグループから退会し、名前と顔が一致しない「友だち」を非表示にします。すっきり! でも、一瞬で話したい相手が見つけられるほど少なくはなりませんでした。知り合い少ないと思っていたけど、意外といるのか……。必要な人と連絡が取れなくなるのは困るので、ラインの整理はこのくらいにします。

 他のSNSは連絡用にはほとんど使わないし、メールアドレスも必要ない物は消しました。年賀状を送る相手は10人くらいで、多くありません。同窓会は、そもそも行われていないので参加できません。特に仲が良かった友人とたまに会うことはありますが、その人たちとの関係は、これからも失いたくないと思います。
 こんなところでしょうか。意外とすぐ終わりました。

 人間関係の整理をしてみた感想として、最初にやった「人間関係をノートに書く」は、かなり大切なことではないかと思います。「私の周りの人間関係を知っているのは、私だけなんだ!」ということを、改めて感じました。
 次にやった断捨離の方は、ラインが使い易くなった以外は、特に変化がありませんでした。人間関係の整理をする理由として、本当に必要な人間関係を見極めることで、トラブルに巻き込まれる可能性が低くなったり、自分の時間が作れて自己成長に繋がるということが挙げられていました。しかし、私は基本的に「休日は1人で家に居たい」とあまり誰かとどこかへ行くことはなく、用事は本当に大切だと思うものしか作らないので、変化が少なかったのかもしれません。
 「あまり仲良くはないけれど、誘われたから……」「断るのも悪いから……」とお出掛けすることが多い人なら(そして、もしその状況に納得していないのなら)、いっそのこと連絡先を消してしまうことで、有意義な時間が増えるのかもしれません。あとは、年を重ねたり、自分の周りの環境が変わったりすれば、考え方も変わっていくのではないかと思います。

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