死を想う2

20代から「終活」始めます【エンディングノート編】

 日頃、死について考えていることを、ゆるゆると書いていきます。
 今回は、終活シリーズ第3弾、エンディングノート編です。

 友人がエンディングノートを書いていたので、それに触発されて、私も書くことにしました。意識のあるうちに、自分の意思や希望を書き記しておこう。ノートは、以前、人間関係の整理をしたときに、友人関係について記したものがあるので、それに続けて書くことにします。

 まず、財産について。相続人を書くほどの財産がありませんが、持ち物など、どれを捨てても構わないと書いておきます。あと、欲しい人が居たらあげてください、ということも書いておきます。

 次に、パソコンや、SNS等のパスワードについて。もう既に別の紙にまとめてあるので、その保管場所を書いておきます。

 医療・介護についての希望を書きます。例えば、意識を失った状態で生き続けていたとして、それが自分にとって良いことなのか、悪いことなのかは今の私に分からないので、家族が望む方にして欲しいと書くことにします。臓器移植に関しての希望も書きます。これは、保険証の裏にも書いた方が良いだろうか。後で書こうかな。
 それから、「もし私に何かあったら、前のページに書いてある友人に伝えてください」とも書いておきます。

 葬式とお墓についての希望を書きます。葬式は、自分では見られないと思うので希望はありません。執り行う人の良いように。お墓は、両親が入る予定のお墓に入れて欲しいので、そう書いておきます。

 こんな感じでしょうか? 重要な事柄に対して、結構「お任せします」という内容になってしまったので、決断する人の負担を減らすために(本当に負担が減るのかどうかは分かりませんが)、最後に、「私の為にしてくれた全ての決断に満足しているし、感謝しています」と書いておくことにします。本心からそう思います。誰かが自分のために考えを巡らしてくれることは有り難いことです。

 お墓の希望ぐらいまでは淡々と書いていましたが、最後に付け加えた一文で、何故か涙が止まらなくなりました。なんでだろう。遺される人のことを考えたからでしょうか。折角なので、この文章を書くときに思い浮かべた人たちへの感謝の言葉をもう少し沢山書いておくことにします。

 エンディングノートの書き方を調べた際には、自分の所属や自分史についても書いておくと良いと書かれていましたが、今回は省略。
 これから先、環境や心情の変化があると思うので、これを定期的に書き直していこうと思います。あ、それなら、今回のノートに日付を書いておいた方が良いかもしれない。日付も書くことにします。

 今回、エンディングノートを書いてみて、「これでいつ死んでも良い!」とは全然なりませんでした。どちらかと言うと、「まだ死にたくない!」という気持ちになりました。「まだ、あれも、あれも、あれもやっていないし……」とすごく活力が沸いてきました。なぜだか分かりませんが。
 それから、「まだ死ねない!」という気持ちにもなりました。「今死んだら、周りの人が悲しむかなぁ」というのが、普段よりすこしだけリアルに想像できました。

 「備えあれば憂いなし!」と思って書き始めたエンディングノートですが、このノートが使われないことを願っています。

 

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