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白紙の未来に設計図を

未来は白紙だった

10代の最後に、決心していたことがありました。
「20代を終えたら、死のう」
DV父とヒス過保護母の間に生まれ、自己肯定感は地の底。
いい子でいれば怒られないので、とりあえずいい大学に進むことが正解だと信じ
大切なところで道が見えなくなり、受験失敗。
生活力のないまま一人暮らしを開始した反動で
好き勝手を繰り返し、家は汚物溜め込み部屋と化す。
オタ活、コスプレ、パフォーマンス、地下アイドル、夜の世界で、
若さと可愛さだけが取り柄だと、よく分からない価値基準が形成され
恋愛で沼り年上の彼氏は情緒不安定
お先真っ暗で、30代のビジョンは、全くの白紙でした。

強制送還され、就いた職で見えはじめた未来

一人暮らしは私立大学進学の為だったのですが
その大学でのビジョンも見えず、ついに中退し、趣味全開、バイト三昧。
私はもう社会に出ていきたい!と意気込んで、結局親の庇護のもと
好き勝手やっていただけでした。
当然、いつまでもそんなことは続けていられません。
「帰ってきなさい」
当時は、死刑宣告のようでした。
中学、高校と仄かに病んで陰のキャラと化していたため友達も多くなく、
大学やバイト、趣味でできた人間関係は私の全てでした。

親への恨みはMAXのまま、実家へと帰還しました。
もう私には生きる希望もない、仲間もない。と
結構絶望していました。

とりあえず、大卒の肩書だけはあった方がいいだろうと通信制の大学を選択し、バイトも探しました。
それが、今も勤めているペット業界です。

今思えばここが、人生のターニングポイントってやつだったのかもしれないです。

いちばん最初の将来の夢は、獣医さんでしたから
地元に戻ってきて、ペットに携わる仕事に就けて、大きな喜びを感じたんだと思います。
全てが変わりました。
幾度となく家族と衝突を繰り返し、向き合い
宿題もろくにできない人間が計画を立てて単位を修得し
そうしていくうちに自然と月日も経って
見えてきました。30代のビジョンが。

まだ歪な設計図だけど「描けた」

まだ、なんとなくこうなりたいとあるだけですが
設計図のようなものが描けてきたのかなと思います。
長かったなあ。

現在私は
ペットをお迎えするお手伝いをさせてもらったり、
大切なペットをお預かりしたり、
飼い方のさまざまなアドバイスをさせていただいたり、
そんなお仕事をしています。
軽率に命をお迎えすることがないよう、できる限りのヒアリングとご提案をさせていただいております。

それでも直面する、「飼えなくなった」問題。
よく、蛇口を閉めれば解決=ペットショップ廃止!っていう方がいますが
私はそう思っていません。
もちろん軽率に飼うべきではありませんが、その背景には
十分な説明もせず売りつけるショップやブリーダーの存在もあります。
販売する側もしっかりと、徹底的に正しい知識をお伝えする責任があります。
お互いが勉強したりコミュニケーションをとる必要があるんですね。

私は、そういうコミュニケーションを大事にしていきたいです。
しっかりとヒアリングし、最適なものを提供させていただく。
もし飼えなくなるなら、そうなる前にできる限りの提案をさせていただく。
そんなことができるといいなと思いました。

私の30代の設計図が白紙だったように、十数年先の人生をきっちり決めることは難しいはずです。
環境が大きく変わることだってあります。
それに伴って発生する問題…長期間の外出やお引越し、しつけ問題や介護など…ですかね。
みんな、決して甘く考えているわけではないと思います。想像はしているけど、実際に直面した時に現実的に難しくなる時もある。

そういった問題に直面した時に、大切な家族を泣く泣く手放さない選択肢やそのためにできることを、私の持つ知識を最大限活用し、提供させていただきたい。
ゆくゆくは、そういった環境自体を提供できるようになりたいなと
思っております。

流石に経営の知識も、経験も浅過ぎて、すぐに起業などすることは難しいですが…
お悩み相談室みたいなことから始めるのもいいのかな?と思ったりしてます。
突然大きいことを始めるのは大変なので、小さなことから一歩ずつ。

まだ歪ですが、ようやく描くことができた設計図、大切にしたいと思います。


最後は熱くなってしまい、文章がとっ散らかってしまいました…。
それも未熟な私の成長過程ということで!
ここまで読んでいただきありがとうございました。


#かなえたい夢

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