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傑作ドラマ「すいか」について

概要

本文は「すいか」ってドラマについてです。
傑作だったので脚本家として何がどう傑作だったのかについて書きたいと思います。
まだみてない方は見てからの方がいいかもです。

何が素晴らしかったのか

日常を愛おしく描かれていたことにその素晴らしさがあるんじゃないかなとは思ってます。

ハルマゲドンってアパートに住んでいる女性たちの日常。

日常を揺るがす人物であったり、食べ物だったり。

このドラマ、馬場ちゃんが持ってきた大トロにはじまり、お母さんが持ってきた松茸で終わるんですよね。
非日常的なご馳走が突然やってきて、日常でそれらを消化していつもに戻っていくって象徴的だなって思いました。
それこそ、最後にとりあげられた梅干しの種に象徴されるように。

早川さん、絆ちゃん、ゆかさん、教授、たまに間々田さんって面々が素晴らしいんですよね。

あと、エンディングの今となっては時代遅れのあのダサいCGも味になっててすごい良かったです。

非日常の象徴としての各キャラクター

このドラマ一話目に馬場ちゃんが3億円横領します。
で、唯一の友達だった主人公に早川基子さんに連絡してきます。
最後、飛行機のチケットと基子の買い物のチケットどっち取るって問います。
ドラマの終わりにふさわしすぎる象徴的なシーンじゃないですかね?
誰も非日常に飛び込みたい。ドラマとかで疑似体験したい。でも、この後には生活がある。
そんなことを象徴するいいシーンでした。

あと、お母さんがすごい良かったです。
原則、世間の母親のそれのように鬱陶しいのですが、自身の病気が明らかになり、8話目の基子の生まれた病院の前で生まれた時のことを語るシーンはすごかったです。

キズナ周りのキャラクターも良くて、双子のねえちゃん、キョウイチくんおよび綱吉も非日常に通じてるキャラクターだったよな、みたいなことを思いました。雑なまとめ方してますが。

とにかく見て

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