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人とワンコにやさしい工夫を散りばめた、ミニドッグランのあるお庭

施工前の状態。
かなりの高低差のあるお庭を、ドッグランにしたいとのご要望でした。
プランナーの腕の見せ所です。

そして、こちらが完成したエクステリア。

自由度の高い「プラスG」(LIXIL)を用いたパーゴラは木の風合いが感じられるナチュラルなファサードに。
フェンスには木質感溢れる「マイティウッドプレミアム」(F&F)をチョイス。

問題山積のお庭を豊富なアイディアで寛ぎのドッグランに

犬を飼ったことのある人なら誰もが一度は、広々とした原っぱでワンちゃんを思いきり走り回らせてあげたい、と思ったことがあるのでは?
昨今では、屋外で自由に遊べるドッグランも増えて来ましたが、色々と制約も多く、毎日という訳にもいきませんね。

自宅のお庭をドッグランにできたら…』そんな夢を叶えるため、マイホームの購入を決めたのが相田様邸です。
ご家族でもあるペットは、ワンちゃんのゴン太くんとフェレットのたまちゃん。
彼らがのびのびと遊ぶことができるお庭にしたい、それが相田様のリクエストでした。

しかしながら、お庭にと思っていた場所は駐車場を想定したスペース。
角地に建つご自宅の南面、西面には道路に向かって急な水勾配がありました。
建物のGLと南面道路との高低差は最大で1m、西面道路では30㎝。
この大きく複雑な水勾配を解消しないことには、水平にベンチを置くことすら難しい状態。
更には風圧や日照など課題も多く、一度は諦めかけたとか。

そんな課題が山積みのお庭づくりに鮮やかな解決案をご提案したのは、豊富な経験・実績に加え、犬飼い歴でもベテランのプランナー。
ドッグランに必須の機能を確実に押さえつつ、多彩なアイディアで高低差などの課題を解決し、お庭に不可欠な心安らぐエッセンスもプラス。
ワンちゃんたちが安心して過ごせて、ご家族も寛ぐことのできるお庭が出来上がりました。

思い切り走り回っても大丈夫。
人工芝の下地にはショックパッドを敷き詰めてあるので、衝撃をしっかり吸収して、ほどよいクッション性が感じられます。

デッキの利点を活用して複雑な水勾配を解消

横張りの木樹脂フェンスがぐるりと囲む相田様邸のお庭。
一部には化粧ブロックも取り入れられ、明るく変化に富んだ外観が目に飛び込んできます。
敷地は道路に向かって大きく傾斜していますが、よく見ると地面の下には空間があり、床下にはウッドデッキの基礎が。
実はこのお庭、上から見れば一面緑の人工芝ですが、そのベースには、複雑な地形を水平にするため人工木のウッドデッキが使われているのです。

デッキ部材は、自由に切り詰めて加工するなどフレキシブルな使い方が可能。
移動できない雨水桝などの点検口を避けるなど、随所に細やかな加工が施されています。
複雑な傾斜にも、高低差が大きな部分は束柱を長く、小さな部分には短く、と部材を位置によって切り詰めて調整。
デッキの利点を最大限活用したドッグランは驚くほど美しい納まりです。
これこそ経験豊かなプランナーならではの、自由で柔軟性のあるデザイン。固定観念に縛られないことで成せた技といえそうです。

化粧ブロックと木調フェンス、パーゴラが織りなすナチュラルなドッグランガーデンは、ウッドデッキ+人工芝で複雑な水勾配を解決。
水平で過ごしやすいお庭が広がります。

季節感を楽しむ工夫も盛り込み、寛ぎに満たされるお庭へ

ワンちゃんたちにとって優しい配慮が溢れるお庭ですが、コーナー部分には草花を愛でることのできるレンガ積みの花壇や、シンボルツリーを囲む植栽スペースも設けられています。
フォーカルポイントでもあるこの花壇に植え付けられた木は、自然な樹形が美しいジューンベリー。
春は桜のような花、初夏には瑞々しい新緑や美味しい実、夏には涼しい木陰をつくり、秋の紅葉まで、お庭に四季折々の彩りを添えてくれます。

花壇の前に据え付けられたベンチに腰掛け、ワンちゃんたちの様子を眺めれば、緑に心癒やされながら豊かなひとときが流れて行きそうですね。
ご近所でも大好評、というミニドッグランのあるお庭。
たくさんの犬友達も毎日のように遊びに来てくれるとか。
ボールを追いかけて遊んだり、夏場はプールを出したり…、これから移りゆく季節を感じながら、ワンちゃんたちとの時間をゆっくり紡いでいけそうですね。

隣家との境界には、植栽と木樹脂フェンスで自然風の目隠しに。
コーナー部分にはジューンベリーを植栽。
さらに枝葉を広げれば、涼しい木陰を作ってくれます。

人もペットも心地良い、さまざまな仕掛けでワン友達ともほどよいコミュニケーション

お庭の周囲はウッドフェンスの他に、目の細かいメッシュフェンスもあちこちに取り付けられています。
これはゴン太君だけでなく、身体の小さなフェレットが抜け出せないように、という配慮。
脱出名人のたまちゃんも今の所、何度か試みたものの脱出できていないとか。

さらに二段構えの下側は、ゴン太くんと通りを行き来するワンちゃんとがフェンス越しに挨拶できるようになっています。
犬のコミュニティを大切にしたプランナーならではの機転が感じられますね。

木樹脂の横張りフェンスは、通りからの視線をほどよくカット。
夏場はパーゴラ全面にタープを設置する予定とのことで、人もワンちゃんたちも心地良く快適に。
楽しい時間が過ごせそうです。

夏場は日除けを取り付ける予定のパーゴラ。
ワンちゃんたちも暑さを避けて日陰で気持ちよく遊び回れそうですね。
周囲は目線もさりげなくカットして、プライバシーにもしっかり配慮したお庭です。

その他の写真は、こちらからご覧いただけます。

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