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返品も怖くない?「赤字枠」という考え方を解説 【ebay、越境EC】

今回は最近大事だと思っている「赤字枠」とう考え方について解説します。

ebay輸出やAmazon輸出など越境ECビジネスをやる人にとって、

・返品
・バイヤーとのトラブル

はつきもの。

海外のトラブルは国内と違い言葉の壁や、
返送料が高額なることもあり、よりいっそう面倒です。


ベテランセラーならともかく初心者の方で

・返品になったので3日間くらい凹んだ
・バイヤーとのトラブルが続いてうんざり、もう越境ECはやりたくない

という人もいるのでは無いでしょうか??

私はebay輸出ビジネスで6年間プレイヤーとして越境ECビジネスをしていますが、

「赤字枠」という考え方を知っていたから、返品やトラブルにも負けず、続けられてきたと思います。

赤字枠とは何なのか??

これは私のebayの先輩がやっていたのを真似したんですが、

簡単に言うと、月にこれくらいまでなら赤字をだしてもいいとあらかじめ決めた枠を作っておくことです。

私は赤字枠を月5万円に設定してます。

つまり、月5万円までなら赤字を出してもOKというマイルールです。

5万円の根拠は私のebay輸出の利益が大体、月50ー60万なのでその10%と考えて設定してます。

私は赤字枠5万と決めているので、バイヤーとトラブルになった際は、

わりとスパッと返金したり、すぐ返品を受け入れています。


読者:「いや、そんな事決めなくても、できるだけ赤字を出さないように、運営すればいいだけじゃありませんの??」

「ただの気休めじゃん!!」

と言うかたもいそうですが、

私が思うにこれはただの気休めではありません。

ここで私が考える「赤字枠を作るメリット」を3つ紹介します。

・アカウントを健全に保てる
・仕入でもこの考えが使える
・反省を次に活かせる

1. アカウントを健全に保てる

バイヤーから返品したいと言われたときに

「いや!私にミスは無い、不当な返品だ!!」

「できるだけ、粘って返品を取り下げてもらおう!!」

そう考えてバイヤーと長々やりとりした結果、結局返品になったり、相手を怒らせて悪いフィードバックをつけられた経験はあるのではないでしょうか?

私は、例外をのぞいて割と早く、一部返金を提案したり、返品を受け入れたりします。

あまり粘りません。

返品送料が1万円かかったり、1万5千円を一部返金したとしても、

「今月はまだ赤字枠が残ってるから大丈夫」

と考えるからです。

粘ってやりとりする時間も無駄ですし、悪い評価をつけられるリスクを考えたら

スパット決断した方がいいと考えています。

投資で言うと損切りですね。

損切りするならできるだけ早くする。

これはビジネスにおいて鉄則だと思います。

なので、赤字枠という枠を作ることで、その損切りが素早くできるようになる、

それによってアカウントが傷つく可能性も減る。

というのが1つ目のメリットです。

2.仕入でもこの考えが使える

赤字枠は、アカウントを守る盾としての役割だけではありません。

時として矛にもなります。

私は基本有在庫で仕入をして商品を売ってますが

・売れるかどうか分からないけど仕入れてみたい!
・返品されるかもしれないけど挑戦してみたい!

という商品が仕入れの時点であります。

ここで

「まあ、リスクあるから辞めておこうかな、、」

と考えて仕入れないのか

「よし、今月はまだ赤字枠が残ってるから、ここはリスクとって仕入れてみよう!!」

と考えるかでは、私は明らかに後者の方が伸びると思います。

もちろん、売れ行きが悪い月や、赤字枠が残り少ない場合はセーブしますが、

攻めるためにも赤字枠は重要です。

限度内で積極的に攻めれる、これが2つ目のメリットです。

3. 反省を次に活かせる

赤字枠を意識していると

「今月は全然赤字枠を使わなかった」

という月や

「今月はオーバーしてしまった」

という月があるでしょう。

特にオーバーしてしまったら反省が必要です。

利益の10%以上が赤字で失われている状況は良くないです。

仕入や、出品の方法を見直す必要があります。

逆に全く赤字枠を使わなかった月はめでたいですが、

「もっと攻めて新しいジャンルの仕入をしても良かったのでは??」

と考えてもいいですね。


いずれも漠然と赤字の計算をするよりも成長があると思います。

これが3つ目のメリットです。

4. まとめ

いかがでしょうか?

ここまで書きながら

赤字枠という枠をもっているだけで、気持ちが楽になり、長くビジネスを続けられるのが最大のメリットなのかなとも思いました。

参考になったらうれしいです。

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