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ASDが接客するアルバイトをやって失敗した話

こんばんは、ASD診断済みの雁屋優です。今日はASD特性のためにアルバイトに失敗した話をします。

アルビノのため、見た目や視力で差別され、そもそも面接にすらならないことが多い私でしたが、いくつかアルバイトをしました。しかし、そのアルバイトでも悲惨なことになった経験があります。

アルバイトを始めてしばらく経ったある日のこと。アルバイト先の上司に呼び出された私は、そこでくどくどと叱られてしまうのです。

「雁屋さん、仕事の覚えが悪いし、お客さんに許してもらっているような状況で、しかもお客さんにもちょっと失礼だし……」

と延々と続く説教。今思えば、辞めて欲しかったのだと思います。

仕事の覚えが悪いのはやっぱりか、と思いました。何だかうまくできないな、という実感があったので、人から見てもそうであることを知り、アルバイトを変えようと決意しました。

問題はお客さんにちょっと失礼、です。意味が分かりませんでした。タメ口なんか使っていませんし、完璧な敬語ではないにしろ、ですます調が外れたことはなかったと思います。これについてもわかっているふりをすれば説教は短くてすんだのかもしれませんが、突然のことで、正直にどこがどう失礼なのかわかっていないことも伝えてしまいました。伝えずにとりあえずはいはい言ってすみませんという感じを出しておけばよかったなと今では思います。

何せ、その時点で辞めることを決めていたのですから。

接客をすると、どういうわけか、ちょっと失礼な人になるらしいとわかったので、接客しなくていいバイトを探すのですが、なかなか決まらず、次が決まらないので辞められないという状況でした。最後の方は上司がいつ辞めるんだろうというオーラを出し、私も負けじと辞めたいですけど次が決まらないんですというオーラを出していたと思います。

次が決まったから辞めると言った時、上司はあからさまに大喜びでした。最後にブラックな職場にありがちな「ここでやっていけないなら他のところでもやっていけないと思う」というお言葉(笑)を頂きましたが、次のアルバイト先では優秀ではなくとも何とか仕事になりました。

ASDの人間、コミュニケーションに難があるので、接客するバイトは避けた方がいいのかなと私は思います。

執筆のための資料代にさせていただきます。