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コンカフェ「Selene」にシャンパンを置かない理由

8月に細々と限定的にオープンするメイドカフェ「Selene」

今もずっと準備に追われているわけですが、タイトルにもある通り
「シャンパンを通常メニューに置かない」
ことを決断しました。

お祝いごとや何かのイベントなどの特別メニューには載せようと思っておりますが、通常営業日にシャンパンは置きません。

おそらく実際に営業を開始した際、少なからず質問される内容なのではないかと思い予めこちらのnoteにて表記させて頂きます。

置かないという決断にはいくつか理由があるのでここに記させてくださいm(_ _)m

1.コンセプトに沿わなかった

これが理由の大部分を占めています。

「コンセプトカフェ」と名乗っている以上、コンセプトはしっかりさせたいというのが私の中で特に大事にしている部分でもあります。

Seleneのコンセプトは
「メイドさんと楽しむ夜カフェ」

週に4日、夜だけの「限定営業」という観点から、限られた短い時間の中で
お客様に手作りの料理やお菓子を提供し、メイドさんがいる空間でくつろいで頂きたく思っております。

このコンセプトを見返し改めてシャンパンの必要性を考え直したところ
少なくとも今の私のお店には必要がない
という判断をいたしました。

2.お給仕中の泥酔を回避するため

シャンパンはアルコール度数が11~12.5%が一般的です。
対して高くないじゃん!って思う方ももちろんいらっしゃると思います。
ですが世の中には当たり前ですがお酒が弱い女の子ももちろんいます。

お給仕中だから、せっかく開けてもらったからという気持ちは本当に痛いほど分かります。
でも無理して飲んで、酔ってしんどい思いをしながらお給仕してほしくないという気持ちが私自身あるのと、コンセプトカフェではありますが「飲食店」の類に入ることを避けては通れない業種です。

お給仕中に泥酔して肝心の接客業務が疎かになってしまったら本末転倒。

目の前にある業務をしっかりこなして、メイドさんという役職を楽しんでほしいなと思っております。

3.何度もお客様には来てほしいから。

言わずもがなシャンパンは高いです。
どれだけ安くても5000円〜はします。

細かい利益率の計算や原価などの記載はここでは省略しますが
当たり前ですがお客さんには生活があります。

その生活の中で大体いくらはコンセプトカフェなどの娯楽に使おう!と決めてる方もいるのではないかと思います。

そこで、これは一つの例ですが
1ヶ月のうち20000円はコンカフェで使おう!と思っている人が、20000円のシャンパンを開けたとしましょう。

もうそこで1ヶ月分の娯楽費を使っているわけですから、次お客様がご来店してくださるのは単純計算で1ヶ月後。

月に1度しか当店へご訪問できないということになります。(これは本当に単純な計算です)

また追々システムは発表しますが、
Seleneはドリンクを注文し、手作りのフード又はデザートを食べ、チェキを撮り1時間滞在したとしても、3000円払って十分お釣りが返ってくるような料金設定を考えております。

何度も何度も声を大にして言いますが、Seleneのメイドさんは本当に素敵な方しかいません。
同じ金額を払うなら、何度も足を運び料理を堪能して、何度もメイドさんとお話をしてお店の良さを感じていただける方が私としては何倍も何倍も嬉しいのです。

なのでスタートアップ段階の小さな小さなお店だからこそシャンパンをあえて置かない選択をしました。

まずはお店そのものを好きになって頂きたいです。

最後に

私の知らない場所で論争が繰り広げられてしまうことを避けるためお伝えしますが、ただ私のお店のコンセプトに合わないから置かないだけで、シャンパンがあるコンカフェを悪だなんてことは一切思っておりません。

これはあくまで私の意見であり、周りの方々にこの意見を押し付けるつもりも全くもってありません。

このnoteは今のSeleneというお店の方針をご理解頂くために書き記しているだけですので、その点はどうかご理解頂ければと思います。

私もSeleneとは全く違うコンセプトだったら普通に置いていたと思います(カウンターがあるカフェバースタイルとか…)
でも仮に置いていたとしても私はあくまでもオーナーという立場であり、女の子を最優先で守らねばならないので、お酒の扱い方はしっかり決めていると思います。そこは揺るぎないです。

実際に私も元はシャンパンがあるお店で働いておりました。
シャンパンはやはり特別感があり、「推しとの思い出を作る大切なツール」だと思っていますし、私が息をしていたオタク界隈は音楽関係でしたが、もしコンカフェキャストの女の子のオタクになっていたら当然シャンパンも下ろしていたと思います。(昔はとある界隈の限界オタクだったので…)

そんなお客さんとメイドさんの思い出作りのツールを私のエゴで全て抹消したくない思いもあるので、あくまでも「通常営業日に置かない」という措置を取らせて頂きました。

お店がパワーアップして、カウンターなどが設置出来るようになったらその時は再度考えます。

お店は生き物なので、その都度時代と時の流れに順応し、今のスタイルを壊さない雰囲気作りを目指していきますので、どうか見守って頂ければ幸いです。

因みにシャンパンですが、現段階ではメイドさんのお誕生日会や卒業イベントなどで予約制で承ろうと思っており、その時は追々アナウンス致しますので、引き続きSeleneをよろしくお願い致します。


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