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「こじらせ ”感謝” に囚われさん」 #2

さて、前回から実例を見てみよう!と書き初めた ”こじらせスピ” さん。

前回は「本来、感謝って素敵なことよね」と
感謝のもたらす恩恵を見てみました。
前回の記事はこちらからお読みいただけます。

そして、今回はどうして「こじらせ ”感謝” に囚われさん」に
なってしまうかを書いてみたいと思います。

どうして「感謝に囚われる」ようになってしまうのか….

きっと私のところにたどり着いてくれた
「こじらせ ”感謝” に囚われさん」達も初めは父のように
「感謝」に気づくことがご自身の心を軽くしてくれたんだと思うのです。
そして、なんて素敵なワークだ!と
その魅力の虜になってしまったんじゃないかしら?
というところまで書きました。

心が軽くなる体験をする。
そうすると、気分も上がる!
自然と気持ち良く過ごせるようになりますよね。

今まで「こうじゃないと幸せじゃない」「どうしてわかってくれないの?」と「不平」や「不満」というフィルターを通してみていることで気づけていなかったけれど、実際には既に身の回りにあった「感謝できる」環境や出来事が見えてきます。

「日常の自分にも起こっていたんだ」と認識できてくると、
「ありがたいなー」という思いが湧いてくるようになります。
そうすると、気持ちよく毎日が過ごせるようになり、
ご機嫌に過ごしているから、家族や友達、同僚など
周りの人たちも、接しやすく感じてくれるでしょう。
コミュニケーションが円滑に進むから、
物事がスムーズに進むように感じられることも実感できるようになります。

「ウヒョー!感謝のワークってめっちゃ凄くない?」
「これで全部解決!私の未来は明るいわ 〜」と、
キラキラワールドまっしぐら!笑

ホント、その通りだと思うのです。
誰でも、機嫌のいい人と過ごしている方が過ごしやすいし
コミュニケーションだって、もっと取りたくなります。
相手だってお願いもしやすいし、
軽やかに頼まれると聞き入れてもらいやすいでしょう。
ありがとうのキャッチボールって、お互い気持ちよく過ごせます。

でもね、晴れの日ばかりじゃないように、時には曇りの時もある。
雨だって降る時もある。
なんなら台風だってやってくるし、雪が降ることだってあるのが
自然の摂理というものだと思うのです。

心だって、同じこと。
誰にだってご機嫌にいられない時があります。

それが、一度軽やかな心を感じてしまうと
そこから離れるのが怖くなってしまうことがあります。

そこが ”こじらせ「感謝」に囚われさん” のキーポイントとなります。

◾️こじらせポイントを見てみよう◾️

ポイントはシンプル、「雨が降っている事に気づこう!」(笑)です。

心に、「雨が降っていること」「曇り空でちょっと冷えていること」を感じることが怖くなっていないかしら?

「感謝」ってできるに越したことはないし、
どんな出来事も、本当に「ありがたい」こと。

でも ”行為” として「感謝」をしてしまって、
心が置き去りになってはいないでしょうか?
「ありのままの心」を見ないようになっていないでしょうか?

「感謝」に囚われてしまうと起こる
いくつかのチェックポイントを見てみます。

☑️感謝できないことなのに感謝の言葉にして、誤魔化しはじめる
☑️主語が「誰か」や「何かの環境」になっている/ 自分以外が原因になる
☑️心を許せる仲間の中では悪口大会

わかりやすいように具体例を見てみましょう。
40代女性、仮のお名前を明美さんとしてみます。
(ご本人に許可を得て書いています)

明美さんは、自由人な旦那さんに対して、
「家のことをやってくれない」「私の頑張りをわかってくれない」という
思いが無意識の中にいつもあり、「自分ばっかり頑張っている!」という思いが募っていました。

その頃の明美さんは、
◉主人のことを「やってくれない / わかってくれない / 自分勝手な自由人  」
 と捉えてしまい、ご主人とは ”そういう人” だという目で見ていた
◉それでもとても大切な存在

だからこそ、ご主人とより良い関係をどうしたら作っていけるか、
諦めてみたり、頑張ってみたり、怒ったり、自分を犠牲にしてみたりと色々試行錯誤しながら頑張っていたんだと思います。

そんな時に出会った「感謝のワーク」でした。

あれ?今まで「やってくれない / わかってくれない」と思っていたけれど、視点を変えてみたら、ちょっとしたことはやってくれてる!と目から鱗が落ちる思いです。
そして「ありがとう!」と言葉に出すことでご主人も気分が良くなり、
快く引き受けてくれてくれることが増えました。

明美さんは、もうこれは「感謝のワーク」のおかげだわ!
現実が変わるってほんとだー!

とその世界観に魅了されました。
自分がそのワークをしたことで、旦那さんが変わってくれたんだと嬉しくなります。

それでも、旦那さんはいつもの旦那さん。
ご機嫌に手伝ってくれる時もあれば、そうでない時もある。
飲み歩くこともあるし、明美さんの思い通りにならないことだって
普通にあります。

そうすると、もちろん明美さんの中にまた「不満」がムクムクと
起こってきます。
さらにここでキーポイントになる「不安」も一緒に起こってくるんです。

………………………………..

とまたしても、まだまだ続いて書いてしまいそうなので
続きは次回とさせてくださいませ。
最後までお読みいただきありがとうございます。

次回こそは、こじらせポイントまで、しかと書かせていただきます!笑

☑️感謝できないことなのに感謝の言葉にして、誤魔化しはじめる
☑️主語が「誰か」や「何かの環境」になっている/ 自分以外が原因になる
☑️心を許せる仲間の中では悪口大会

を明美さんの事例の続きを見ながら解説してみたいと思います。
そして、キーポイントとなる「不安」の正体とその対策についても書いてみますね。

お時間の許す時にお立ち寄りいただけたら嬉しいです。

続きを書きました!
#3・処方箋から読みいただけます。

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