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#015 遠距離恋愛を体験するアラフォー

司と会えなかった 1 ヵ月間

わたしは司との今後を考え
友だちに相談をした

相談といいながら
聞いてもらい
背中を押してもらうのが目的だ
女子の相談はだいたいこんな感じである

まず はこの 1 ヵ月の振り返りだ

司との付き合い方が
遠距離恋愛となったこの期間
結論からいうと
やはり会えないというのはわたしにとって
とてもとてもきつく淋しいものとなった

司に触れたい触れられたい
幸せホルモンが不足してしまう

たとえ司に触れなくても
一緒にいるだけで
司をみているだけで癒されるのだ

しかしその反面
自分の時間は確保できていた

一番大きかったのは睡眠時間
アラフォーにとって睡眠は健康・美容
そして次の日のパフォーマンスを決める
ものといっても過言ではない

本を読んだり友たちに会う時間も増え
それはそれで充実していた

司が通話やマメな LINE で連絡をしてくれたから
その行動でわたしの淋しさを解消しようとしてくれる
その気持ちはしっかり伝わっていた

朝、司の出勤前の時間と
わたしの午前休憩がかぶると
5 分という短い時間でも通話をした
LINE がない日はモーニングコールをして起こした

お昼休みも通話をした

司はその日の仕事の予定をマメに
LINE してくれた
あと副業の予定も共有カレンダーで
教えてくれた

それが詳細すぎて
知りすぎるのも良し悪しなんだけど
その部分は嘘がなく
彼の優しさだと受けとった

これだけ情報をくれるのだから
浮気は疑っていなかった
浮気をするような浮ついた人間でないことは
出会ってからの司をみてわかっていた

しかし目標志向のわたしには
このまま先のみえない関係が
不安で仕方がなかった
嘘でもいい
近い将来のビジョンのイメージを聞かせてほしかった

もちろん言葉にして司に伝えた
司は
きちんと考えたいから
少しだけ待ってほしい
そういっていた

わたしは不安すぎる気持ちが大きくなってしまい
司の名前をネットで検索した

ネット社会とは恐ろしいもので
そこには司の中学から最初の就職先まで
簡単に辿ることができた

司の地元や学生時代の過ごした土地
聞いていた話とはだいぶ違うことが
そこには書いてあった

司の話しの様子から
なんとなく違和感を感じていたが
隠し事をされた気分で
ショックだった

地元について
司は横浜だといっていた
裏アカのスペースでも
「 地元は横浜 」と公言していた
しかし実際は東北の北部だった
確かに横浜の話をしても広がらなかった
「 横浜っていくつの区があるの? 」
そう聞いたときも
「 いくつだろうね 」
とその後、ネットで検索をしていた

そして大学時代
てっきり横浜だとおもっていたのだが
なんとわたしの住んでいる、
1 ヵ月前に出会ったこの町だったのだ
早くいってよ
司は仕事の転勤でこの町にきたといっていたから
道やお店など知らないでいで
話してしまっていたではないか

司は悪意のある嘘をつくタイプではないことは
わかっている

若さゆえの自信のなさ
そしてなりたいビジョンが強すぎて
子どものように嘘をついてしまうのだろう

そしてわたしは
嘘がすごく嫌いな人間なんだなと再認識した

このことを司に伝えよう
その反応次第では
やはり別れを選択することになるだろう

これをどう司に伝えるか

ネットで検索をかけたことはいいたくない

このことで毎日頭がいっぱいだった



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