全ての物事は表裏一体　～世の中は陰と陽の両方から成り立っている～

私は太極図がすごく好きです。

白色は”陽”を表しており、黒色は”陰”を表しています。そもそも、この太極図は森羅万象、全てのものが陰と陽の要素によって成り立っているという考え方から来ています。光と陰、ポジティブとネガティブ、日向と日陰。

そして、白色の”陽”の中には黒色の”陰”が含まれていて、黒色の”陰”の中にも白色の”陽”の部分が含まれる（小さな勾玉のような部分）。

仕事を首になった、無職になったということは新しい職場で適職につけるチャンスを含んでいますし、首になったおかげで勉強時間が取れ、難関資格に合格し、人生が変わるかもしれません。

また首になって落ち込んでいたら、残念会を開いてもらえたり、友人が慰めてくれたり「自分はこんなに周囲の人間に恵まれていたんだ」と気づくかもしれません。だけど、そういった人たちも、大切にしなければ離れて行ってしまうかもしれないんです。

今、私は会社社長をしていますが、そんな私の状態も、陰陽の要素でできているんです。

人って特に”陰”（つらい時期、物事）の真っただ中にいると、その中に小さくある”陽”（いい時期、物事）に目がいかないし、”陽”（いい時期、物事）の状態にいる人の輝いている部分のみを見て、ねたんだり、嫉妬したりしますね。

社長というのは株主総会や取締役会で選任されるのですが、いつ解任されたっておかしくありません（社長は雇用保険に加入できないので、解任されたら無職です。手当もありません）。

有名障害当事者の方なんかも嫉妬の対象になりますが、有名当事者も次々と出てくるので、内心は怯えながら活動しているかもしれません。

私は全てのことを陰と陽でとらえるようにしています。

特に陰の時期は。

五行図にあるように、世の中は陽だけでも陰だけでも成り立たず、どちらの側面もあります。

私は事業企画なども必ず両方の側面から見るようにしています。いいことだらけの事業など存在しないので、必ず陰の部分（リスク）も存在します。

「見えない部分（感じにくい部分）」にあえて目を向けてみる。

もし頭の中で想像しにくかったら、図をダウンロードして書き出してみてください。どんな小さないいことも。

そうすることで見えてくる新しい可能性が必ずありますよ！

それでは、よいお年を！