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小田急線事件で考える男の生きづらさ|女性から男性への暴力・暴言について

おはようございます。東京は台風がそれましたが、不安定な天気です。

さて、2021年8月6日に小田急線内で凄惨な事件が起こりました。

被害者の方々のお気持ちを考えるととてもやりきれません。心身ともに回復する日を祈ります。

犯行動機は「大学時代にサークル活動で、女性から見下された。出会い系サイトで知り合った人ともうまくいかなかった。勝ち組の女性を殺したいと思うようになった」という身勝手なもの。そこに同情の余地はなく、法で裁かれるべきです。

だけど、私はこの犯行動機や背景を読んで、モヤモヤするものがありました。弱者である女性をターゲットにした卑劣な犯行なのは、言うまでもないです。でも、社会からの男性に対する「女性より稼げて当たり前」という圧力や女性からの暴言に傷ついてきた人なのかなという想像もしました。

若い女性って自分でも覚えがありますが、残酷なまでに、非モテ男性に冷たいですよね。私はそういう男性に「キモイ」「勘違いしないで」なんて言ったことがあります。なので「この男性は過去に私が傷つけてしまった誰かだったかもしれない」と感じました。

私の周囲には、男性と同等に稼いでいる女性はたくさんいます。男性以上に稼いでいる人もいます。夫が妻に言う「稼いでるのは自分だ!」という言動はモラハラと認知されているけど、逆はどうでしょう?

「この甲斐性なし!」「ごくつぶし!」など、自分より稼ぎの少ない夫に対し暴言を吐いて、DV離婚されてしまった女性がいました。

刑事局捜査第一課、生活安全局生活安全企画課
「配偶者からの暴力事案等の被害者・加害者の状況等」
平成30年におけるストーカー事案及び配偶者からの暴力事案等への対応状況について によると、妻から夫へのDV件数は、平成25年から平成30年までの間で急増しています。

6年間で5倍、実にDV被害の20.6%は妻から夫に対するものです。

だけど、男性の場合「男らしくない」「男だったらやり返せ」という声を気にして、被害を隠す方も多いといいます。実際にはもっと件数があるかもしれません。

そういった抑圧の積み重ねが犯行につながったのかもしれないという思いがしました。実際のところは取り調べや裁判を待たないと分からないのです。私の想像でしかありません。今後の経過を見守りたいと思いました。

だからといって「殺したいほど女性を憎む」のと「殺害を試みる」の間には大きなハードルが存在します。多くの人は、そのハードルを乗り越えて実行はしないので治安が保たれています。そこを乗り越えてしまった人なのですから、常軌を逸した心理状態だったのは間違いないでしょう。

女性も男性も双方、新しい価値観を考えなければいけない時期なのかなと思いました。

さて、明日はかなしろにゃんこ。さんの「ADHDで片付けが苦手な人がお掃除代行を利用するメリット」についての記事を公開します。片付けが苦手で汚部屋住まいという方、ぜひ、読んでみてください。

では、月曜日の今日もほどほど頑張りましょう!



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