【ポケモンPt】リボンコンプの旅 ~4世代厳選編~
前回の記事はこちら
さてさて!前回に引き続き、リボンコンプの旅!
前回の最後にも書いた通り、今回はバトル施設を攻略するにあたって必要な知識だったりから詳しく解説していきます!
なかなかてごわい相手ですが、アイアンテールでSmailing!ということでやっていきましょう!
強いポケモンを育てるために
さて、手ごわいトレーナーがたくさん登場するバトル施設。勝ち抜くためには、強いポケモンを育てる必要があります!
……そうはいっても、強いポケモンってなんでしょう?ゲンガー?ガブリアス?たしかに強いって言われてますよね。
でも、なんでゲンガーやガブリアスは強いポケモンなんでしょう?シャドーボールが使えるから?ドラゴンタイプだから?
強いポケモン、といってもどんな部分を強いと感じるかは人それぞれですし、得意な戦い方も違ってきます。
ポケモンは様々なタイプを持っていますし、覚える技や持っている特性も違います。ステータスも様々……。組み合わせはたくさんあって、どれが強いのかよくわからないですよね。
でも、他のステータスは同じで、こうげきが100のガブリアスと、150のガブリアス。どちらが強いかと聞かれたら、こうげきが高いガブリアスですよね。
同じガブリアスを育てる場合でも、より強いガブリアスを育てたい!
そのためには、ポケモンのステータスを決定する要素、俗に「三値」と呼ばれる、努力値や個体値について知る必要があります。
努力値、個体値…そもそも三値って?
努力値、個体値、種族値。ポケモンオタクがいつも早口で語っている"アレ"です。
聞いただけで難しそうですが、ひとつひとつかみ砕いて説明していきましょう。
種族値
さて、まずはいちばんわかりやすい(と、個人的には思っている)種族値から。
種族値とは読んで字のごとく、種族ごとに設定されている値です。
もっと平たく言うと、ポケモンの種類ごと…つまり、ピカチュウにはピカチュウの種族値が、コイキングにはコイキングの種族値が設定されている、ということです。
コイキングはステータスが低くとても弱いポケモン…なんですが、なぜ低いステータスなのか?というと、コイキングに設定されている種族値がとても低いからなんですね。
Aさんがずっと大事に育てたピカチュウでも、Bさんがさきほどゲットしたばかりのピカチュウでも、種族値は変わりません。なので、同じレベルであればだいたい同じくらいのステータスになります。
しかし、Bさんがピカチュウにかみなりの石を使用してライチュウに進化させた場合、ピカチュウよりもライチュウのほうが種族値が高いため、ステータスはAさんのピカチュウよりBさんのライチュウのほうが高くなります。
また、種族値はそのポケモンのステータスの個性でもあります。素早いポケモンが欲しい場合は素早さの種族値が高いポケモンを検索してみたりすると良いでしょう。
バトル施設に限らず、一般的に対戦で初心者でも扱いやすく強いポケモンは「こうげきかとくこうのどちらか」、「すばやさ」の2つのステータスが高いポケモンとされています。
タイプの相性や覚える技の強さ、特性など様々な要素がありますが…。
慣れないうちは、素早く攻撃力の高いポケモンを選んでみると、バトル施設などでは勝ちやすいでしょう。
個体値
さて、ピカチュウとコイキングになぜステータスの差があるのか?というところから種族値について説明しました。
では、AさんのピカチュウとBさんのピカチュウ、能力値の差はどこで生まれるんでしょう?
また、先ほど遭遇したトランセルは一撃で倒すことができたのに、次に遭遇したトランセルは一撃で倒せませんでした。この差は一体なんなんでしょう?
そんな、"ポケモン毎の能力値の違い"を決定するひとつの要素が、個体値です。
個体値はポケモン毎に異なった値が設定されており、HP、こうげき、ぼうぎょ、とくこう、とくぼう、すばやさの全てにそれぞれ個別の値が割り当てられます。
0~31の32段階で決まっており、最大は31となります。
個体値がどの程度ステータスに影響を与えるのか?についてですが、個体値の最低と最大で15の差がつきます。
…とはいっても、15ってどれぐらい?って思っちゃいますよね。
今は個体値という概念をふんわり理解していれば大丈夫。三値すべての説明を終えたところで、再び能力値の算出方法について説明するので、"ふーん"で流して、OK!つぎに進もうぜ!
努力値
AさんのピカチュウはBさんのピカチュウにいつも先制攻撃を受けてしまいます。そのため、Aさんはピカチュウが素早くなるようにトレーニングしました。
結果、Aさんのピカチュウのすばやさは上昇し、見事Bさんのピカチュウに先制することができました!
…というのが努力値です。ゲーム内では"きそポイント"と表現されており、タウリンなどのアイテムの説明文で登場します。
個体値と同様に、同じ種族での能力値の差が生まれる部分ですが、個体値と異なる点は、ポケモンが生まれた後、後天的に上下する値、というところです。
生まれたばかりのポケモンの努力値は0。マサラタウンと同じぐらいまっさらな状態です。
そこから、バトルを重ねることで努力値が上昇し、ひとつのステータスにつき最大で255ポイント(6世代以降は252ポイント)、すべてのステータス合計で510ポイントの努力値を獲得することができます。
努力値の獲得方法はバトルが主ですが、それ以外にもタウリンなどの「きそポイントを上昇させるアイテム」や、タイトルによってはミニゲームなどで入手することもできます。
バトルの場合、バトルに勝利して経験値を獲得したポケモンに対して、倒したポケモンの種族ごとに設定されている値が加算されます。コイキングを倒して経験値を得たらすばやさに+1、といった具合です。
努力値の510ポイントがどれぐらいステータスに影響を与えるのか?と気になる所ですよね。ですが、努力値がステータスに影響を与える量は個体値によって変動したりもします。
そのため、まとめて説明したほうが楽だったりします。なので、説明は後述。それでは、次のステップにレッツゴー!
ステータスの計算方法
さて、お待ちかね?のステータスの計算方法についてです。
基本的に、バトル施設やオンライン対戦などでは使用するポケモンのレベルは50に統一されるため、レベル50でのステータスの算出方法について説明します。
…とその前に。ざっくりと種族値、努力値、個体値についておさらいしてみましょう。
- 種族値は、ポケモンの種類ごとに決まっている。
- 努力値は、最大でひとつのステータスに255ポイント割り振れる。
- 努力値は、すべてのステータスで合計510ポイント割り振れる。
- 個体値は、すべてのステータスごとに決まっていて、0~31の32段階で、31が最高。
では、種族値、個体値、努力値が具体的にレベル50のポケモンのステータスにどう影響するか。まずは種族値から。
ポケモンの種族値とステータスの関係(レベル50の場合)
- HPの場合、種族値+60。
- それ以外のステータスの場合、種族値+5。
たったのこれだけ。あれ?案外かんたんですね。
では、続いて個体値。
ポケモンの個体値とステータスの関係(レベル50の場合)
個体値 / 2を加算。小数点以下は切り捨て。
たったのこれだけ。個体値によるステータスの上昇量は0~15ということですね。おやおや?かんたんに見えますね。
では、最後に努力値。
ポケモンの努力値とステータスの関係(レベル50の場合)
- 個体値が奇数の場合、努力値 / 8を加算。割ったあまりが4以上の場合、さらに+1。小数点以下は切り捨て。
- 個体値が偶数の場合、努力値 / 8を加算。小数点以下は切り捨て。
うーん。ポケモンオタクが複雑なことを早口で喋り始めましたね……。
なぜこんな変化が起こるのか?という部分に関しては細かい計算式から説明する必要があるので割愛しますが…。
個体値が奇数なら、努力値は8n+4。
個体値が偶数なら、努力値は8n。
というふうに努力値を割り振ると、ポケモンのひとつの能力値を最大まで上げることができます。
もうちょっと説明すると、個体値が奇数の場合、最初に能力値の上昇が発生するのが4ポイント振ったタイミングで、その後は能力値の上昇が発生するタイミングが8ポイント加算したタイミング、という感じです。
そして、努力値によるステータスの上昇量は0~32ということになります。すべてのステータスの個体値が0と31、努力値を割り振っているかどうかなどで、同じポケモンでも大きい場合には100以上、合計ステータスに差が出ることになります!
…最も、個体値の平均は15であるうえ、努力値は適当にレベル上げしていてもだいたい均等に割り振られるので、実際にそこまで極端な差になることはありませんが。
ポケモンの性格について
さて、ここまで種族値、努力値、個体値について説明してきました。
これでポケモンのステータス計算はばっちり!
……と、言いたいところですが、実はもうひとつ、重要な要素があります。
それが、ポケモンの性格!
ポケモンのステータス画面を確認すると、「おくびょうなせいかく」「わんぱくなせいかく」など書いてあると思います。
これはいわゆるフレーバー・テキスト(演出上のテキスト)ではなく、きちんとポケモンのステータスに影響を与えます。
性格は、
- ステータスに影響を与えない性格
- HP以外のステータス1種類が上昇し、別のHP以外のステータス1種類が下降する性格
の2種類に大別されます。
ステータスが下降する、と聞くとステータスに影響を与えない性格のほうが良いと思ってしまうかもしれませんが、前述の通り、努力値を割り振れる量は決まっているため、そのポケモンにとって重要な能力値を上昇させ、不要な、もしくは優先度の低い能力値を下降させる性格を選ぶと良いでしょう。
そして、具体的な能力値の変動ですが、個体値や努力値のようにいくつプラス、というわけではなく、種族値、個体値、努力値によって算出されたステータスを、上昇する場合は1.1倍に、下降する場合は0.9倍にします(小数点以下は切り捨て)。
ステータス計算の一例
さて、それではここまでのおさらいとして、具体的にステータスの計算をしてみましょう。
今回は例として、ゲンガーの能力値を計算してみます。
まずは、ゲンガーの種族値を確認しましょう。ゲーム内では確認できないので、攻略サイトなどで検索します。
オススメはポケモン徹底攻略さん。個人で運営されているポケモン攻略サイトですが、データ面がとても充実していて、非常に使いやすいです。
さて、今回能力値を計算するゲンガーですが、以下のように育成されています。
性格は「せっかちなせいかく」、能力値の補正は「ぼうぎょが0.9倍に下降、すばやさが1.1倍に上昇」。
個体値は以下。
ゲンガーの個体値
- HP……………20
- こうげき…25
- ぼうぎょ…15
- とくこう…15
- とくぼう…15
- すばやさ…25
では、計算していきましょう。まずは種族値の確認から。
確認したところ、ゲンガーの種族値は以下のようになっているようです。
ゲンガーの種族値
- HP……………60
- こうげき…65
- ぼうぎょ…60
- とくこう…130
- とくぼう…75
- すばやさ…110
そのため、種族値によって決定されるステータスは以下のようになりますね。
- HP……………60(種族値)+60=120
- こうげき…65(種族値)+5=70
- ぼうぎょ…60(種族値)+5=65
- とくこう…130(種族値)+5=135
- とくぼう…75(種族値)+5=80
- すばやさ…110(種族値)+5=115
仮に個体値も努力値も0の場合、レベル50のゲンガーのステータスは上記のようになります。
では、続いて個体値による上昇分を考えましょう。個体値を確認する方法については後で説明するとして、今回は以下の個体値のゲンガーでしたね。
ゲンガーの個体値
- HP……………20
- こうげき…25
- ぼうぎょ…15
- とくこう…15
- とくぼう…15
- すばやさ…25
高いとくこうを活かしたいゲンガーとしてはとくこうが中くらいなのが気になりますが、全体的に平均以上のステータスになりそうですね。
では、上記の個体値を加算してみます。個体値のステータスへの影響は、個体値/2(小数点以下は切り捨て)、でしたね。
- HP……………60(種族値)+60+(20/2)=130
- こうげき…65(種族値)+5+(25/2)=82
- ぼうぎょ…60(種族値)+5+(15/2)=72
- とくこう…130(種族値)+5+(15/2)=142
- とくぼう…75(種族値)+5+(15/2)=87
- すばやさ…110(種族値)+5+(25/2)=127
さて、続いて努力値について考えてみます。
今回用意したゲンガーの努力値ですが、相手より先制して、高いとくこうをいかした特殊技で攻めていくというわかりやすい戦術でバトルすることを想定して、とにかくとくこうとすばやさを高くしたい!ということで、とくこうとすばやさが最大になるように、個体値が奇数なので8n+4かつ255以内の最大である252ポイント割り振ります。
余ったポイントはとくぼうに割り振り、努力値は以下のようになっています。
ゲンガーの努力値
- HP……………0
- こうげき…0
- ぼうぎょ…0
- とくこう…252
- とくぼう…4
- すばやさ…252
合計508ポイント
さて、努力値による上昇分は、個体値が奇数の場合、4ポイント振った時に1加算、その後は8ポイント振った時に1加算でしたね。
計算する際には、個体値が奇数の場合、努力値から4引いた後に8で割り、小数点以下を切り捨てた後に1を足すと電卓だけで簡単に計算できます。
また、4だけ振られている場合、個体値が奇数なら1足すだけですね。
努力値を加味したステータスは以下のようになります。
- HP……………60(種族値)+60+(20/2)=130
- こうげき…65(種族値)+5+(25/2)=82
- ぼうぎょ…60(種族値)+5+(15/2)=72
- とくこう…130(種族値)+5+(15/2)+{ (252-4) / 8 + 1 } =174
- とくぼう…75(種族値)+5+(15/2) + 1=88
- すばやさ…110(種族値)+5+(25/2)+{ (252-4) / 8 + 1 } =159
さて、これでステータスの計算は終了!
あれ?ちょっとまって!もしかして、もうひとつ忘れてない?
そう、性格補正ですね!
このゲンガーの性格は「せっかちなせいかく」。能力値の補正は前述の通り「ぼうぎょが0.9倍に下降、すばやさが1.1倍に上昇」。
これを加味すると、最終的なステータスは以下のようになります。
ゲンガーのステータス
- HP……………60+60+(20/2)+1=131
- こうげき…65+5+(25/2)=82
- ぼうぎょ…{ 60+5+(15/2) } * 0.9 = 64
- とくこう…130+5+(15/2)+{ (252-4) / 8 + 1 } =174
- とくぼう…75+5+(15/2) + 1=88
- すばやさ…[ 110+5+(25/2)+{ (252-4) / 8 + 1 } ] * 1.1 =174
というわけで、
HP131 / こうげき82 / ぼうぎょ65 / とくこう174 / とくぼう87 / すばやさ174
のゲンガーなことがわかりました。
長くて疲れてしまいましたか?
じつは実際の育成でここまで細かくステータスを計算する必要はありません。
必要な能力値はなるべく高く、他の能力値はそこそこ高く、といった具合に、個体値をざっくり高めに厳選して、努力値は必要な2種類のステータスに絞って252または248に振り、余った努力値はあまり使わない能力値に適当に割り振る。
そんな感じで大丈夫です。
ただ、なんでそうするのか?がよくわからない状態で育成しても、本当にこれで合ってるの?とモヤモヤしてしまうかと思ったので、モヤモヤきぶんをきりばらいするために、今回はこういった長めの説明をしてみました。
では、長くなりましたが三値、そして性格の説明はこれにて終了!お疲れさまでした!
まだまだバトル施設攻略の前提知識編は続きます!お次はみんな聞くだけでしぶい顔!厳選についてです!
余談
今回例として紹介した
ゲンガーの個体値
- HP……………20
- こうげき…25
- ぼうぎょ…15
- とくこう…15
- とくぼう…15
- すばやさ…25
ですが、これはDPtにて、キッサキシティでNPCのミナッチがチャーレムと交換してくれるゴーストの個体値です。
後述の孵化厳選で役立つかわらずのいしを持った状態で交換してくれるうえ、個体値は上記の通りそこそこ優秀で、せいかくもすばやさが上昇する「せっかちなせいかく」なので、そのまま使っても十分活躍してくれます。
現に俺はバトル施設の攻略でこの「ミナッチのゴースト」に努力値を振ってゲンガーに進化させて使いましたが、特にステータス不足などを感じる場面はありませんでした。
厳選について
さて、厳選についてです。まずは、厳選ってなんぞや?という話から。
厳選というのは、対戦で有利になるよう、個体値が高かったり、性格の補正がいい感じのポケモンを探すために、たくさんタマゴを孵化させたり、たくさんゲットしたりする行為のことを言います。
基本的にタマゴを孵化させるやり方が効率が良いので、一般的に厳選というとタマゴ孵化、いわゆる孵化厳選のことを指すことが多いです。
さて、それでは厳選の方法について説明していきます。が、まずはじめにひとつ。
通常のやり方で対戦における理想的なステータスのポケモンを入手するのは、4世代では不可能です!
そもそも、バトル施設を攻略するぐらいであればそこまでガチガチに個体値を厳選する必要もありません。
耐久力の高い、いわゆる耐久型ポケモンの育成もそこまで重要ではないため、厳選に関しては
- 物理アタッカーならこうげき、特殊アタッカーならとくこう
- どちらの場合でもアタッカーならすばやさの個体値を最大にする
- 他の個体値はそこそこで妥協。やれやれ、メンドーだな…という人は確認しなくてもいいぐらい。
という、超ゆるゆる厳選で大丈夫。
つまるところ、ゲンガーならとくこうとすばやさが31であればOK!ということです。ついでにいうと、ゲンガーの場合は「すばやさが上昇し、とくこうが下がらない性格」を目指しましょう。理想的には不要なこうげきが下がり、すばやさが上昇する「おくびょうなせいかく」が良いですね。
…というか、ポケモンの厳選はこれが初めて!という人であれば、これだけでも結構大変です。
さて、具体的な手順の説明…の前に。
特にこだわりがなければ、ポケモンの厳選はハートゴールド/ソウルシルバーで行った方が良いです。
理由としては、タマゴを孵化させる場合、親となったポケモンの個体値の一部が遺伝し、遺伝しなかった個体値はランダムで決定される、という仕組みで生まれてくるポケモンの個体値が決定されるのですが…。
ハートゴールド/ソウルシルバーでは、バトル施設の報酬で入手できるパワーリストやパワーアンクルを使うことで、個体値の遺伝をある程度コントロールすることが可能なためです。
パワー系アイテムは、ポケモンに持たせると、バトル毎に倒したポケモンの種族ごとに決定されている努力値とは別に、対応した能力値の努力値が+4されるという効果をもつどうぐです。
隠れた効果として個体値の遺伝に関わる効果があるので、遺伝の仕組みとともに説明していきましょう。
個体値の遺伝のしくみ
ざっくりと説明すると、タマゴから生まれてくるポケモンの個体値は以下のように決定されます。
- HP、こうげき、ぼうぎょ、とくこう、とくぼう、すばやさのうち、3つのステータスからランダムに遺伝するステータスが決まる
- 遺伝するステータスの個体値が、どちらの親から遺伝するかがランダムに決まる
- どちらの親からどの個体値が遺伝するか決まったら、その3種類のステータスはその個体値で決定。
- 遺伝しなかったステータスは、0~31の間でランダムに決定。
つまり、親から遺伝する個体値は最大でも3つ。
仮にすべての個体値が31のポケモン2匹の間に発見されたタマゴだったとしても、そこからすべての個体値が31のポケモンが生まれる確率は1/32768。
色違いのポケモンに遭遇する確率が1/8192(6世代以降は1/4096)と書くと、いかに確率が低いかわかってもらえるかと思います。
もちろん、ゲンガーのこうげきなどどうでもいいステータスもあるため、実際にはもう少し確率は高くなりますが…。
じゃあ理想的な個体を入手している人たちはどうやっているの?というお話については、グレーな部分に触れることになるため割愛。気になる方は自分で調べてみてね(やる場合は自己責任で)。ちなみに、バトル施設の攻略程度であればやったほうがよっぽど手間がかかる可能性もあります。
さて、話を戻して、個体値の遺伝のお話。さきほど、ハートゴールド/ソウルシルバーではパワーリストなどを利用することで個体値の遺伝をある程度コントロールすることができる、という話をしました。
具体的にどうなるかというと、パワー系アイテムを親に持たせた場合、生まれてくる子に、パワー系アイテムを持たせた親の対応した能力値が必ず遺伝するようになります。
例えば、すばやさの個体値が31のゴースと、とくこうの個体値が31のメタモンを育て屋さんに預けるとします。
このとき、メタモンにパワーレンズ(とくこうのパワー系アイテム)を持たせていると、メタモンのとくこうの個体値が必ず遺伝します。
つまり、このゴースとメタモンの間で発見されたタマゴからは、必ずとくこうの個体値が31のゴースが生まれてくる、というわけです。
そして、パワー系アイテムで遺伝させた個体値も先ほどの「遺伝するステータスは3種類」というルールに含まれるため、それ以外の5つのステータスからランダムに選ばれた2種類のステータスの個体値が、ゴースとメタモンのどちらかからランダムに遺伝します。
じゃあゴースにすばやさに対応したパワーアンクルを持たせたらいいんじゃない?と思われるかもしれませんが、両方の親にパワー系アイテムを持たせた場合、どちらかのパワー系アイテムの効果がランダムに発揮されるため、残念ながら確実に2つの能力値を遺伝させることはできません。
そのため、とくこうまたはすばやさを確実に遺伝させつつ、もう片方の能力値がランダムな遺伝の抽選で選ばれるまでタマゴを孵化させ続ける、というのが厳選の基本的な作業になります。
性格の遺伝の仕組み
さて、先ほど、ゲンガーならすばやさの上昇する性格がいい、と書きました。
しかし、ポケモンの性格は実は25種類もあります。すばやさが上昇し、とくこうが下がらない性格、というだけでもたったの3種類。
せっかくとくこうとすばやさが高いゴースが生まれてきたのに、そのうえ性格が一致する確率はそこからさらに3/25……。なんて、気が遠くなりますよね。
実は、タマゴから生まれてくるポケモンの性格も、親から遺伝させることができます。
そのためのどうぐが、かわらずのいし!
通常は持たせることでポケモンが進化しなくなる、という進化キャンセルの手間を省くだけのもちものですが、孵化厳選においてはとても重要な役割を果たします。
具体的には、親ポケモンにかわらずのいしを持たせてから発見されたタマゴは、50%の確率でかわらずのいしを持たせた親ポケモンと同じ性格になります。
先ほどのゴースとメタモンの例でいうと、仮にメタモンのせいかくが「おくびょうなせいかく(こうげきが下降しすばやさが上昇)」だった場合、メタモンにかわらずのいしを持たせることで、ゴースとメタモンから発見されるタマゴから生まれてくるゴースは、50%の確率で「おくびょうなせいかく」となります。
50%の抽選から外れた場合は25種類の性格からランダムで決定されるため、より正確には52%の確率で「おくびょうなせいかく」なゴースが生まれてきます。
ちなみに、ハートゴールド/ソウルシルバー(以下HGSS)ではどちらの親に持たせても効果が発揮されますが、ダイヤモンド/パール/プラチナ(以下DPt)では♀の親またはメタモン限定。
また、ブラック2/ホワイト2以降ではかわらずのいしの効果は100%発揮されるなど、少しずつこのへんの仕様は緩くなってきてたりします。
具体的な厳選準備
さて、それでは厳選のゴールを確認します。
今回はゴースの厳選を行うという想定で、最終的に以下のようなゴースを目指します。
厳選の目標
- とくこうの個体値が31(最大)
- すばやさの個体値が31(最大)
- おくびょうなせいかく(こうげきが下降、すばやさが上昇)
そのために、以下のポケモンを用意します。
用意するポケモン
- とくこうの個体値が31のメタモン
- すばやさの個体値が31のメタモン
- おくびょうなせいかくのゴースまたはメタモン
- ↑で用意したのがおくびょうなせいかくのメタモンの場合、追加で適当な性格のゴース
- とくせいが「ほのおのからだ」のポケモン
そして、以下のどうぐを用意します。
用意するどうぐ
- パワーレンズ
- パワーアンクル
- かわらずのいし
これらはすべてHGSSで用意しますが、DPtとハートゴールド/ソウルシルバーではポケモンやどうぐの交換が可能なため、プラチナで入手してハートゴールドに送る、といった感じでもOK。
パワー系アイテムを入手するためにはバトルタワーをプレイする必要がありますが、序盤は難易度が低いので、旅パで序盤を勝ち抜いて(14戦目ぐらいまでは行けると思います)敗退を繰り返して頑張って集めましょう。
メタモンの準備の仕方
さて、では具体的に個体値が高いメタモンや狙った性格のゴースまたはメタモンを入手する方法について。
まず、ハートゴールド/ソウルシルバー(以下HGSS)を進め、サファリゾーンとその模様替えを解放します。どうせリボンコンプのためにはHGSSのクリアは必須になります。
模様替えは全国図鑑の入手とバオバさんの第二の課題達成が条件です。
模様替えができるようになったら、しつげんエリアに「みずべのアイテム」を15個以上配置します。
これにより、メタモンがしつげんエリアに出現するようになります。置きすぎるとブイゼルが出現するようになるため、あまり過剰に置きすぎないことを推奨。
サファリゾーンのポケモンは個体値が高くなりやすく、具体的には個体値が決定された際に31の個体値がなければ判定が3回までやり直され、最大で4回個体値の決定が行われます。50%以上の確率で「なにかしらのステータスの個体値が31」のポケモンがゲットできるため、ここでメタモンをたくさんゲットして、すばやさが31のメタモンととくこうが31のメタモンをゲットしましょう。
続いて、レベル20以上で40以下のポケモンを用意します。種族はマジでなんでもいいです。後述するシンクロケーシィのレベルを上げても良いと思います。
レベル20~40のポケモンを用意したら、手持ちの先頭をそのポケモンにして、むしよけスプレー系のアイテムを使用してしつげんの草むらを歩きます。
スプレーを使うことで手持ちのポケモンよりレベルの低いポケモンは出現しなくなるため、メタモンだけを出現させることができます。
ゲットはボール連打または1回どろを投げてボール連打。いちおう期待値はボール連打のほうが高いらしいですが、好みの範囲な気がします。
ゲットしたらメタモンの能力値を確認しましょう。手持ちを空けておけばポケモンセンターに戻らなくてもすぐに能力値を確認することができます。
サファリゾーンで出現するメタモンのレベルは41で固定のため、HP個体値が最大の場合103、それ以外のステータスの個体値が最大の場合そのステータスは57になります。
性格補正でさらに0.9倍または1.1倍に変動します。
よくわからなければ、ポケモン徹底攻略さんの個体値カリキュレーターを利用して個体値を判定すると良いでしょう。
また、不安であれば、本当にゲットしたメタモンの個体値が正しいかどうか?を確認するため、バトルフロンティアのジャッジくんのところにメタモンたちを連れて行きましょう。
ジャッジくんはバトルタワーのパソコンの横に立っているNPC。話しかけて手持ちのポケモンを選ぶと、ポケモンの個体値をざっくり教えてくれます。
個体値の合計を「まずまずなのうりょく」「へいきんいじょうののうりょく」「かなりゆうしゅうなのうりょく」「すばらしいのうりょく」の4段階で教えてくれるほか、最も高い個体値を「いちばんいいかんじなのはこうげき」「すばらしいちからをもっている」などと教えてくれます。
最も高い個体値に関してはさらに「まあまあなちからをもっている」「かなりのちからをもっている」「すばらしいちからをもっている」「さいこうのちからをもっている」の4段階で教えてくれて、「さいこうのちから」と判断された場合、その個体値は31の最高値、ということになります。
また、最も高い個体値が複数あった場合(とくこう、すばやさの両方が31など
)の場合、DPtでは話しかけるたびにランダムで、HGSSでは話しかけるたびにHP→こうげき→ぼうぎょ→すばやさ→とくこう→とくぼうの順で教えてくれます。
さてさて、ジャッジくんにメタモンの個体値を確認してもらい、しっかりと狙った能力値が最高だった場合、最終チェックはOK!つぎにすすもうぜ!
狙った性格のポケモンをゲットする方法
さて、続いては「おくびょうなせいかく」のゴースまたはメタモンをゲットする方法について。
野生のゴースやメタモンをとにかくゲットしまくれ!…なんて投げやりな方法ではなく、きちんと簡単に入手するやり方があります。
それが、とくせい「シンクロ」を利用する方法。
とくせいシンクロは、バトルで状態異常になった際に、相手にも同じ状態異常を与えるというとくせい。
ですが、実は隠れた効果が存在しており(さっきからこんなんばっかですね)、手持ちの先頭にとくせいシンクロのポケモンがいる場合、出現する野生ポケモンのせいかくが50%の確率でシンクロのポケモンと同じになります。
とくせいシンクロはケーシィやラルトスなどが持っている特性ですね。
まてまて、じゃあシンクロのケーシィは結局頑張ってたくさんゲットするしかないんじゃ…と思うかもしれませんが、だいじょうぶ!
HGSSでは、簡単にケーシィをゲット(?)する方法があります。
それがコガネシティのゲームコーナー。
ちょっとブラックな表現が見え隠れしていて、グローバル展開の都合か最近の作品ではめっきり出番がなくなったゲームコーナーですが、HGSSでは現役バリバリ。コインと引き換えに、なんとポケモンを交換することができます。
コガネゲームコーナーでは200コインでケーシィと交換できるため、お金でコインを交換して、そのコインでケーシィを交換することで簡単にケーシィをゲット(?)することができます。
交換する前にレポートを書くことで狙った性格のシンクロケーシィが出るまでリセマラができるので、簡単に狙った性格のシンクロケーシィが手に入る、というわけですね。
性格が「おくびょうなせいかく」だったとしても、ケーシィのとくせいは「せいしんりょく」「シンクロ」の2種類なので、きちんととくせいまで確認しましょう。
うまく「おくびょうなせいかく」でとくせいが「シンクロ」のケーシィが手に入ったら、ケーシィを先頭にしてゴースをゲットしに行きましょう。
ちなみに、こういった「手持ちの先頭にいる場合に何かが起こる」とくせいはすべてひんしでも効果が発揮されるため、ゴースが出現してから捕獲要因に交換するのが面倒な場合、かわいそうですが一度ケーシィをひんしにしてからゴースのゲット作業を行うと楽です。
「おくびょうなせいかく」のゴースまたはメタモンをゲットできれば、ガンガンいくぜさいごまで!いよいよ厳選スタートです!
まずはとくこうまたはすばやさが最大のゴースを厳選!
さて、ここまでで
- とくこうの個体値が31のメタモン
- すばやさの個体値が31のメタモン
- おくびょうなせいかくのゴースまたはメタモン
- ↑で用意したのがおくびょうなせいかくのメタモンの場合、追加で適当な性格のゴース
- とくせいが「ほのおのからだ」のポケモン
を用意しましたね。
いよいよ、育て屋さんを利用して、タマゴをたくさん孵化させまくる、孵化厳選の作業です!
まずは用意した適当なゴースと、「おくびょうなせいかく」のメタモンを使って、「おくびょうなせいかく」のゴースを孵化させます。
はじめから「おくびょうなせいかく」のゴースを用意していた場合、この手順は飛ばして大丈夫です。
おくびょうなせいかくのメタモンにかわらずのいしを持たせる
1でかわらずのいしを持たせたメタモンと、適当な性格のゴースを育て屋さんに預ける
タマゴが発見されるまでうろうろして、タマゴが見つかったら受け取って孵化させる
生まれたゴースが「おくびょうなせいかく」であれば終了。違ったら3に戻る
また、とくせい「ほのおのからだ」のポケモンは、手持ちに入れているだけでタマゴが孵化しやすくなる、という隠れた効果があります。!孵化厳選の際は必ず手持ちに入れておきましょう。
ちなみに、タマゴを孵化させる際は育て屋さんの前とコガネシティ北の門までを往復すると比較的楽ですよ。
さて、「おくびょうなせいかく」のゴースが用意できたら次次!
続いて、すばやさまたはとくこうが最大、かつ「おくびょうなせいかく」のゴースを用意します。すばやさ、とくこうのどちらかはどちらでもいいのですが、今回は例としてすばやさ、ということにしておきます。
すばやさの個体値が31のメタモンにパワーアンクルを持たせる
おくびょうなせいかくのゴースにかわらずのいしを持たせる
1,2で用意した2匹を育て屋さんに預ける
タマゴが発見されるまでうろうろして、タマゴが見つかったら受け取って孵化させる
生まれたゴースが「おくびょうなせいかく」であれば終了
パワーアンクルの効果ですばやさの個体値が31のゴースしか生まれてこないので、あとはかわらずのいしの効果が発揮されるor普通におくびょうなせいかくのゴースが生まれてくる52%を引ければ終了です。
ここまでくればもうちょっと!次の手順で、とくこうとすばやさの個体値が31、なおかつおくびょうなせいかくのゴースがゲットできます!
とくこうの個体値が31のメタモンにパワーレンズを持たせる
おくびょうなせいかく、かつすばやさの個体値が31のゴースにかわらずのいしを持たせる
1,2で用意した2匹を育て屋さんに預ける
タマゴが発見されるまでうろうろして、タマゴが見つかったら受け取って孵化させる
生まれたゴースが「おくびょうなせいかく」であればジャッジくんのところに連れていき、個体値を確認。すばやさの個体値が「さいこうのちからをもっている」判定であれば終了
パワーレンズの効果でとくこうは必ず31になるので、すばやさの個体値が遺伝の抽選2/5から選ばれ、かつゴースから遺伝される1/2、なおかつおくびょうなせいかくが遺伝する1/2ということで、確率はだいたい1/10ぐらい!今までに比べるとだいぶん大変ですが、これが終われば厳選は終了!
しゃかりきなりきりはりきり、頑張って自転車を漕いでタマゴを孵化させていきましょう!
ゲンガー以外のポケモン、それこそ4世代でめちゃくちゃ強いガブリアスなんかを育てたい場合も、だいたい同じ手順でだいじょうぶ!
ガブリアスはこうげきが高いポケモンなので、こうげきとすばやさを同じような手順で遺伝させ、とくこうが下がりすばやさが上がる「ようきなせいかく」のガブリアスを育てると良いでしょう。
ちょっと脱線?伝説のポケモンを厳選してみよう!
さて、ここまでで孵化厳選のお話は終わり!
…なんですが、最後にちょっとだけ蛇足!
4世代のバトルタワーダブルでは、先ほど紹介したガブリアスとともに、伝説のポケモンであるサンダーがとても活躍してくれます!
ですが、サンダーはタマゴが発見されないポケモンです。孵化厳選はできない、ということですね。
じゃあどうするのか?という話なんですが、途中で紹介したシンクロを利用して狙ったせいかくが出やすくしたうえで、冒険の中で出会えるサンダーを厳選しちゃおう!というお話です。
目指せ素早いサンダー!
さて、サンダーは、DPt、HGSSのどちらでもゲットできるポケモンです。
じゃあ好みのソフトで!……とはいかず、基本的にHGSSを推奨。というかDPtのサンダー厳選はやってられません(理由は気になる人は調べてね)!
というわけで、HGSSでサンダーを厳選しましょう。用意するものは以下。
素早さのステータスが131のポケモン
サンダーを捕獲するためのわざを覚えたポケモン(みねうちやさいみんじゅつなど)、またはマスターボール
「おくびょうなせいかく」かつとくせい「シンクロ」のポケモン
捕獲要員はポケモンゲットの基本ですし、とくせいシンクロについてはゴースの厳選例でも紹介しましたね。
見慣れないのは一番最初の「素早さ131のポケモン」だと思います。
ここが野生厳選のキモともいえるポイントです。
いちいちサンダーの前でレポートを書いて、サンダーを捕獲して、狙った能力値じゃなかったらリセット……という風にしてもいいんですが、時間がめちゃめちゃかかってしまいますよね。
そこで、「遭遇したサンダーのすばやさ個体値が31だったらサンダーに先手を取られ、それ以下だったらサンダーより先制して動けるポケモン」を用意して、バトルの最初の行動順ですばやさの個体値を判定してしまおう!というのが、今回の厳選方法になります。ケーシィはひんしで先頭に置いておき、シンクロの効果だけ発揮してもらいましょう。
具体的には、サンダーのすばやさ個体値が30~31、かつすばやさが上昇する性格の場合、サンダーのすばやさは132になります。29の場合は130となるので、素早さのステータスが131のポケモンを用意してバトルすることで、短いスパンですばやさが最高のサンダーを厳選できる、というわけです。
捕獲した際におくびょうなせいかく、かつすばやさのステータスが132であれば、すばやさの個体値は30か31のどちらか。ジャッジくんのところに連れて行って確認してもらいましょう。「さいこうのちからをもっている」とジャッジされれば、厳選は終了!
できればとくこうなど、すばやさ以外のステータスも高いほうがいいですが、そこはハードルの高い野生厳選。
すばやさ個体値が31、かつおくびょうなせいかくのサンダー、ぐらいで妥協しておくのが精神衛生上は良いと思います。
たとえ個体値は孵化厳選したポケモンに及ばなくとも、もともと種族値の高い伝説のポケモン。きっとバトルでも活躍してくれますよ!
もし厳選するにしても、とくこうが20以上、といった具合に、ある程度現実的なラインに妥協点を置かないとバトル施設の攻略より厳選がメインになっちゃいます。
…まぁ、そういった厳選作業自体を楽しむ人も一定数いるので、やりたいならガンガンいくぜ最後まで!の精神で楽しんで大丈夫です!やるべきことはありません、やりたいことをやりましょう!(パルデア脳)
ちなみに、マジで余談として、ポケモンの個性を確認すれば個体値が30か31かわかったりもします。気になる人は以下を読んでみてね。
余談の余談
サンダーのすばやさの判定ですが、とくせい「プレッシャー」の発動順を見ることでも判定することができます。
場に出た時に発動するとくせいは、すばやさの高い順に表示が出るため、とくせい「プレッシャー」かつすばやさのステータスが131のポケモンを用意しておけば、サンダーのプレッシャーが先に発動したらすばやさ個体値30~31のサンダー、こちらのポケモンのプレッシャーが先に発動したらすばやさ個体値29以下またはすばやさが上昇しないせいかくのサンダー、という判断ができます。
5世代以降であればプレッシャー以外の場に出た時に発動するとくせいでも、ほぼすべての特性がすばやさ順に発動するように仕様変更されているのですが、4世代ではプレッシャーはプレッシャー同士、など同じグループの特性でなければすばやさ順のルールが適用されません。
とくせいプレッシャーのポケモンは、マニューラやアブソルのほか、伝説のポケモンであるエンテイやスイクン、サンダーの仲間であるフリーザーやファイヤーなど。もしこれらのすばやさ131個体を用意できるのであれば、使ってみるのもアリかもしれません。
おわりに
長くなりましたが、4世代の厳選に関しては以上!本当はバトル施設の攻略記事のつもりだったんですが、知識のない人でもリボンを集められるように!と書き始めた結果、ステータスの仕組みをイチから説明するとても長い記事になってしまいました。
これぐらい知ってるよ!という人も読んだ方の中には多いと思いますが、それはそれ。
次回は具体的にバトルタワーの攻略において俺が使用したポケモンなどを紹介するとともに、努力値の振り方など、厳選したポケモンをどう育成するのか?といった話をしていきます!
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