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【林田と一緒に三国志(1)】泣く子も黙る・張遼

どうも。林田です。

僕のTwitterをフォローしてくださってる方や、過去のインタビューをご覧になっている方はご存知かもしれませんが、僕は「三国志」がとても大好きなのです

ということで、いきなりですが、三国志に登場する人物を紹介するコラムのような記事を定期的に書いていこうかと思います。
三国志を知っている方も知らない方も、楽しんで見てくださると嬉しいです。

あと、三国志の時代を生きた人物の生き様から今の時代にも通じるな、と思った内容を、林田の視点で引き抜きながら説明していこうと思います。

まず第一弾は、僕の憧れの人物でもある武将・張遼を説明していきます。


曹操軍に入るまでの張遼

恐らく三国志のゲームを楽しむ方は、曹操率いる「魏」の武将であるイメージが強いと思いますが、元々は丁原という人物の配下の武将でした。

この丁原という人物は、黄巾討伐軍司令を任された大将軍・何進の配下で、後漢王朝を腐敗させていた宦官と呼ばれる人物を誅殺するために動いていた人でした。
しかし丁原は、皆さんご存知、三国時代最強の猛将と謳われる人物で丁原配下の将・呂布により殺されてしまい、呂布も張遼も、一緒にそのまま董卓の配下となります。

その後、王朝を牛耳った董卓の元で、河北の将・袁紹率いる反董卓連合軍と戦います(真・三國無双シリーズなどで「虎牢関の戦い」で張遼が董卓軍に所属しているのはこの為です)。

最終的に董卓は呂布に殺され、張遼は呂布と一緒に王朝を逃げ出し、過去は敵だった袁紹の元に身を寄せ、山賊(黒山賊)討伐に精を出します。

しかし呂布が袁紹の元を去ると一緒に袁紹軍を後にし、色々な所を転々としたのち、最終的に下ヒという場所で独立した呂布の軍の将となります。

この下ヒという所で、呂布軍は曹操・劉備連合軍と決戦になり、呂布軍は敗北。呂布は殺され、張遼はこれから長きにわたり主君となる曹操に見出され、曹操軍の将となります。
ここからようやく、曹操軍(魏軍)の武将としての張遼の戦いは始まります。

曹操軍に加入した張遼

呂布死亡後は曹操軍の武将として、様々な戦場を転々とします。

曹操軍に加入してから、張遼が大活躍した戦があります。

それは合肥の戦いです。

この戦いは、曹操軍が孫権軍からの侵攻を防ぐ守備の要衝、合肥で勃発した戦いで、張遼率いる7千人の曹操軍が、荊州南部を支配した孫権自ら率いる孫権軍10万人の孫権軍に勝利した「リアル三國無双」と呼ばれる戦です。

この合肥の戦いで、張遼と一緒に合肥を守っていた曹操軍の武将は楽進李典しかおらず、しかも張遼・楽進・李典の3名は不仲だったとされ、置かれた立場は最悪でしたが、この3名は「国家の危機を防ぐために、過去のしがらみを引きずっている訳にはいかない」と結束し(楽進・李典は董卓軍時代の張遼に身内を殺されていたりと、張遼に対して恨みを持っていたとされていた)、孫権軍に勝利します。

この合肥の戦いで孫権軍の侵攻を防いだことが、魏・呉・蜀漢の三国時代の地図を今に語り継がれる地図にした決定的な戦とも言われており、歴史的にも重要な戦でした。

また、この戦で張遼は獅子奮迅の如き戦いを見せ、孫権軍の兵士を恐怖に陥れました。このことから孫権が治める領地・荊州南部では子供が泣きやまない時に親が「泣きやまないと張遼が来るぞ!」と躾けたとされ、今に伝わる「泣く子も黙る」が生まれました。

この合肥の戦いの後、曹操は死亡し、曹操の子・曹丕が後漢王朝の帝位を奪って魏を建国します。
魏王朝が興されてからも張遼は寿命まで戦場を駆け抜き、50代後半で病死しました。

張遼から学ぶ、今にも通ずること

ここまで張遼という人物を簡単に説明していきましたが、この記事をご覧になった皆さんは張遼をどう思いましたか?

僕は張遼を「世渡り上手」だと思っています。

丁原の時代から魏の時代まで数多くの主君に仕えていましたが、どこでも重用されています

この時代、安易に主君を鞍替えして殺された人物は多くいますが、張遼はどこでも主君に重用されています。
合肥の戦いの張遼・楽進・李典の3名の例のように、「過去のしがらみを引きずらない」姿勢は素晴らしいと思いますし、何よりも戦場での実績を積んでいく張遼の生き様は、現代のクリエイターでも通ずるのではないでしょうか


どこでも自分のパフォーマンスを最大限発揮し、実績を残し、主君(この時代でいうなら経営者になるのかな?)に重用される張遼の生き様、皆さんも是非注目してみてはいかがでしょうか。

今後も僕が今の時代でも通ずる功績や事績を残した三国志の人物を紹介できればと思いますので、三国志が好きな方やこのような歴史の事柄を現代に転化した内容の記事に興味を持った方は、是非フォローしてみてください!(Youtubeでよくある「チャンネル登録とグッドボタンよろしくお願いします!」みたいなノリ)

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