私たちは子どもに何ができるのか
こんにちは!2回目の投稿になります。
先日は、娘の4歳の誕生日でした。リクエストのケーキとピザを一緒に作ったり、お絵描きをしたりと自宅で過ごしました。
今は色々と大変な状況ではありますが、嬉しそうに絵を描く娘を見ていたら、子どもにとって今を楽しく生きることが何よりだなとしみじみ思いました。
私も、楽しく、充実した今を生きていきたいと思います。
タイトルは、最近読んだ本の名前です。
HELPING CHILDRN 私たちは子どもに何ができるのか 非認知能力を育み、格差に挑む 著者 ポール・タフ
保育の現場の中で保育者が子ども達にできることは何があるだろうかと、悶々と考えていた時期に出会えた本です。
幼稚園や保育園のような集団生活って何の為にあるのだろう。
我慢ができるようになるため?協調性を身につけるため?先生の話を聞いて、その通りに行動できるようにするため?
「素晴らしい保育だ」「指導力のある先生だ」と周りから評価されても、子ども達一人一人が興味を持って意欲的に取り組めていなかったり、取り組んだ事に達成感や満足感を感じていなかったり、何より安心して園生活を楽しく過ごすことが出来なければ、その保育は子どもにとってどんな意味があるのだろうと思えてしまいます。
この本を読んで特に感じたことは、子ども達を取り巻く環境が、子どもの成長・発達・学力・人生にいかに影響を及ぼし、そしてその環境が、いかに大切なのかということ。
『非認知能力は、読み書き計算のように教えて身につくものではない。環境の産物なのだ。』
「非認知能力」という言葉を保育の分野ではよく耳にします。非認知能力とは、やり抜く力、好奇心、自制心、楽観的なものの見方、誠実さという気質、スキル。読み書き計算や分析の能力などの「認知能力」とはまた違うスキルです。
「非認知能力」を伸ばすには、どうしたら良いかとやり方を説明したり、読み書き計算を習得する時のような同じプロセスを行っても伸びるものではないということ。まさに子どもの生活、家庭、学習、人間関係、遊びなどの環境から生まれるものだということ。
様々な問題のある家庭環境で育った子ども達への支援や教育の方法を研究し、科学的根拠に基づいて実践された数々の事例が書いてあります。 子ども達との向き合い方についてとても考えさせられました。
保育や教育に携わる方々だけでなく、子育て中の方にもおすすめの一冊です🙌
最後に少し余談です。
私が親として学校や園に求めているものは何だろうと考えた時、子どもを共に育てていくパートナーでいてほしいということでした。 (もちろん常識の範囲内で)
親だから…と何か見栄を張るのではなく、一人の人間が親という役割をどんなプロセスを踏んでいくのかということをなるべくありのままを見てもらいたいなと思っています。包み隠さず見せるわけではないです🙈
なるべくフラットでいたい。シンプルに物事を考えたい。子どもに対しても、親としても、保育者としても。
その都度考え、迷い悩んだ時には先生に話したり意見を伺ったりしながら、共に子どもを見つめていきたいということです。
私自身も良きパートナーとしての保育者になれるように、日々頑張りたいと思います🍀
拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました(^ ^)
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