自分の好きを武器に。

とりあえず、経緯を書いても仕方がない(実はこのテキストを書く直前まで、心が駄目になった経緯を書いていた)!

心が駄目になった末、どうして我慢するのをやめたのか、そうすることでどんな変化があったかが肝要だ。

端的に言うと、そうすることが楽しかったから。
そして、結果的にそうした方が、物事がいい方向へと転がるケースが多かったから。

ひとつ例を挙げてみよう。仕事の話について。
ウチの会社は、色々な企業の出す商品のパッケージをデザインしたり、版権キャラクターのグッズをデザインするのが主な業務だ。

そんな環境の中で、自分は営業と言う立場でありながら、得意と自負している企画を推し進めた。
クライアントから仕事を受けるのではなく、こっちから企画を提案し、新しい仕事を作る。

成功すれば、クライアントの信用も得られるし、その信用が担保になって、また別の案件に繋がり、クライアントも増えていく、と。

でもね、企画って引く手あまたな割に、お金にならないんだよねぇ。
無償ベースで企画を求めてきたクセに、出したら出したで返事は帰ってこなかったり。

ただ、馬車馬のように、あらゆる企業を回って「仕事ください!」なんて営業は今時通用しないし、むしろ嫌がられるだけ。
何故なら、自分がメーカーで企画をしている立場だった頃、そういうタイプの営業が大嫌いだったから。

そもそも、お願いしたい案件があればこちらから声をかける。お願いしたい案件がないときに来られても困るのだ。
来たら来たで一応対応しなきゃいけないから、その間は仕事が出来ないし。

特に自分の場合は、集中しているときに横槍を入れられるのが、ポテトサラダに入っているキュウリくらいに嫌い(周りのポテサラ部分をキュウリの青臭さで侵食するから)なので、せめて自分はそうならないように、むしろ先方から「来て欲しい」と言われる存在にならなきゃ!と思うワケです。

でも、それは今の会社では事例の少ないスタイル。
だったら作るしかねぇだろ!の精神で推し進め、ようやくお金と信頼を得られるようになりつつある。

あとは「これについてなら、自信をもって語れる」という武器を持っていること。余程公序良俗に反するようなものでなければ、どんなジャンルのことでも、なんでもいいんです。

マニアで結構。オタク上等。これが己の武器なんだから。

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