月光に照らされて

今日は夕飯のあと、小2の息子とアイスを買いに行った。

月がきれいに見えている一本道をてくてく歩く。

最近、外だと手をつないでくれないときもある。

もぞもぞと離れるその手に、何かが終わっていく切なさと何かが芽吹いていく力強さを同時に味わい、気づくと手がこぶしになっている。
自分の中の何かを抑えているのかもしれない。

月に照らされた影を見つめながら、たわいもないおしゃべりをしてアイスを買いに行く道を短歌に詠んで自分の中にパックしておきたい。

引きよせたきみの手するり離れては
こぶしをにぎるわれを月が見ている

手を引き寄せて握り返してくれる時、その瞬間にありがたみを感じ、
「あと何回」という言葉がいつもこだましています。

毎日、共にいてくれる息子へ

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