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紹介するなら私よりすごい人じゃないと意味がない

とあるプロジェクトで、「先生」と呼ばれる方々に、「これを売るためのプランを考えるのに協力してくれないかな(タダで)」と依頼された。

その「これ」が、割と素敵なもので、かつ、先生たちの理念が魅力的だから、できる範囲で、という限定での協力をすることにした。

この時点では、先生たち相互の、そして私やそのほか数人の周辺の人々の、「善意」しか、推進力がない。

「これ」の発案者たる核先生は、所謂先生で、商売に疎いけど地味にお金に飢えている。

人々の善意に頼った「運動」が、商売につながるラッキーなことも時としてこの世には起こるものだけれど、そのラッキーは頼りにするにはあまりにも頼りない。従って、「これ」を商売の道具たる「商品」にするためには、エンジンが必要だった。

そのエンジンになり得る人を紹介してくれないかな?と、核先生に依頼されて数年?うっすらぼんやり、誰かいるかなー?と思っていた。( なんたって、タダで頼まれてるんだし)

ようやく思い付いた人を紹介したら、当初先生は大喜び。「素晴らしい人を紹介してくれて、ありがとう!」

今日、満を持してテコ入れミーティングをセットしたら、ビックリ先生ご不満げ。

商売にするには、あれしなきゃ、これしなきゃ、と耳の痛いことをたくさん言われて、ヘソを曲げてしまった模様。

たしかに私は、これまで、

先生!先生!

と、持ち上げてきた。

先生は人間的にはとても素敵だし、クレバーだし、善人だし、好もしい思想だし。

でも、これを商売にしたいと言ったのは、先生、あなたです!商売にするには超えなければならないハードルが沢山あると、これまで散々申し上げて参りました。(聞こえてましたか?)

紹介して欲しいと言ったのも、先生、あなたです!私で足りるなら、他の誰かを紹介してくれとは、仰いませんよね?(紹介するなら、私よりすごい誰かでなければならないのは、明らかです)

と、いうことは、私より耳の痛いことを言われる覚悟は、ございませんでしたか?

人を紹介するというのは、こういうこと。私は、私よりすごい人じゃなければ、紹介できない。

人と人の関係って、お金とお金じゃないもののバランス。


「 これ」がこれを乗り越えて、爆発的ヒットしたら、良いなー。

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