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クリスマスにローストビーフサラダを売りまくる!(試食販売体験談③)

この記事では試食販売(マネキン、推奨販売ともいいますね)のふだんの一日の解説をしていきます。

よく見るスーパーの一角でやっているアレです。

今回の商材は「ローストビーフサラダ」でした。

試食販売は「高額アルバイト」によく分類されている、とても魅力的なお仕事です。

今回は体験談なので、試食販売の雰囲気を味わってもらえればうれしいです。

私の奥義のひとつ「バナナのたたき売り戦法」が炸裂しています。

今回はクリスマス直前の12月22日のお仕事で商材は「ローストビーフサラダ」でした。

クリスマスは華やかなイメージがあります。

こういう特別なイベントの時にどうやって売っていくか?

試食販売のやり方やコツなども少し紹介しています。
多少でも役に立ったらうれしいです!

今回のお仕事

今回は地方というか田舎の大型ショッピングモールでのお仕事です。

クリスマスシーズンということでお客さんの入りも上々。

昨年うちの会社のものかわからないですが、試食販売員(マネキン)が大ポカをやってしまって全然売れてなかったらしいです。

「私で大丈夫か??」と心配しながら向かいました。

入店

10時からお仕事を始めたいので8時半くらいには入店します。

会社に連絡を入れてお仕事する場所に向かいます。

9時オープンでまだ8時半なのに

もう他社の試食販売員(デモンストレーター)さんたちが販売スタートしそうな勢いです!

今回は数社から試食販売員を集めて

盛大にローストビーフやローストポークを売り込む作戦らしいですね。

それにしてもほかの試食販売員さんは

まるでモデルかアイドルかというほどの若くて美人さんばかりでした。

声もよく通ってうらやましいかぎりです。

仕事前のやり取り~開店準備

グチはこれくらいにして‥仕事場の担当者にあいさつを・・・。

担当者は私をひと目見るとあからさまにがっかりしてます。言いたいことはわかりますが仕方ないことです。

昨年ほかの試食販売員がポカをやらかしてほとんど売れなかったそうです。

バックヤードの私の作業場と、売り場の私の売る場所を確認してさっさと準備を始めます。

ここでは売り場で包丁を使うのが禁止なので、バックヤードで試食の準備をします。

あとは担当者にローストビーフサラダのストックの確認をします。

みんなが「売れるわけがない」と思っているのかちゃんと教えてもらえません。

仕方がないのでさっさと準備を済ませます。

担当者に「私が何を言っても絶対にこっちに来ないでください!!」と強く念を押して10時すこし前にお仕事開始です!

今回は私の奥義を炸裂させてやります。

担当者がいるとやりにくくなるので近くに来てほしくないんです。

敵情視察

・・・とその前にあいさつがてら敵情視察を。

もう9時から販売開始しているそうで、まだ売れてはいないみたいでした。

9時にスーパーが開店だったから仕方ないですね。

今回は美人の若い試食販売員さん×2のコンビが3組いました。

スーパーもずいぶんな力の入れようです。

この方たち×2組は生肉からローストビーフを実演で作り、試食販売して生の牛肉を売っていくようですね。

おそらくですが別の会社どおしで競わせてるのかなあ?

もうひとつの組はローストポークのかたまりを切りながら試食販売して、ローストポークのかたまりを売っていくと。

私はローストビーフのサラダ大と小の2種類を売るようです。

ふむふむ・・・。私の商材が一番売りやすそうですね♪

開店

さあて私もがんばりますか!

つかつかといきなり担当者が近づいてきて(おいおいおい来るなって言ったのに‥)

「俺はこれから休憩と会議で3時間空ける。必死に売れ!」と言われました。

「はい!がんばります!」とさわやかな笑顔で返事を返しておきました。

前回がひどかったので担当者さんの気持ちはわかります・・・が。

まあ見ててくださいな♪

さてあらためて試食販売スタートです!

今までのやり取りはお客さんには関係ないです。

さっぱり忘れてお仕事おしごと。


バックヤードで準備した、お寿司のしょうゆ入れで使う小トレーに入れたローストビーフサラダの試食を、「魔法のことば」で声かけしながら笑顔でお客さんに渡してゆきます。

それから「バナナのたたき売り戦法」を開始します。

試食をばらまいて、お客さんをたくさん集めて、一気に売りさばきます。

ひとセット終わるとそそくさとお掃除をして、試食セットを持ってバックヤードに撤収します。

試食販売の人がいないほうが買いやすいお客さんもいるんですよ。

だからわざと売り場からいなくなる時間を作ります

そして次の準備にかかります。

しばらくして売り場の商品がなくなってきたら、ささっと数十個商品補充をして第二回目開催です!

最初のお客さんとのやり取りを、遠いところから担当者がながめていて頭を抱えて泣きそうになっていましたが、知らないふりをしてガンガン仕事をしていきます。

どれだけ販売するべき量が控えてるのかわからないので、とにかく急いでがんばって売ります!(本来はこれくらい売ってほしいなど言われます)

最初こそ私を笑っていたパートさん達でしたが、途中から青ざめていました。

担当者が返ってくる3時間以内にバックヤードのローストビーフサラダを売りつくしてしまいました。

13時過ぎに担当者が帰ってきてがくぜんとしてます。

私がにこやかに「チーフ、次の売るサラダを出してください♪」

まさか本当に在庫がないなんて思ってなかったので担当者をせかします。

実はこれは12月22日、23日、24日の3日分で300セットだったそうです。

これからお客さんがいっぱい来るって時に売るものがない!

そのまま休憩に出されました。

・・・チラシが入った売り込みの大事な日なので、休憩を短めに切り上げて戻ってきました。

結局もう売るものがないそうなので、

となりの弁当屋さんにまわされて、できたての弁当のアピールや商品整理、

迷子の子供さんをサービスカウンターに連れて行ったり、

おばあちゃんの買い物の手伝いをしていち日を終えました。

おつかれさまです。

今回の報酬

今回は時給1500円×8時間の予定でしたが、担当者さんから報酬はそのまま出すから6時間でいいといわれそのまま終了となりました。

会社にはありのまま伝えてビックリされましたが無事終了です。

その後会社に「あの子をうちの会社の専属にして・・」と打診があったそうです。

うれしい話なんですがいくら交通費が全額出ても、家から100キロも離れているのでお断りしました。

でも定期的に指名をもらって、楽しくお仕事をさせていただきましたよ。

あとがき

クリスマスの売り出しの時に広告までしっかり入れて、たった300セットしかなかったんですよ。
あっという間に売り切れてしまいビックリでした。
まあ、前の試食販売員がかなりダメだったんでしょうね。

仕入れを減らすのも仕方ないかもしれません。

今回は少し特殊な例でした。

普段の試食販売の雰囲気は多少は味わえましたか?

試食販売は「思うように売れるようになったら楽しいお仕事です」

↓ ↓ 私のワザは全部このNOTEに書いてあります ↓ ↓

【完全版】試食販売のやり方 極意|夕張メロン|note

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