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試食販売の始め方(初心者向け)

この記事では「試食販売を始め方」を解説しています。

「試食販売ってどういう仕事なんだろう?」と興味を持った方向けの内容です。

時給や応募からひと現場終了まで、ざっくりとですが流れを解説しています。

高額のアルバイトの中にも入る試食販売(マネキン、推奨販売ともいいますね)についての体験をここでは書いてゆきます。

私は3年のキャリアがあり一応プロの端くれでもあります。

皆さんの思う試食販売のお仕事と、実際の現場でのお仕事とはどう違うのか、私の経験をもとに書いていきますね!

高額アルバイトに興味ある方、
人生一発逆転を狙える仕事を探している方、
超低リスクで独立を考えている方、
何かの参考になると思います。

試食販売とはどんな仕事でしょうか?

試食販売(マネキンとか推奨販売ともいいます)とは、スーパーや百貨店などで試食を配りながら商品をアピールして、試食を食べてくれたお客さんにできれば買っていただくお仕事です。

商品のアピールのみ、お店のイベント時に試食を配ってお店に来店された客さんに、サービスのためにってこともまれにあります。

基本的に試食販売は「高額なアルバイト」に分類されています。

だいたい時給1200円~2000円くらいでしょうか?

普通のアルバイトよりは時給がいいです。

試食販売のお仕事は「ただ突っ立ているだけ」に見えなくもないですが、実はいろんなことをやっていかなくてはいけません。

そうしないと本当に売れません。

「試食販売」と「デモンストレーター」との違い

「試食販売」と「デモンストレーター」は仕事の内容はよく似ています。求人募集ではひとくくりにされていることも多いです。

何がちがうか?というと

「試食販売」は商材を試食できるところまで切って、試食用のお皿にのせたりしてお客さんにアピールして売っていきます。

「デモンストレーター」(実演販売ともいいますね)は食材や商材そのものを売るために、最初からお客さんの前で調理したり実演したりして、試食もしてもらいながら食材や商材を買ってもらいます。

「コストコ」などでよくやっているのもデモンストレーターさんですね。

デパートでやっている「包丁などの切れ味を試す」などのパフォーマンスもデモンストレーターのお仕事です。

プロのデモンストレーターはその商材専門の人って場合が多いです。

さて、次からは「試食販売」のお仕事に応募するところから解説を始めますね。

試食販売のアルバイトに応募する

応募~採用まで

試食販売の求人は

  • 大手の求人雑誌やサイト

  • ハローワーク

  • スーパーの掲示板の募集

にたくさん載っています。

それだけ雇う側からすると人手不足なんです。

『PR』『デモンストレーション』『サンプリング』『推奨販売』『マネキン』なんてキーワードで載っていることもあります。

電話やネットから応募すると電話連絡があり、会社での履歴書持参で普通の面接があります。

仕事のパターンがいくつかあって、

  • 1日だけの単発アルバイトタイプ、

  • ひと現場(4日から1週間くらい)を任せられるタイプ、

  • 凄腕の売り手さんのサポートでひと現場お手伝いするタイプ

がありました。

私の場合は「半独立」というスタイルをさせてくれる会社を選んだので、会社のルール内で自分の裁量でお仕事することがいずれは出来ます。

時給制ではなく自分で仕入れて売れたら自分の利益になります。

自分でお店を構えることを考えると小リスクハイリターンですね!

試食販売員の年齢層

アルバイトの方や社員さんがいて、

高校生の学生の方から年配の方までみえましたよ。

アルバイトの試食販売員さんは女性が多いようです。

私が所属していた会社では半数の方が男性でした。

結構おどろきでした。

試食販売のお仕事の研修

会社によってはそこでひと通りの試食販売の練習をさせてくれるところもあります。

もちろん何もなしでいきなり現場に放り込まれる会社もあります。

私の場合には最初はその会社の一番の売り手さんが新規販売ルートを開拓するということで、見習いとして研修がてらお手伝いに参加させていただきました。

お客さんにもみくちゃにされながら、いろんなお仕事のことを指導されて1週間必死に学びました。

次に会社で2番目に売る売り手さんのもとで普通のスーパーでの研修を1週間学びました。

最後に会社で1番仕事ができない売り手さんのもとで1日研修をさせていただきました。

研修期間は時給800円でした。

試食販売の報酬(アルバイト・半独立)

普通800円~1000円の時給のアルバイトに対して、

・試食販売のアルバイトは1200円~2000円くらいの 時給のものもあったりします。

 繁忙期にはお給料にさらに上乗せしてくれたり、いっぱい売れたら臨時ボーナスを出してくれるところもありました。

・私のように試食販売員として「半独立」のような形もあるところもあります。

私の場合は自分で会社に発注して仕入れて、現場で売って、利益が出たら自分の利益、損が出ても自分の損というシステムでした。

場所代とかはなかったんですが、その分仕入れが高めで、売価の半額くらいの仕入れでした。

現場の選定は会社が売り手の実力に合わせて色々決めてくれます。

ある程度実力が認められると「物産展」をさせてくれるようになります。

●私の場合は最近の単発アルバイトのお仕事の時には、時給1500円くらいのものが多いです。

さらに予定量完売してボーナスももらったりもありました。

会社にいたころには自分で商売していたので、全経費(食事代やホテル代、交通費も含んで)を引いて日給換算で最低1万円、

最高で日給12万円ってこともありました。

これは最低保証とかではないです。

全部自分の実力で稼ぎます。

あと物産展は別でもっとすごいです。

●師匠の稼ぎ

私の師匠は最高で日給20万円!もあったそうです。
師匠は最高でひと現場200万円取れたこともあるそうです。

私の場合はひと現場4日から1週間が多いので、ひと現場最低4万円の利益でした。

配置される現場次第ってこともあります。

基本的にある程度実力がついてきたと会社が判断すると、いい現場に振ってくれることが多くなります。

試食販売ではどんな商材があるのか?


扱う商材も色々あって、

  • スーパーの野菜のたたき売り

  • 普通のお惣菜

  • 健康ドリンク

  • 高額な餃子やシュウマイ

などいろいろやらせていただきました。

デモンストレーターのお仕事で

  • お肉から作るローストビーフ

  • 超高級食材A5ランクのステーキ

をお客さんの目の前で生肉から調理して、試食販売することもありました。

北海道物産展のコーナーを一つ丸ごと請け負うこともあります。

試食販売の準備

防寒対策が必要です。

スーパーの中での販売が主になります。

だから「寒い」ことに対策が必要です。

特に冷凍コーナーあたりでのお仕事の時にはどんな季節であろうと真冬に外にずっといる感覚での防寒が必要になります。

現場の方からあまりよくみられてないことが多いです。

ものすごく美人なモデルさんのような方ならわからないですが、外見が普通の人にはあまりいい対応はされないことが多いです。

私もスーパーの現場で、始めはボコボコに文句を言われることもありました。

皆さん自分の仕事に追われているので仕方のないことだと思います。

とにかく早く売り場に商品を出さないと!と焦っているところに、部外者がうろうろしていたらムッとしますよね?

ある程度割り切るしかないと思います。

試食の食材の代金はあとで支払われることが多いです。

試食販売で使う商品は

  • 予算が決まっていてその範囲内でやる場合

  • 自分で買い取ってやる場合

と現場によって違います。

自腹の場合は会社のほうに申請すると後で全額支払いがあります。

だから1万円くらいは持参していくといいです。

最低限の小道具を持っていくといいです。

現場では自分用の道具置き場は無いに等しいので貴重品を入れて置けるポーチを腰につけておきました。

使い捨てのビニールの手袋、
消毒用アルコールスプレー、
試食用のセット、
試食を作るためのセット、
小さな看板、
POP用の紙やペンなどなど
会社や現場で支給されることもあります。

必要なら近くの100円均一で買うこともありました。

のどを潤す水分は必須です

ずっと声を出し続けることになるのでのどを潤す水分は必須です。

口臭を抑える飴さっと食べられる軽い食べ物もあってもいいと思います。

全然売れていないのにゆっくりごはん休憩なんて行ってられないこともあります。

逆に売れまくって何も食べているヒマがないこともありました。

身だしなみ

白シャツ、黒パンツ、黒い靴、エプロン、三角巾です。

会社で指定されることが多いですね。

衛生上、マスクとビニール手袋をつけていましたね。

髪が肩より長い場合はひとつに結び、前髪やサイドは三角巾から出ないようにピンでとめます。

爪は短く切り、ネイルは禁止。

アクセサリーや派手な髪色もNGです。

香水や柔軟剤、シャンプーなどのにおいも無いほうがいいです。

試食販売のお仕事の流れ


1週間前~数日前 

会社からこんな仕事があります。

どうしますか?と連絡があります。

自分から会社のサイトで検索して見つけることもあります。

できれば自分の得意な商材のほうがやりやすいですからね!

前日まで

・現場への行き方の確認。

自分の車で行くのか?
駐車場はあるのか?
公共交通機関でしか行けないのか?

ネットのMAPを使っていろいろ検討します。

・必要と思われる小道具の準備。

例えば

売りたい素材に合わせた服装。

自分のお店の前に出す看板。

野菜やお肉、魚など

実演販売(素材から作って試食してもらい、素材を買っていただく)の時には「自作のレシピ」をつけています。(数量限定ですが)

当日の準備

●現場まで開始1時間前までに到着して、会社に連絡を入れます。

●現場での担当者や責任者にあいさつをします。

〇現場での確認事項をいろいろ注意されます。

結構想定外なことも言われることもありました。

場合によっては会社に電話連絡をして指示を仰ぐこともあります。

●現場での試食販売をする場所の確認

  • お客さんの流れはどうか?

  • お客さんの年齢層はどうか?

  • さらに必要な小道具はないか?

  • どこに看板を置いたらいいか?

●試食の準備をする場所の確認

バックヤードに作業場所や商材の在庫の保管場所の確認

ほかに働いている方へのあいさつをひと通りしておきます。

ここでいろんなアドバイスをもらうこともあります。

さあお仕事スタートです!

ながながと準備に時間がかかりましたが、さあ試食販売のお仕事がスタートします。
まあここまでで仕事の半分は終わっています。
あとは売るだけですからがんばるだけです!

・大きな声でここで「試食販売をやっていること」をアピールしましょう!

・試食をケチらずどんどん笑顔で食べてもらいましょう!

・お客さんを集めることができたら

 商品の説明を丁寧にしてどんどんアピールしましょう!

・試食台や試食に使う用具は常に清潔に保ちましょう!

・手洗い、除菌の徹底をしましょう!

・子どもだけのときには絶対に試食品をわたさない!

 (アレルギーなどがあったり、子供だけでは買ってもらえないから)

・できるだけ試食台から離れないようにすること!

・入荷数、売れた数、試食数、試食人数などを把握しておくこと!

 (あとで報告書に記入するためですが、やってられないことも多いです)

・派遣先のお店で購入した商品、備品のレシートを必ずとっておくこと!

 (レシートがないと返金されないです)

・最後まで試食品を切らさないようにすること!

ここまでが一般的に本やネットでよく書かれていることですね。

会社でもこれくらいのことだけ言われてます。

実はこのままではあんまり売れません。

プロとしてもう一つ上のランクの仕事をしていきます。

後片付け

・自分が使った場所を丁寧に掃除をします。

・担当者(責任者)にあいさつをしてサインをもらいます。

・忘れ物がないか再度確認して退店します。

・会社に連絡をして終了です。

「試食販売の始め方」まとめ


試食販売の初心者向けに、ざっくりとした概要を記事にしてみました。

ここまで読んでみて「あー大変な仕事なんだなあ」と思う方が多いと思います。
アルバイトでも結構給料もいいですし、
半独立をできるならば自分の努力次第でかなり少ない元手で大きく稼げる数少ない仕事だと思います。


前に現場の方に気に入ってもらって「専属」でやってもらえないか?なんて打診もありました。

ヘッドハンティングもたまにあります。

〇私は経験がないですがネットでの情報によると、
全然売れなかったりあまりに現場の方に嫌われると、
その場で打ち切られてそのまま帰らされることもあるそうですね。

翌日から別のマネキンが派遣されることもあるそうです。
普通のアルバイト感覚だと難しいのかな??


↓ ↓ 私のワザは全部このNOTEに書いています。 ↓ ↓

【完全版】試食販売のやり方 極意|夕張メロン|note

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