見出し画像

こんにちは


親友の子どもが生まれました。
今日は産後の治療をしに往診へ。

親友とは高校からなので10年の付き合い。
お母さんになったんだなぁとなんだかくすぐったいような、不思議な感じがします。

14週のつわり治療から始まり、落ち着いてきたねぇなんて思っていたら
血腫による出血(これはかなりドキドキしたんだそう)。
血腫がなくなった!と思えば逆子になり。
逆子が戻った!と思えば*切迫早産になり。
*子宮から膣までの出口部分を頸管といって、週数が進むにつれてこの長さが短くなっていきます。この長さが週数以上に短くなってしまうと切迫早産(早産傾向にあるよ)と言われてしまうんですね。

ちなみに28週で2cm台でした(本来なら3㎝後半から4㎝あってもいいくらいの時期)。
これには私もひやっとしたのですが、30週には3.75cmまで戻っていて
「鍼灸こんなとこまでいけるんか、すご。」と私も驚きました。笑

こんな感じに次から次へと起こっていたのですが
その一つ一つ全てに学びがあって、それは治療家の私だけではなくお母さんもです。
毎回毎回、「この子は何を伝えたいんだろう」って考えていたんですね。

妊娠期間を経て、親友は自分の身体を大事にするようになったし
元気でいることって尊いことなんだと気づいていました。

赤ちゃんは命がけでたくさんの気づきと学びを与えてくれたなぁ。いのちってすごいなぁ。
そんな経験をさせてくれました。

色々あったけど、終わってみたら赤ちゃんもお母さんも元気な安産。
助産師さんにも「落ち着いてるね」と言われていたんだそう。
陣痛きた!って朝に連絡があったその日は一日中ソワソワしていましたが、本当によかった。

何よりも嬉しかったのは

「また産みたい」

この一言を聞いたことでした。

そう思えるようなお産になってよかった。
赤ちゃんとその家族の力に少しでもなれたかもしれない。

そんな想いで治療をしていました。


こんなふうに思えるお産が増えたら、
きっと世の中はもっと元気になるし、優しくなるんじゃないかな。

今日は特別な1日になりました。


「こんにちは、会いたかったよ。
元気に生まれてきてくれてありがとう!」


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?